【見出し】「読谷村海外移住者研修生受入事業」に基づき ブラジル・サンパウロ市から第4期生として本村を訪れた儀間ひとみさん。
研修報告会で見事な琉球舞踊を披露しました。(関連8・9ページ) ※写真
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研修報告会で見事な琉球舞踊を披露しました。(関連8・9ページ) ※写真
村内に住むあるいは働く異業者の若者が、地域づくりの手法を学び、異なった見地からの意見や情報を交換することによって「明日の読谷村」を考え、創造していこうと「ユンタンザむらおこし塾」(大城勝哲読谷村商工会会長主催)が九月五日に開講しました。 今年で六回目を迎えたむらおこし塾には、役場職員や銀行員、会社員、ホテル職員など十九人が受講。塾の内容も塾生が楽しく気軽に受講できるようバラエティーに富んだ講師人が揃えられ、塾のサイクルも隔週毎に開講されたのをはじめ、今回は初の試みとして「公開塾(二日間)」を設け、塾卒者や一般の方々にも一部受講できるよう門戸が開かれました。 開塾式が行われた初日の講座には、山内源徳役場企画課長による「地域づくり、視点を換えた一考察」と題した講演をはじめ、むらおこし塾の設立当初から関わっている大城保沖縄国際大学教授が「魅力ある地域づくり序論」を演題とした講演が行われました。 十月三日(第三回)には笑築過激団の玉城満座長による講演「笑いでユイマール」や演劇空間『大地』の照屋京子主宰(ニュースキャスター)による「城の上には、十六夜月」の講演が行われ、その中で照屋主宰は、一九九一年(平成三年)九月に本村の座喜味城で旗揚げ公演をして好評を博したシェークスピア劇「真夏の夜の夢」にまつわるエピソードを交えながら語り、そして「読谷との出会いが私の夢のスタートで、城公演が大成功を納めることができた背景には、村民が自分たちの芝居という心で見えないところで人の協力があり、今でも思い出すたびに感動・感激で胸が熱くなる」と語った上で、「物事を成し遂げる時に大事なことは人と時間が必要。沖縄には地域ごとに素晴らしい伝統芸能や文化があり、読谷村も芸能が豊富でうらやましい。その地域に住んでいる人がその地域の文化や伝統を愛し、育て、内外に発進していくことが地域活性化につながる。小さな一歩、小さなきっかけから何かができると信じている」と話し、講演を締め括りました。 『下水道広げて守ろう水の星』をテーマに、「第36回全国下水道促進デー」(九月十日)が展開される中、本村では十一日午前に役場中庭においてキャラバン行動の出発式や街頭への教宣活動が行われました。 このキャラバン行動は、下水道に対する関心を高めるとともに、下水道整備の促進及び下水道の普及促進について広く国民の理解と協力を得ることを目的に繰り広げられます。 本村では現在、楚辺区内において下水道事業が進められております。下水道は、健康で快適な生活環境の確保や公共水域の水質保全等の重要な役割を担う必要不可欠な公共施設です。 私たちは、快適で潤いのある生活環境を目指した街づくりに向け、下水道が果たす役割を認識し、下水道事業の整備拡充と普及の促進に努めてまいりましょう。 中部地区老人連合会主催の「生きがいフェスティバル」が開催されます。 主なイベントには三世代の舞台発表や種々の軽スポーツ体験コーナー(景品あり)などがあり、入場は無料ですのでどなたでも参加できます。 【期日】 ▼11月24日(日) 午前10時~午後4時 【場所】(沖縄市泡瀬) ▼県総合運動公園内 レクリエーションドーム 【問い合わせ先】 ■中部地区老人クラブ連合会事務局 ℡933-5645
