【見出し】読谷村老人クラブ芸能大会で好評を博した渡慶次老人クの「イサヘイヨー」の一場面
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読谷村は14㎞海岸線で六〇〇㌶の珊瑚礁海域(イノー)を保有している。沖縄の誇る自然であり、昔から生活や祭事・生産の場であったイノーを今後どう利用管理をしていくべきか、考えるきっかけにしてほしいと十一月十九日、読谷村経済振興課主催でフォーラム「イノーの利用・管理を考える」が漁協集会施設で開催された。 基調講演では、上田不二夫沖縄大学教授が『沖縄の海と村』と題し、沖縄での琉球王朝時代から現在までのイノーの利用の仕方とルールについて話した。 講演では「イノーは海の畑として住民に利用され、日常のおかずとして海産物が利用され、字単位を基本にイノーの管理が行われてきた。しかし、本土復帰の新漁業法の適用で現在の漁場の管理形態になったが、旧権利の清算がなされず、旧慣習と現法があり、本土と違った意識が住民側・漁業者の双方にある。これらの歴史的背景から、本土と違う漁業法の運用が必要である」と説明し、法整備面では「漁業者の漁業権に対して住民のイノー権・環境権等の必要性がある」と説いた。 フォーラムでは、沖縄環境分析センターの西銘氏の進行で、県漁政課の金城英子氏、住民代表の比嘉松市氏、漁業者の新里光雄氏、水中カメラマンの横井謙介氏の四氏が発表した。 金城氏は「共同漁業権の趣旨が枯渇しないように、資源の維持管理することが前提であり、また住民が習慣としている海の利用を拒むことはできない」と漁業と地域住民のイノーの利用調整の必要性を説明。比嘉、新里の両氏は、小さい幼年の頃からの豊かな海の思い出や現在のあまりにも変わった現状を嘆く発表を行い、海の環境の改善を訴えた。 横井氏は、修学旅行の話を例に挙げ、従来のマリンレジャーがイノーを学習の場に使われるようになったことを紹介し、学習する場としてのイノーづくりを提案した。 総合討論では、フロアーからも意見が出され、「環境悪化の原因として排水路の整備で生活雑排水が流れこむようになった」こと、「海の利用者にマナーが欠けている」「海の利用に対して村条例等で規制ができないのか」「資源回復のため保護水面の必要性」、その他漁業権に対しての日頃からの疑問が多く出された。 最後に、イノーの環境を改善するには地域の人が海の管理に積極的に関わる必要がある。今フォーラムを考えるスタートにし、読谷の取り組みが県内のモデルになるようにしようと結んだ。 文:大湾勇(経済振興課) 先に発足した第二次橋本内閣で、北海道・沖縄開発庁長官に赴任した稲垣実男長官が那覇市の都市モノレール事業の着工式への出席のため来県し、その一方で県内の基地視察を目的に十一月二十七日午前に本村を訪れました。 限られた時間の中、本村では座喜味城で当真嗣清助役や議会議員、役場部課長らが稲垣長官を出迎え、当真助役が読谷村における米軍基地の問題や読谷飛行場転用計画、返還軍用地の跡地利用の状況などを詳しく説明し、開発庁長官の理解と協力を求めました。 これに、稲垣長官は「基地が順次返還され、村や県など、地元の創意に基づいた計画によって21世紀への夢を拓くことができる。私達はできるだけそうなるよう頑張らせていただきます」と応え、座喜味城を後にしました。
郷土の伝統芸能の良さを再確認し、会員各自の持つ特技を発表しようと「第十二回読谷村老人クラブ芸能大会」(読老連主催)が十二月二十日午後、村総合福祉センターで華やかに繰り広げられ、会場を埋め尽くした大勢の観衆を楽しませました。 老人クラブの芸能大会は、『心身ともに健康になりましょう』を合い言葉に、クラブ活動の一環である古典舞踊、古典音楽クラブの発表の場として、また会員相互の親睦と健康保持・増進を目的として毎年開かれ、村内各単位老人クラブの会員らが日頃の練習の成果を披露しているもの。 