大田新主席来村 平和な家庭、あかるい村をつくろう 有意義だった指導者講習会
大田新主席来村 平和な家庭、あかるい村をつくろう 有意義だった指導者講習会 =一九五九年十一月十七日(火)= 琉球政府文教局の主催による新生活運動指導者講習会は十一月十七日(火)午後一時から午後六時まで村民会館ホールで開催されたこの講習会は「新生活運動を地域に浸透させるため実践上の諸問題を研究せしめ指導者としての資質の向上をはかりその指導力の養成と活動の活発化をはかる」趣旨から行われたもので当日は読谷、嘉手納両村の村役所職員、公民館職員、各字区長、教育委員並びに事務局職員、村議会議員、婦人会役員、青年会役員、PTA役員等約二百人の新生活運動実践協議会の委員が受講した。 講習会日程は次表のとおりであるが特に大田新行政主席は「住民の心をおのが心として血のかよった行政の運営にあたる決意である両村民各位の絶大な強力を御願いする次第である。出来得る限り各地方を廻り住民皆様と親しく話しあう機会を多く持つつもりであるが数多い町村を月に二度も三度もという事は望めないと思うので常に門戸は解放されている。いつでも訪ねてほしい」と就任の挨拶があり、また討議は「よりよき結論を生み出すための建設的な討議であってほしい既にある一つの結論をもって反対せんがための反対意見では決して住民のためのよい結果は望めない」と全体討議会のありかたについても大きい示唆を与えて戴いた。 また琉球大学の我喜屋良一先生は「地域の人々の新しい結びつきについて」と題して約四○分間。 文教局山川社会教育課長は「新生活運動の現況について」と題して約三○分間の講演があり、引きつづき 一、新生活の実践組織並びに運営はどのようにすればよいか。 二、新正にするにはどうすればよいか。の二つの問題を全体討議する等。五時間に至って有意義な講習会が行われた。