本村の畜産振興の発展を期することを目的に「第24回読谷村畜産まつり」(JAゆいな農業協同組合読谷支所主催)が 九月二十六日、残波岬公園特設会場にて開かれました。 同畜産まつりは、年に一度家族が日々手塩にかけて育てた牛、豚、山羊を一同に集め、披露することにより、畜産農家相互の技術の向上と親睦の面からも大いに期待されるものであることから毎年開催されています。 今年の畜産まつりには、肉用牛の部に47頭、種豚の部に25頭、山羊の部に4頭が出品され、家畜の美が競われました。 審査の結果、次の農家が表彰に輝きました。 【肉用牛の部】 ▼若雌第1類 優等:小橋川義武(座喜味) 1等:島袋正(都屋) ▼若雌第2類 優等:仲村将俊(渡慶次) 1等:与久田清(長浜) 2等:玉城幸雄(宇座) ▼成雌第1類 優等:新垣平宗(瀬名波) 1等:与久田清(長浜)・仲村将俊(渡慶次) 2等:比嘉義雄(波平) 知花栄吉(渡慶次) ▼成雌第2類 優等:我如古清幸(長浜) 1等:与久田貞雄(長浜) 2等:比嘉憲勇(座喜味)・仲村将俊(渡慶次) ▼成雌第3類 優等:我如古清幸(長浜) 1等:比嘉憲勇(座喜味) 2等:知念勝(高志保) ▼去勢 優等:玉城妙子(渡慶次) ▼素牛第1類・雄 優等:安仁屋正吉(儀間) 1等:松田徳盛(波平) 2等:与久田貞雄(長浜)・知念勝(高志保) ▼素牛第1類・雌 優等:知念勝(高志保) 1等:知花栄吉(渡慶次) 【種豚の部】 ▼未経産第1類 優等及び1等 津波盛吉(瀬名波) ▼未経産第2類 優等:福地敏(渡慶次) 1等:津波盛吉(瀬名波) ▼経産第1類、第2類、第3類及び若令雄第1類 優等:津波盛吉(瀬名波) ▼若令雄第2類及び親子群 優等:福地察賢(渡慶次) ▼壮令雄第2類 優等:津波盛吉(瀬名波) 1等:福地察賢(渡慶次) ▼肉豚種雄 優等:島袋朝男(座喜味) 1等:仲村渠徳栄(瀬名波) 2等:玉城義雄(渡慶次) ▼母子仔豚 優等:大城清新(高志保) 1等:大城清勝(高志保) 【山羊の部】 優等・雄:宮里平信(波平) 〃雌:玉城江徳(渡慶次) 【特別賞】 ▼農林水産部長賞 ・我如古清幸(長浜) ▼畜産会会長賞 ・新垣平宗(瀬名波) ▼島尻中頭農業共済会長賞 ・津波盛吉(瀬名波) 【目的】 「家畜の取引き業務」に従事しようとする者に関し、必要な知識を習得させることを目的とする。 【受講対象者】 「家畜の取引き業務」に従事するため、家畜商の免許を受けようとする者。 【開催日時・場所】 ▼12月24日~12月25日 午前8時30分~午後5時 ▼那覇地域職業センター 那覇市西3丁目14番1号 ■868-0439 【講習科目・時間】 ◆家畜取引関係法令(4時間) ◆家畜品種及び特徴(4時間) ◆家畜の障害や痔病等(6時間〕 【受講手続き及び申込期限】 ①「受講申込書」については役場にてお求め下さい。 ②「受講手数料」として二千九百円(県証紙)が必要。 ③申込期限は12月2日まで。 【問い合わせ先】 ■読谷村役場経済振興課 ℡958-2201 (担当・山内嘉親)
