【見出し】第1回文化祭読谷村文化協 ~文化協会19部会が総出演~ 活動の成果を一堂に発表
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平成八年の新春恒例「読谷村消防出初式」が一月六日、村運動広場駐車場を中心に行われた。 消防出初式は、今年一年の村民の無事故・無火災を祈願する行事で、消防職・団員等によって、全国的に各市町村で開かれている。 本村の出初式は、早朝の消防車両によるパレードで、村内一円において防火思想の広報宣伝活動を行う一方、午後には式典や展示訓練などが行われ、展示訓練には多くの来賓らが招かれる中、消防職・団員への村長訓示が述べられたのをはじめ、消防職・団員による「特別点検・訓練礼式」や渡慶次、座喜味少年消防クラブ員の「礼式」、来賓の方々による「消火器取扱訓練」などが披露され、また、式典では長年にわたって消防業務に貢献してきた優良職・団員への表彰が行われ、祝福された。 被表彰者は次の通り。 [永年表彰] ▼30年 ・新城真栄消防長 ・比嘉真栄消防士長 ▼20年 ・東江清次消防士長 ・長浜真佐夫分団長 なお、本村における平成七年の火災発生状況を見ると、火災件数が10件で、火災種別は建物が6件、車両1件、その他が3件で、過去四年間(平成三年~六年)より増加している。これらの損失見積り額も千七百三万円余に昇り、過去最高額になっています。 火災の原因には、①飛び火や②火遊び、③放火の疑い、④不明火となっている。 また、平成七年中における救急出動件数は六三〇件で、前年より四件の増となり、一日平均一・九件の出動となっています。搬送人員は六三六人で、これは村民の53人に1人が一年に一回救急車を利用していることになります。 貴重な生命や財産を守るため、村民皆で今年も無事故・無火災を祈願しましょう。
村内の福祉施設の万が一の災害に対処しようと二月九日、「よみたん福祉施設防災連絡会」が発足しました。 これは、福祉施設の災害等に対して、相互に協力し、その災害を最小限にくいとめると共に、利用者の緊急避難場所の確保等の連携を図ることを目的に組織されたもの。 村総合福祉センターで開かれた発令会には、村内の福祉施設①都屋の里、②よみたん救護園、③読谷の里、④残波かりゆし学園、⑤読谷村生き活き健康センター、⑥読谷村総合福祉センターの職員や役場関係者らが参加し、連絡会の設置要綱や役員、予算、活動内容などが話し合われた。 その結果、都屋の里の多嘉良行秀園長が平成八年度の会長に選出され、事務局は読谷村社会福祉協議会が担うことが決まりました。 同時に、協力機関には「読谷村診療所」や「よみたん整形外科医院」、「まつしまクリニック」の医療機関をはじめ、波平、都屋、高志保公民館の自治会、読谷村消防本部や役場(総務課、厚生課)及び赤十字奉仕団との連携体制が取られます。
読谷村では、昨年「戦後五十周年記念事業」の一環として、小学校四年~六年生や中学生、高校生を対象として「戦後五十年・沖縄戦を考える作文」を募集したところ、小学校から四十六点、中学校五十五点、高校生から十五点の応募(合計百十六点)がありました。 その作文審査には、七人の教諭に審査員として協力をいただき、部門別に①最優秀②優秀③優良④佳作⑤入選と厳選な審査が行われました。 その結果、小学校の部で二十七人、中学校の部で九人、高校の部で七人の四十三人が入賞に輝きました。 入賞者の表彰式は、一月二十九日午後、中央公民館で行われ、一人ひとりに山内村長から賞状が手渡されました。 *紙面の都合上、最優秀賞と優秀賞を紹介いたします。 [小学校四年生の部] 最優秀:長浜円香(古堅小) 優秀:神谷朋恵(渡慶次小) [小学校五年生の部] 最優秀:上地美杉(渡慶次小) 優秀…比嘉清澄(読谷小) 〔小学校六年生の部〕 最優秀:福地美乃(古堅小) 優秀:嘉手苅林作(喜名小) 〔中学校の部〕 最優秀:與那覇祥一(読谷中) 優秀:西平航(古堅中) 〔高校の部〕 最優秀:該当者なし 優秀:山城めぐみ
