1995年1月5日発行 / 広報よみたん / 2頁
【見出し】謹んで新年のご挨拶を申し上げます
あけまして
おめでとうございます
読谷村民の皆様、明けましておめでとうございます。
皆様方には希望に胸ふくらませ、新たな気持ちで「亥年」の元旦を迎えられたこととお慶び申しあげます。
今年も村民の皆様が幸せで、お元気で健やかにお過ごしになられますよう、心からお祈り申し上げます。
昨年は、村勢発展の為、諸施策を進めて参りましたが、村民各位のご指導・ご鞭撻のお陰をもちまして、着実に発展させることができ、心から感謝を申し上げる次第であります。特に、七月の村長選挙をはじめ、村議選挙、知事選挙と続き多忙な一年でありましたが、無事に納めることができ、心から感謝申し上げます。
堅き心の一徹岩を動かす
昨年は読谷村の最重要課題でありました読谷飛行場の問題が、解決に向け大きく音をたてて動きはじめた年でありました。即ち、村民の根気強い闘いの成果は、遂に「大きな岩が動きはじめた」のです。具体的には、日米政府間に、問題解決の特別作業班が設置され取り組まれており、更に、役場庁舎と文化ホールの建設の了解を得ることができ、いよいよ今年は、沖縄終戦結五〇周年の節目の年であり、読谷飛行場内の米軍の演習を廃止させ、戦後処理としての問題解決を一気に推し進めていく年にしなければなりません。これは正に、村民の「堅き心の一徹は、石に矢の立つためしあり」(史記)の状況と言えるものだと思います。
自信と誇り 感動を与える「読谷まつり」
ここに去る一年間をふり返り、村づくり運動の中で特徴的なものをいくつか申し上げますと、三月に、清潔で人に優しい地域環境・花と緑につつまれた潤いのある文化村をつくるため「読谷村環境美化推進条例」を制定。高齢化社会に備えて「読谷村保険福祉計画」を策定。六月には、第三回沖縄基地問題解決訪米要請団(団長・大田県知事)の一員として、読谷村は読谷飛行場問題を強く訴えて参りました。七月には生涯学習の場として陶芸研修所がスタートいたしました。十一月には、三日間の日程で第二〇回読谷まつりが開催、二〇周年の節目のまつりは、例年を上まわる規模、内容は正に圧巻、豪華絢爛たるもので、観客に大きな感動と歓喜を与えるものでありました。老若男女、村民総参加、村民の手づくりのまつりは県内外から高い評価を受け、鳥取県淀江町は森本町長を団長として四六名のまつり調査研修団が参加交流、関西読谷郷友会は約七〇名が来村、北海道池田町等々、三日間でおよそ十万前後の人々が参観した。
読谷村のまつりは、人づくりを目指すもので、故里教育、郷土教育の場として村内の小中高校生の出演の場もあり、全国大会二連覇を成し遂げた読谷高校ダンス部の演技は観衆を魅了し、人々に自信と誇りを与えてくれました。
最後に、今年「亥年」は、村民の皆様方にとりまして良い年でありますよう祈念申し上げ、ますますのご活躍・ご発展を期待申し上げ、新年のご挨拶といたします。
あけましておめでとうございます
村 長 山 内 徳 信
助 役 当 真 嗣 清
収 入 役 松 田 重 信
教 育 長 伊 波 清 安
総 務 部 長 与那覇守丈
民 生 部 長 池 原 伝 盛
建設経済部長 町 田 宗 信
総 務 課 長 山 内 薫
企 画 課 長 新 城 昌 雄
税 務 課 長 大 湾 近 常
厚 生 課 長 仲宗根盛良
環境保健課長 天 久 勲
保険年金課長 桃 原 英 夫
住 民 課 長 宇久田百合子
経済振興課長 当 山 弘
農 業 委 員 会
事 務 局 長 松 田 兼 一
建 設 課 長 新 城 正 光
水 道 課 長 知 花 正 行
読 谷 飛 行 場
転用対策課長 島 袋 強
消 防 庁 棚 原 栄 福
診 療 所 長 玉 城 修
診療所事務長 新 城 真 栄
教 育 委 員 会
総 務 課 長 上 地 佑 邦
山 内 昌 重
歴 史 民 俗
資 料 館 名嘉真宜勝
美 術 館 館 長 宮 城 元 信
中央公民館長 仲 間 朝 健