『平和郷はみんなの手で』を合い言葉に、21世紀の平和な村づくりに向け、本村では九月十八日~二十四日の日程で「第9回平和創造展」(村中央公民館ホール)を開催し、世界の恒久平和を訴えました。 今回の創造展では、戦後五十一年目を迎えるに当たってなお、日米両政府が未だ沖縄の基地を強権的に、かつ半永久的に固定・強化しようとする姿勢を崩さず、普天間飛行場の返還合意に伴う条件として代替地を読谷村域(嘉手納弾薬庫内のASPI)を検討していることが明らかになったことから、沖縄の基地を取り巻く大きなうねりの中で、読谷村民が基地問題に対し過去から現在に至るまで、いかに闘い、いかに解決策を求めてきたか、更にこれからどのように闘いの展望をひらいていくか、こうした闘いを通して沖縄の米軍基地の整理縮小、返還を求め21世紀に向けた街づくりや村づくり、雇用の創出など、若い人々が夢と希望の持てる、真に平和な沖縄を創るためにどう闘っていくのかを改めて考えていこうとの主旨で開催されました。 会場では、沖縄初公開の特別企画展「日本の侵略展(あの戦争は何だったのか)」をテーマに、沖縄戦の遺品や戦前の軍国主義的皇民化教育の実態パネル、国吉和夫琉球新報記者が過去三十年余にわたって撮影してきた「沖縄の米軍」の写真パネルなどに加え、米従軍カメラマンが写した終戦直後の被爆地の写真などが展示紹介され、訪れた多くの人々が改めて平和の尊さを再認識していました。 また、平和創造展に合わせて毎年発行される「平和の炎VOL9」では、第一部『戦争と少国民』と第二部『読谷村民の反基地闘争(広報特集号)』を掲載し、来場者に配布されました。 「沖縄米軍基地所在市町村に関する懇談会」(座長・島田晴雄慶応大学教授)による沖縄現地視察が九月十四日に行われ、同日の午前に一行が本村(読谷補助飛行場)を訪れました。 本村では、村三役をはじめ村議会議員らが現地にて一行を出迎え、山内村長がパネルや資料を提示して説明し、読谷飛行場における基地問題や返還軍用地の跡利用問題などの早期解決を訴えました。これに対し、同懇談会の島田座長は「基地所在市町村の実情をしっかり勉強し、建設的に努力していきたい」と答えました。
"いきいき健康読谷村"をテーマに「第13回健康づくり村民のつどい」(読谷村主催、読谷村健康づくり推進協議会協賛)が十月十・十一日の両日、村勤労者体育センターを中心に村運動広場や多目的広場で開かれ、大勢の人々が健康の大切さを認識しました。 健康づくり村民のつどいは、健康づくりについて共に考え、「自らの健康は自ら守る」を合言葉に、健康づくりの重要性を広く村民に訴え、健康に関する自覚と健康増進の高揚を図ることを目的に、毎年十月に実施されています。 体育センターの会場では、住民検診の「保険事業コーナー」や、健康相談の「診療所コーナー」など十種のコーナーが設けられ、それぞれのコーナーでは環境や健康に関わる写真パネルや資料パンフ等が数多く準備され、訪れた人々が自らの健康度についてのチェックを受けました。 また歯科検診コーナーには乳幼児を抱いた若い婦人が、愛児の歯科検診(歯磨き指導、フッソ塗布)を受けようと列ができる程に大勢詰め掛け、スタッフも汗だくで応じていました。 運動広場では小学生の仲間づくりと自分の健康を考えようと「スーパーキックベースボール大会」が行われ、村内各小学校から38チーム300人余の児童生徒が参加して広場を駆けめぐり、黄色い歓声で賑わったのをはじめ、また壮年の健康・体力づくりを目的として多目的広場で行われた「シニアソフトボール大会」には8チームがエントリーし、約百人余の年配の方々が元気ハツラツ、右に左に白球を追いました。 大会の成績は次の通り、 【キックベースボール大会】 ■低学年の部 1位:読谷ベイスターズ(読小) 2位:スーパードラゴソズ(渡小) ■高学年の部 1位:ヒサシーズ(読小) 2位:クリントン大統領(渡小〕 ■中学生の部 1位:ドラゴソファイターズ(古中) 2位:読谷ファイターズⅡ(読中) 【シニアソフトボール大会】 1位:楚辺赤犬子 2位:宇座残波ソフト愛好会 私たちのきれいな海を守ろうと、「96国際ビーチクリーンアップデー」の一環として本村(環境保健課)では九月十五日午前に残波岬や宇座ビーチ周辺での清掃作業を実施し、同日の作業には読谷高校の生徒ら約八十人が参加し、ゴミやチリ、空缶などを拾い集めました。