古堅小学校5年 桃原愛佳 私たち古堅小学校は、沖縄県の代表として「人権の花」を育てることになりました。 朝、学校に来るとみんなで植えた人権の花が「おはよう」と言っているように、元気に咲いています。私は、そんな花を見て、「大切に育てていこう」と思いました。 いままでの私は、花なんか見むきもしないで、水だけあげればいいと思っていましたが人権の花を育てるということになって、花を大事にするという気持ちがだんだん大きくなってきました。 最初、人権の花ということを聞いて、「いやだなあ。めんどくさいなあ」と思っていましたが、五時間目に体育館で人権の花を植えるというときに、「花を大切にしたい」という人の気持ちが分かってきました。 私は、今まで花を大事にしたことがなかったのですが、「人権の花を育てよう」ということで、私の花を見る心がちがってきました。 花なんて、かれたら終りと思っていましたが、そうではありませんでした。 花は自分では水は飲めないのです。 花は、人が水をあげればその水をあげた人の気持ちで育つのです。 そんな事を気づいてあげなかった私は、はずかしくてたまりませんでした。やっぱりそう思っていた私の花は、すぐかれてしまいました。でも、人権の花を育ててから、花への気持ちがちがってきた私の花は今、いっぱい咲いています。花への気持ちが、まだ分からない人に教えてあげたいくらいです。 花は、自分の「気持ち」で咲くのです。たぶん前の私みたいに、花はかれたら終りと思っている人の花は、ただのざっそうみたいに、かれていると思います。 今年、沖縄県の代表として選ばれた古堅小学校は、前から先生方の努力で花、緑の多い学校といわれていました。 私は、古堅小学校が人権の花を育てるということに選ばれて、よかったなあと思います。私に、花をきちんと育てるという気持ちを、もたせてくれた花さん、どうもありがとう。 「人権の花」それは、「花を大事にする」という人々の気持ちで、作られたかもしれません。 私は、「人の心で花は咲く」ということが分かりました。 これからも、「花を大事にする」という心を忘れないで、花を大事に育てようと思います。
♪年の初めの ためしとて 終りなき世の めでたさよ 松竹たてて 門ごとに 祝う今日こそ 楽しけれ♪ と、一月十三日午後、特別養護老人ホーム・読谷の里広場に、明るく元気な歌声がこだました。 これは、村内12団体の福祉関係者らで構成して主催する「新春もちっき大会」(同実行委員会・松田菊成委員長)での出来事。 今年で第十二回目を数える恒例の新春もちっき大会には、残波かりゆし学園と読谷の里が今回新たに加わったことから、会場もこれまで行われてきた都屋の里から、読谷の里に場所を移して賑やかに催された。 広場には、村民生児童委員や福祉関係者らの方々をはじめ、読谷高校、読谷中学、古堅中学のボランティアの生徒やボーイスカウト読谷1団の団員など大勢の人々が参加する中、もちつきは各団体の代表や来賓らの「ツキはじめ」で始められ、その後は皆が代わりばんこにキネを振り降ろし、「ヨイショ、ヨイショ」の勇ましい掛け声とともにもちつきを楽しんだ。 つきたてのもちは早速「ぜんざい汁」や「あんこもち」「きな粉もち」などにされて振る舞われた(この日に準備されたもち米は30㎏)。 おいしいもち料理に舌鼓をうった後は、読谷救護園や高志保園の職員や園生らが「かぎやで風」や「浜千鳥」、「貫ち花」の余興を披露。またレクダンス・ゲームでは、日本レクリェーション協会・又吉ふじよ一級指導員による楽しい「指運動ゲーム」や「サイコロゲーム」に、嬉しい笑顔が弾けていた。 また、この日の会場には、牧原のデイケアに参加している「ときわ松の会」(金城秀貞会長)のお年寄りら十二人が、広場に駆け付けて仲良くゲームなどを楽しんでいた。