今大会には古典音楽・舞踊サークルの仲間をはじめ、村内17字から芸達者な老人会員二百人余が出演し、多彩な芸能が展開されました。とりわけ、渡慶次老人クラブが演じた「イサヘイヨー」はお見事そのもの。素人とは思えないほどの素晴らしい演技力は、場内を爆笑の渦に誘い込み拍手喝采。またフィナーレには舞踊サークルの講師・津覇澄子師匠(志扇雅び会)が「高平良万才」を披露し、芸能大会に花を添えました。 なお、読谷村老人クラブ連合会では毎年、「年末助け合い募金」を実施していますが、今回寄せられた募金額二十三万二百円が社協に寄付されました。 貧しさゆえに幼い頃に身売りされ、辻の遊廓に向かう途中に吉屋チルーが詠んだといわれる『恨む比謝橋や吾渡さとぅ思てぃ情け無ん人ぬ架きてぃ置ちゃら』の恨みに満ちた琉歌は有名ですが、この悲劇の女流歌人・吉屋チルーの生きざまとその魅力に迫ろうと、読谷村文化協会(岳原宜正会長)では十二月七日午後、村総合福祉センターにおいて「吉屋チルーシンポジウム」を開きました。 吉屋チルーについては、生地や身売りされた時の年令など諸説あってまだ謎の部分が多く、民話を訪ねると読谷山久良波に生まれ八歳にして仲島に身売りされたというのが一般的とされ、生地については伊良皆、大湾説がある。また和文学者・平敷屋朝敏の著者『苔の下』では「遊女よしや」と描かれ、按司との恋に破れて食を断ち十八歳(一六五〇年~一六六八年)で生涯を閉じたとされています。 シンポジウムの第一部・パネルディスカッションではアナウンサーの金城まり子さんがコーディネーターを務め、国吉トミさんが古屋チルーにまつわる民話を語った後、前読谷村教育委員長の宮平良秀氏が「伝承にみる吉屋チルー」、前沖縄県立博物館長の糸数兼治氏が「古屋チルーの生きた時代背景」、フリーアナウンサーの佐渡山美智子さんが「吉屋チルーの作品性」をテーマに、それぞれのパネラーが波乱に満ちた古屋チルーの生涯や時代背景、乙女の繊細な恋心など、チルーの魅力を語り合いました。 また第二部の舞台表現ではチルーの作品にまつわる古典民謡や創作舞踊が披露され、会場を訪れた約二百五十人の人々に深い感銘を与えました。
プロフィール 『おもろさうし』に、"おざ(宇座)のたちよもい"と謡われた古い集落である。戦後は軍用地に接収されたため字長浜や高忠保地区に集団居住した。復帰後、軍用地が返還され、広大な残波岬公国が整備されるとともに、大規模な土地改良事業が実施された。また旧集落の基盤が整備され、現在充士戸程が移り住んでいる。残波岬公園に隣接して残波岬ロイヤルホテルと残波ゴルフクラブがある。行政区加入人口一千二百八十九人(三百一性帯)で、村内では規模の大きい地区である。 地区づくりの目標 海に迫り出した残波岬は、昔から「上り口説」にも謡われ、陸上からも海上からも共に航海の安全を祈願した象徴的な岬である。これまでの大規模かつ拠点的な開発事業の成果を最大限に活かし、全体的な利用構想の確立、開発施設を軸にした地域経営の推進や交流事業の拡大、この地域の自然条件にふさわしい環境・暴観づくり等を主にした"海を見渡す進取のむらづくり"を進めていく。 残波松林の復活 残波岬は北からの潮害が強いところである。かつては広大な松林があり、防潮林や薪場として共同利用されてきた。しかしながら、沖縄戦における米軍の爆撃や戦後の基地構築によって荒廃した。今後の残波後背地域の利活用のためには同程度の環境保護のための防潮林を必要としている。これまで海岸保安林及び道路沿いの植栽を美同で実施してきたが、今後も村民の参加と協力のもと、長期共同事業による防潮林造成を開始し、環境づくりを進める。 琉球史の偉大な人物"泰期" 洪武五年(一三七二年)に中山王祭度の弟として、初めて中国(明)に正使として渡った。彼は読谷村字座の生まれであり、優れた貿易家であったことがわかる。進取の気性に富み、琉球の火交易時代の先駆となった彼の偉業をテーマにした創作「進貢船」が読谷まつりの中で壮大に演じられている。