去る九月三日に告示され、八日に実施された「読谷村農業委員会委員選挙」の結果、次の方々が当選を果たし、その「当選証書付与式」は十一日に中央公民館ホールにて行われました。 【農業委員当選者】(敬称略) ・幸喜文隆(比謝四四五) ・玉城初彦(座喜味七五) ・比嘉國夫(高志保八六) ・仲村渠武重(波平二〇九) ・比嘉徳栄(瀬名波三五) ・玉城義次(瀬名波五四五) ・當真嗣幸(長浜一六九) ・比嘉秀徳(喜名二二二九ノ一) ・知花豊(長浜一七七〇) ・島袋義信(座喜味一二六二) ・山内正伸(長浜一八一五ノニ) ・知花正春(高志保一三六八ノ一) ・比嘉昭政(波平二五〇) ・比嘉義雄(上地一八五) ・池原昌富(楚辺二〇五六ノ三) ・新垣健吉(渡慶次三一) 【読谷村議会推薦委員】 ・砂辺松重(大木一六二) ・波平勇雄(大木七五) ・山内昌治(高志保一三一五ノ一〕 ・比嘉番信(大湾四三ニノ一) ・池原昌和(楚辺二〇七五ノ一) 【農協推薦委員】 ・比嘉正善(楚辺一六〇四ノニ) 《8 糖尿病の疑いがあるといわれたら》 食生活の変化や運動不足、ストレスから糖尿病になる人が増えてきています。糖尿病は医師にまかせておくのではなく、本人が自覚を持って治療に参加し、生活習慣を見直していくことも大切です。 ”■■サインを見逃さないで!!” 尿の回数、量が増える やたらにお腹がすく のどが乾く からだがだるい、疲れやすい 食べてもやせる おできが治りにくい 尿が甘いにおいがする 性欲減退 手足の先がじんじんする 【食事療法】 ①食生活は1日30品目をめざす。 ②糖質は砂糖類が少なく食物繊維の多い物にする。 ③脂肪は少なめで魚油、植物油を1:1にする。 ④エネルギー摂取量は標準体重に合わせてとる。 (日本糖尿病学会 「糖尿病治療のための食品交換表」) 【運動療法】 ①医師の指示に従って行う ②中高年は骨折に注意しウォーキングなどを30分程度毎日続ける。 ③全身を使う運動をリズミカルに楽しく行う。 ④簡単にどこででもできるものがよい。 【薬物療法】 食事療法、運動療法がきちんと行われてこそ薬物療法の効果があります。まず内服薬を使用しますが、効果がなければインスリン注射が必要です。主治医の指導のもと正しく行いましょう。 読谷健康づくり推進協議会
「社会福祉に役立ててください」と九月二十六日午後、与那原町で不動産賃貸業を営む(株)松田商店の松田幸徳代表取締役とその弟・栄進氏が役場を訪れ、百万円(小切手)を寄付しました。 これは、今年めでたく米寿を迎えられた母・マシさん(座喜味三九五番地)の米寿記念として寄付されたもので、心暖まる善意に当真嗣清助役は「高額な寄付に大変ビックリしている。松田氏のご好意に深く感謝します」とお礼を述べました。 なお、両氏は福祉に対する理解がとても深く、これまでにも年末年始の助け合い運動に協賛し、社会福祉協議会を通して、数多くの物品(食油)などを提供しています。 「気持ちの分ですが福祉関係に役立ててください」と九月九日午後、比謝四四七番地の一にお住まいの屋宜ウシさん(92歳)が民生児童委員の石嶺キミさん(比謝二二)と連れ立って山内村長を訪ね、三十万円を寄付しました。 