この程、楚辺区で行われた「山芋審査」(同区・産業部主催)で、デッカイ山芋を出品し、見事に一等賞を射止めて区の話題となった人がいる。 山芋の総重量は何と一五七㎏。 この山芋を作った話題の人は照屋清福さん(61歳)で、照屋さんは初めて作付けした山芋が、同区で開かれた初めての山芋審査で、一等賞の栄冠とデッカイ山芋を手にして喜びもいっぱい。 この山芋は、四月に八十坪の畑に植え付けした七㎏の種芋(三株)のうちの一つを収穫して出品したものと言い、デッカイ山芋の収穫に、照屋さんは「試験的に初めて植え付けたものが、こんなに大きくなってビックリしている。百㎏程度であれば上出来だと自分自身は思っていた」と語った上で、「最初は周囲からショベルで掘っていたが、あまりにも大きいので後は手堀りで収穫するはめになりました」と苦笑い。また、同区の比嘉恒倫区長は「楚辺では第一回の山芋審査でいきなり大きな山芋が取れ、ビックリすると同時に喜んでいる」と語り、そして周りの人々は「この山芋は五百人分位は有にあるだろうな一」と話し合っていた。
手作りの凧あげを通して親子でふれあおうと一月三日、「第二十二回新春親子凧あげ大会」(村教育委員会主催)が村運動広場で開かれた。 この日は絶好の凧あげ日和に恵まれ、大会には十七組の親子をはじめ、残波かりゆし学園や読谷救護園の職員や園生らが参加し、総勢六十人余の人々が新春の空高く凧をあげた。 創意工夫を懲らした凧には、日本伝統の和風や三角凧、連凧など大小様々。凧にはドラエモンやミッキーマウスなどの絵などが描かれ、爽やかな風を受けて悠然と空に舞う凧はとてもカラフルで、広場にはちびっ子らの歓声が聞こえた。 審査の結果、賞に輝いた親子らは次のとおり。 ▼ドデカイ賞 ・残波かりゆし学園 ▼ファミリー賞 ・石川正一親子(大添) ▼アイディア賞 ・比嘉秀充親子(波平) ▼ハイフライト賞 ・宇良初美親子(座喜味) ▼チビダコ賞 ・真栄田幹子親子(座喜味) ▼ドッシリ賞 ・山内明秀親子(都屋) ▼ユーモア賞 ・比嘉昌勝親子(楚辺) ▼楽しかったで賞 ・我喜屋宗彦親子(大木) ■▼連だこ賞 ・知花美枝子親子(高志保) ▼団体賞 ・読谷救護園
交流を通して思いやりの心を育てようと、渡慶次幼稚園(与座朝久園長・校長)では十二月十九日午前、知的障害者更正施設「高志保園」(知念長子園長)でふれあい交流を行った。 会場には高志保園の園生らが一堂に集う中、交流に訪れた園児ら五十九人が、ステージで元気に「マミドーマ」や「ユイマール」などを披露すると、高志保園の園生らも演技に連れられ、嬉しそうに踊りだした。 今回で三回目を数える交流に、同園の知念園長は「毎年この時期になると園生らも来てくれることを期待し、楽しみにしている」と語り、また福祉授業としてふれあい交流を行った大湾由美子教諭は「園生との交流をすることによって園児らが思いやりの心を育んでもらうことを目的に園を訪れている」と話した。
村や読谷村健康づくり推進協議会(伊波清安会長=教育長)では『自らの健康は自らつくる』を合言葉に、毎年、「健康づくり村民の集い」を開き、健康づくりの重要性を訴えています。 このことから、『成人病の予防、早期治療のために必要なことは何でしょうか?』とこの程、健康パンフ『健診結果をどのように健康生活に生かすか』のアドバイスの内容を紹介することにしました。 本紙「広報よみたん」(三月号)から連載してまいりますので、一読ください。 ◆読谷村健康づくり推進協議会 健診を受ける前には、自分や家族の病歴について予備知識を持っておくこと、医療機関からの指示を守ることが大切です。 知っておこう! (既往歴) 今までかかったことのある病気、今までの検診で問題になった検査成績。 (家族歴) 家族の病歴、両親の生存の有無、死亡している場合の死因や死亡年齢など。 (喫煙・飲酒歴) 喫煙の有無、吸う場合の1日の本数や吸い始めた年齢、アルコールの飲酒量、飲み始めた年齢など。 健診前日、当日に注意すること! 【健診はその結果を日常生活に生かすことが大切です。医師の指示に従い、健康づくりに役立てましょう。】 ①前日のアルコールはひかえる ②前日夜9時以降の飲食はひかえる ③服薬中は前日も服用してよいか確かめる。 ④入浴をしてからだを清潔にしておく。 ⑤月経時、妊娠中、アレルギーのある場合は申し出る。 ⑥朝食は食べないよう指示を受けたときは従う。 ⑦検査時は義歯、メガネ、時計、ネックレスなどをはずす。 ⑧検査の説明でわからないことは確認する。