この程、東京都で開かれた「全国福祉大会」で、本村の波平一〇七番地の六・比嘉光雄氏(60歳=村議)が、社会福祉協議会功労表彰に輝きました。 社会福祉協議会功労表彰の対象は、①社会福祉協議会の役職員で現職であることに加え、②在職期間が15年以上、③既往において県知事又は県社協会長(県社会福祉大会を含む)表彰を受けた者となっています。 比嘉氏は一九七九年(昭和五四)七月に社協監事として就任。以来今日まで十六年余にわたって監査業務に活躍。その功績が高く評価され、一九九五年(平成七)九月には九州社協連合会から『永年勤続表彰』を受賞し、同年十月には県社会福祉大会において『社会福祉事業永年勤続功労』の表彰に輝いています。 今回の表彰状の伝達式は十二月十六日に那覇市の県社会福祉センターで開かれましたが、比嘉氏への伝達は十九日に役場にて行われ、山内村長が感謝の意と祝福の言葉を表明すると共に、表彰状を手渡しました。 これに比嘉氏は「受賞できたのは先輩方に恵まれ、業務の多様化の中にも事務局の方々が一生懸命に頑張ったのが評価されたものと思う。今後も健康が続く限り頑張っていきたい」と応えました。 地域の伝統文化の向上に尽くした個入や団体などを表彰する「文化協会賞表彰式」(県文化協会主催)が十一月二十九日に宜野湾市民会館にて行われ、本村高志保区の高志保馬舞保存会(国吉雅和会長)が団体表彰を受け、個人では花城景孝さん(喜名区)と国吉トミさん(大添区)のお二人が表彰に輝きました。 この栄ある表彰で、読谷村文化協会(岳原宜正会長)では関係者らが連れ立って役場を訪れ、山内村長に受賞を報告(十二月九日午前)。 その席上、山内村長は「若い人々を含め、それぞれの分野の方々が文化活動に頑張っているお陰で文化協会は堅実な発展をしていると感じている。文化活動に感謝しています」と受賞者らを讃え祝福。これに、岳原会長は「受賞者の皆さんは読谷村文化協会の先頭に立って頑張って頂いている。素晴らしい伝統芸能は読谷の誇りです」と応えました。 読谷小学校PTA(上地利枝子会長)では、子どもと共に学び成長する親をめざすため「家庭教育学級」(平成八年十月二十九日~平成九年二月十八日間)を開設しました。 その学習プログラムには、講話や楚辺ポーポー作り、村内福祉施設訪問のボランティア活動、茶道やコンサートなどが組み込まれ、学級には38組余の親子が参加し、共に学び、語り、励ましあって親子の絆を深めました。 十二月十四日に行われた「ウージ染め教室」には、元JAゆいな農協婦人部長の比嘉好子さんを講師に迎え、ウージ染めに挑戦。比嘉講師のユニークな説明や指導に耳を傾けながら、参加した15組の親子約三十入余りが持ち寄ったTシャツやYシャツなどを楽しそうに染めあげていました。
青少年の健やかな成長と豊かな人間性の育成を図るため、村内各単位PTA活動の情報交換を通して教育の今日的課題を研究し、生涯教育を推進する社会教育団体としてのPTA活動の振興発展を期することを目的に十二月七日午後、「第十六回読谷村PTA研究大会」(長浜宗則読P連会長主催)が村中央公民館で開催されました。 「子供がゆとりと豊かさを実感できる地域および教育環境づくりをすすめよう」をスローガンに開かれた大会には、各小・中学校から約二百人のPTA会員らが参加する中、平成八年度の経過報告をはじめ研究発表が行われました。 発表には古堅小の比嘉松市さんと古堅南小の新崎孝子さんが「家庭・学校・地域が結び合うPTAをめざして」、渡慶次小の当真明子さんが「心は春風にのって」、古堅中の渡具知勇さんが「学年・学級PTA活動の推移と成果」を演題としてそれぞれに活動成果を報告し、参加した多くのPTA関係者らに共感を与えました。 発表の後は知花亀次郎村教育委員長が指導・助言を行うとともに、激励の言葉を寄せました。 《13 乳がん検診のあとで》 食生活の変化や月経期間が延びたことによる女性ホルモンの影響などから乳がんは急激に増えています。