これは、ウシさんが常日頃からコツコツ貯えてきたお金を「村のデイサービスやホームヘルパーなどの老人介護などの福祉施策がとても嬉しい」という意味を込めて寄贈したもの。この善意に山内村長は「ウシおばあさんのお気持ちを老人福祉や身体障害者などの福祉に役立てていきたい。これからもお体を大事に頑張って頂きたい」とお礼を述べ、また、同席した石嶺さんは「おばあさんから寄付の話を聞いた時、地域福祉に関わってきて良かったと思う。私もおばあさんみたいな人になりたい」と、ウシさんの好意を讃えました。 去る十月九日、県総合運動公園陸上競技場で「中頭地区中学陸上競技大会」が行われ、同大会Aブロックの部で読谷中学校が大活躍しました。 今大会で読谷中学は、男女総合三位(一四五・七点)の成績を収め、男子が総合二位(八二・七点)、女子が総合三位(六三点)の健闘を見せました。種目別での個人成績も四十七人の選手が一位から三位に入賞したのをはじめ、さらに同大会では『学校の体育活動に優れた教育実践と成果を挙げた』として中頭地区中学校体育連盟(渡嘉敷直道会長)からスポーツ優秀校として表彰。併せて同校ソフトボール男子を九州制覇と全国大会三位に導いた糸数昌教諭に優秀監督賞が贈られました。 この素晴らしい快挙に読谷中学(富山昇進校長)では十一日に臨時全体朝会を開いて成績を報告。全校生徒で選手団の健闘を讃えました。
私は沖縄に生まれましたが、一歳のときに両親と共にブラジルのサンパウロ市に移住し、そこで生活しています。 私は中学生のときから沖縄に行って勉強したり自分の古里のことを知りたいという夢がありました。でもそれはできることではない、ありえない夢だと思っていましたが、ちょうどその時に読谷村が行っている海外移住者子弟研修生制度の話があり、この研修の話は今まで自分が希望したことにあっていて、とてもいいチャンスと思い、すぐ大学に一年間の休学をお願いし、沖縄で研修するために3月26日にブラジルを出発しました。 沖縄にくる前は、日本語とコンピュータを習うことを計画していました。でも沖縄での半年間の研修で色々な経験をし、いろんなことを学びました。 今、私が沖縄でやったことを振り返ってみたら、本当にこんなに沢山な思い出と経験をしたことが信じられないです。本当に沖縄ではたくさん思い出ができました。 沖縄についた時は、本当に何でも新しくちょっと変だった。安全についてや、怖くて難しいこともありました。でも今では、沖縄で半年間の生活をしてなれてしまったので、沖縄の人になったと思います。 子供の時から自分の古里のことを知りたかった望みが、私の両親やそして読谷村のお陰で実現できたので、私は皆様に感謝しています。 私は、沖縄で色々なことを少しずつではありますが行いました。でも、その中からたくさんのことを学びました。日本語や、コンピュータや、沖縄の文化のことを習いました。沖縄の普段の生活と、沖縄の人達の考え方などがわかってきました。ブラジルとの生活・習慣との違いや、自分自身でいい点・悪い点の比較をしたりしました。そんな中で本当にたくさんの人にお世話になってきました。 友達の中には明るくて、誠実で、丁寧な人や、逆に感じの悪い人などもいました。 面白いことや悔しいこと、難しいこと、おかしいことや嫌なことなど様々な思い出に残っています。 半年の研修を通して自分で感じたことがあります。それは私の考え方や行動がもっともっと広くなったことです。それにもう一つ勉強になったことは、いつも人生にいいチャンスがあったら、このチャンスを逃がさたいために行動を起こし、一生懸命に頑張ってモノにしなければならないと思うし、それは何事にも人間は頑張れば何でもできます。個人個人の責任と義務を果たさなければなりません。沖縄で研修したことは、全部価値があるものでした。コンピュータや、沖縄の文化の勉強や生活などに接することで、とてもいい経験をしたと思っています。コンピュータでは私が全然知らなかったこと、できないことをパソコンと言う機械がやってくれるので本当に素晴らしいと思いました。以前はコンピュータのことをあまり知らなかったのですが、今は素晴らしい明るい先生方に何でも教えて頂いたので、自分はコンピュータや日本語も習うことができたので心から感謝しています。
コンピュータのほかにも沖縄の文化の中心である舞踊や三味線、習字を習うことができました。 舞踊は歩き方や目の位置(目線)、手の形や態度(姿勢)などがとても重要で難しいです。先生や先輩の方が親切に教えてくれたので色々と習うことができました。 三味線は今まで全然やったことがないので、自分が習うことができるかと思いました。最初はとても難しくって三味線の持ち方もわからなく不安でした。でも先生の教え方と頑張る力と、そして何回も繰り返し練習してみて、今は少し弾けるし、歌の意味も習うことができました。 習字はどんな線でも書く時には簡単ではないとわかってきました。どんな字でも細かい注意が必要なのです。線の太いところや軽く進むところや、筆の持ち方などたくさん知らなければならないことがあります。 半年の研修は"アット言う間"でした。六カ月間で自分のできる分は頑張ったと思います。いつか私がやったことを落ち着いて考えるとしたらとても嬉しく思うだろう。これからも私は自分の目的に向かって頑張ります。 これからの素晴らしい将来を作るために、できることは一生懸命にやっていこうと思います。これから大学での勉強や日本語の勉強をやり、そして舞踊、三味線、習字の練習を少しずつやりたいと思っています。今からもっともっと勉強や体験を積み重ねて頑張っていきます。将来の素晴らしい未来が待っていると思います。 ブラジルに戻ったら思い出や沖縄での体験など、色々と皆さん達に聞かせることがたくさんあります。素晴らしい沖縄のことを聞かせて、またこれからだんだん私みたいにブラジル読谷村人会の青年が来るために頑張りたいと思っています。読谷村の研修生として私は本当に嬉しくって満足しています。 沖縄で学んだことと、そしてこの嬉しい経験は誰もまねできない素晴らしいものです。半年の研修が無事できたのは、私が沖縄に来るために頑張ってもらった皆さんのお陰で感謝します。 私の両親に今まで私が日本語の勉強や色々と頑張るためにやってくれたことについて本当にありがとうございます。読谷村、そして山内村長さんと役場の方にもありがとうございました。大学や舞踊、三味線、習字の先生方は私に何でも教えるために色々とやってもらってありがとうございました。儀間真智子お母さんはとても明るくっていいお母さん。友達、そして何でも私が頑張るためにやってくれたので本当に感謝しています。沖縄の皆様、色々と大変お世話になったので心から感謝しています。本当にありがとうございました。 MUITO OBRIGADA POR TUDO (注)文章は、儀間ひとみさんが書いた報告書の原稿を、本人の承諾を得て漢字変換するとともに、紙面の都合上、一部文章を割愛して掲載してあります。 去る三月下旬にブラジル・サンパウロ市から「読谷村海外移住者子弟研修生(第四期生)」として来村し、四月から九月までの半年間、沖縄職業能力開発短期大学校・ポリテクカレッジ沖縄(沖縄市在・具志幸昌校長)でコンピュータの技術研修をしてきた儀間ひとみさんが、この程同大学校を優秀な成績を納めて卒業。