検診ではまず視触診が行われ、疑わしい兆候があれば画像診断が行われます。 ▼乳がんのセルフチェック(自己検診) 異常があったらすぐ専門医へ 1 まず上半身を鏡に映して、左右の乳房をよく観察します。 2 両手を上下させて、左右の乳房の動きや形の変化(凹みの有無)をよく見ます。 3 3本の指をそろえて、乳腺の中にしこりがあるかどうかをよく触れて確認します。 4 乳頭からの分泌(特に血液)や、乳頭そのものの湿疹状の変化など代わったところがないかを調べます。 5 仰向けに寝て乳房を平らにした状態で、もう一度よく触れてみましょう。 ”予防のために日常生活で気をつけること” ①食生活はバランスのよいものを。 ②脂肪はひかえめにする。 ③高たん白、高エネルギー食はひかえめにする。 ④授乳はできるだけ母乳にする。 ⑤肥満にならないようにする。 ⑥月に一度は自己検診を行う。 《14 歯周病の疑いがあるといわれたら》 歯の抜ける原因は歯周病と虫歯がありますが、特に中高年から歯周病に注意し、80歳になっても20歳の歯が残るようにまめな手入れと定期的な検診で予防をすることが大切です。 【歯周病予防の決め手はブラッシング!】 ●よい歯ブラシは… ①毛束が少ないもの ②合成樹脂の毛で腰が強いもの ③ブラシの部分が小さく、奥まで磨けるもの ●歯周病予防の磨き方 基本形 ※図 ブラシの毛先を歯と歯ぐきの境に当て、細かく振動させる。 ●デンタルフロス・歯間ブラシも併用して デンタルフロス ※図 歯と歯の間はデンタルフロスで。 歯間ブラシ ※図 歯と歯の間にすきまができたら歯間ブラシで。 ●入れ歯を清潔に ①義歯用ブラシを使って流水で洗います。 ②洗浄液に浸して汚れをとります。 ※図 ③残っている自分の歯も入念に磨きましょう。
読谷村の歴史・文化・風土・自然等を学ぶことで、私達が暮らしている地域を再認識してもらうと同時に、養成講座で学習したことを県内外から来村する各種団体に対して読谷村の素晴らしさを理解してもらい、県内外にアピールすることを目的に、本村では十一月十三日~十二月十五日までの日程で、「よみたんガイド養成講座」(第五回講座)を開講しました。 本村では近年、大型リゾートホテルのオープンなどに伴う観光客の増加に加え、村土の47%を占める米軍基地やチビチリガマ、シムクガマなどの戦跡を抱えることから、他府県からの議会議員視察団や修学旅行生、各種団体などが数多く訪れることから、その需要に対応し、より主体的に本村を紹介しようと今回初めて企画・開設されました。 講座には、役場職員や村内ホテル職員、観光関連従業員、バスガイド経験者ら三十五人が受講し、初回の講座には山内村長が『平和な村づくり』をテーマに講演。その中で山内村長は、琉球王国時代の歴史や読谷村の歴史(各字の特徴)、反基地闘争のエピソードなどの経緯を説明しつつ、「村づくりには足元にあるものにいかに付加価値をつけるかが重要。地場産品を大事にし宣伝しよう」と強調した上で、「読谷村の誇りは豊富な民俗芸能。ふるさと教育をすることによって子供たちに自信と勇気、夢が育まれる。ガイド講座を通して地元を知り、学ぼう」と受講生らを激励しました。 去った十二月二十一日午後、嘉手納町中央公民館において「第10回フレンドシップクリスマスパーティー」が開かれました。 このパーティーは嘉手納・読谷ライオンズクラブからハンディのある子供達に楽しんでもらいたいということで、毎年両町村で交互に開催され、彼らが楽しみにしている行事の一つです。 パーティーはしめやかにキャンドル点火から始まり、大きなケーキのカット、大好きな歌にアクションをつけたり、カップルで「野に咲く花のように」を情緒豊かに歌い、パーランクーを打ちならしての「遊びな一」を踊ったりと進み、そして青い目のサンタからのプレゼントに、大好きなサンタとのディスコダンスをし、ハッスルして喜びを体いっぱいに表していました。 会場も大きなツリーにキラキラの飾りつけでおおいにパーティーを盛り上げて、みんなの笑顔が一段と輝き、楽しい一時を過ごしました。 ありがとうございました。 また、ライオンズクラブから両社協に寄付の贈呈がありました。感謝! 文・古堅美佐子 「母子通園保育ふくぎ」担当