これに伴い、研修生受入事業協力会(当真嗣清会長=助役)では十月四日午後、「研修報告会」を開き、ひとみさんの研修終了を祝福しました。 報告会では、当真会長が「ひとみさんがポリテクカレッジでの研修やいろんな分野で素晴らしい成果を納めることができたことを本村の誇りとしたい」と讃え、引き続き、報告に立ったひとみさんは流暢な日本語で報告書を読み上げ関係者らにお礼の言葉を述べると共に、ステージでは新垣満子琉舞研究所(伊良皆)で習った琉舞「かぎやで風」や「若衆こてい節」を、また安田慶善師範(渡慶次)と二人で三線を弾いて古典音楽を披露し、会場から太きた喝采を浴びました。また、会場には上原千枝美琉月習字教室(波平)で教わった習字が展示され、鑑賞した関係者らが称賛の声をあげました。 ひとみさんがこの半年間で学んだことは数多く、昼は専門学校でコンピュータを習得しつつ、夜は、琉舞(火・木)、三線(月・水)、書道(金)と、古里の伝統芸能、文化を吸収すると共に、専門学校の夏休み期間中においては役場業務(住民課での窓口対応、生き活き健康センターでのボランティア活動)で住民福祉などを学ぶ一方、地域にあっては積極的に字民に溶け込み、渡慶次青年会の一員として旧盆エイサーや読谷村青年エイサーまつり、第32回青年ふるさとエイサーまつりに参加するなど郷土芸能を思う存分に満喫し、同世代との交流の輪を広げました。 「もうウチナーンチュになったみたい」と話すひとみさん。六ケ月間の短い研修体験ですっかり沖縄のとりこになり、十月初旬に予約していた帰国のための航空券をもキャンセル。十一月に行われる「読谷まつりに出演するまでは帰れない」と決意し、古里・読谷の一大イベントを楽しみにしている。
第49回「読谷村陸上競技大会」(読谷村体育協会・山内昌千代会長主催)が十月六日、村運動広場にて開催され、約三千人の人々で賑わいました。 同大会は、当初九月二十九日に行われる予定でありましたが、台風21号の沖縄本島接近に伴い同日に順延を余儀なくされました。 当日は絶好の大会日和となり、各字選手がトラック競技(29種目・小中高校生の部8種目)やフィールド競技(22種目)に、健脚と力と技を競いました。 その結果、夏季体育大会を含めた総合成績は、喜名区が見事に総合優勝(別表)を飾るとともに、今大会では七種目に新記録が誕生しました。なお、陸上競技大会の成績は次の通り(3位まで)。 【一般男子の部】 1位:渡慶次[一一四点] 2位:波平[一〇四点] 3位:楚辺[八八・五点] 【一般女子の部】 1位:波平[七九点] 2位:楚辺[七六点] 3位:喜名[六三点] 【壮年の部】 1位:波平[九五点] 2位:喜名[八八点] 3位:渡慶次[七〇点] 【児童生徒の部】 1位:渡慶次[三六点] 2位:波平[三一点] 3位:喜名[二七点] 【新記録】 ▼60代一〇〇M[13秒3] ・山内真厚(瀬名波) ▼年齢別四〇〇MR[52秒1] ・渡慶次チーム ▼40代走高跳[1M61] ・新里紹敏(喜名) ▼一般女子走幅跳[4M74] ・大城久美子(波平) ▼一般女子砲丸投[10M65] ・上地美加(瀬名波) ▼一般女子円盤投[10M65] ・佐渡山仁美(比謝肛) ▼ハンマー投[29M60] ・玉城卓(渡慶次) 【今年度の表彰者】 ▼体育功労者 ・宇根良三(喜名) ・比嘉隆雄(楚辺) ▼優秀選手賞 ・知花寛(喜名) ・知花真智子(喜名) ・我如古情(喜名) ・仲宗根ツル子(宇座) ・比嘉紀子(楚辺) ・比嘉久美子(楚辺) ・照屋守(楚辺) ※表 『総合成績表(総合3位まで)』