読谷村体育協会主催(山内昌千代会長)の「第十二回読谷村駅伝大会」が十二月十五日に開かれ、波平チームが2時間19分18秒のタイムで優勝を飾りました。 村運動広場前駐車場を発着点に展開された駅伝大会には村内七字のチームが出場し、7区間37㎞に健脚が競われました。 競技は、第一区から安定した走りを見せた波平チームが追走する座喜味チームを振り切ってゴールし、二年ぶり四回目の優勝を遂げました。 また、一月十九日に開催された「第十六回中頭郡一周駅伝大会」(9区間80・7㎞)には10チームがエントリーする中、本村チームは良く健闘し、4時間46分55秒の走りで3位の成績を納めました。 読谷村駅伝大会の順位(上位三位)と区間賞、及び中頭大会の成績は次の通り。 【大会成績】 優勝:波平チーム (2時間19分18秒) 2位:座喜味チーム (2時間21分08秒) 3位:楚辺チーム (2時間23分02秒) 【区間賞】 第1区・天久司(波平) [6㎞・22分09秒] 第2区・比嘉房枝(楚辺) [3㎞・11分16秒] 第3区・池原順一(楚辺) [5㎞・19分58秒] 第4区・波平昌司(座喜味) [6㎞・21分04秒] 第5区・天久武俊(波平) [5㎞・17分56秒] 第6区・玉城誠(渡慶次) [4㎞・14分28秒] 第7区・宇良貴行(波平) [8㎞・28分59秒] 【中頭大会成績】 優勝:石川市Aチーム (4時間34分11秒) 2位:西原町チーム (4時間44分30秒) 3位:読谷村チーム (4時間46分55秒) 「第四回読谷村教育長杯ソフトボール大会」(中頭地区中学校ソフトボール同好会主催、読谷村教育委員会共催)が十一月二十三日・二十四日に村運動広場にて開催されました。 この大会は、毎月の強化リーグ戦で鍛えた技術を試すとともに、スポーツを通して生徒の心身の鍛練と健全育成を図り、中頭地区のさらたる発展と技術力の向上を図ることを目的に開催されました。 今大会には、男子8チーム、女子Uチームの出場校がそろい、教育長杯の争奪をかけ、参加チームが攻守にハツラツプレーを展開して熱戦を繰り広げました。 競技の結果、男子の部が恩納中と安富祖中、女子の部が嘉数中と山田中とで決勝戦が争われ、男子は恩納村勢同士の決勝になり、延長タイブレイクのすえ、恩納中がU対8で安富祖中を振り切って優勝。女子は大会4連覇を狙った北中城中を、準決勝で破って勢いに乗る嘉数中が14対Oで山田中を退け、初優勝を飾りました。 一方、地元男子の読谷中Aや読谷中Bチーム、女子の読谷中、古堅中は初戦敗退となりましたが、十二月に行われる「中頭地区中学校新人大会」、一月に行われる「沖縄県中学校新人大会」(九州大会への派遣有り)に向けて、監督・選手らが巻き返しを誓っていました。 文:山内昌直(社会教育課)
読谷村では村内の各字公民館で「ゆいま一る共生事業」(高齢者を対象としたミニデイサービス・一月現在18字で実施中)を実施していますが、この度、財団法人・自治総合センターから平成八年度コミュニティー助成事業の一環としてカラオケ購入に対する助成金の交付が決定されました。 役場厚生課では、今回の交付決定を受け、早速三台のカラオケを購入し、瀬名波・泉の会、長浜・浜べの会、伊良皆・寿楽の会へそれぞれ一台づつ設置を終えました。 設置を受けた三団体は、ゆいま一る共生事業の中でカラオケを活用し、マイクを片手に楽しく歌っています。ある団体では歌の上手・下手に関係なく、競うようにマイクを握り、楽しいひとときを過ごしています。 みんなで歌うことによって気持ちを爽快にさせ、それが人間関係にもいい影響を与え、ひいては自分の健康管理にも多いに役立っていると、利用者から大変喜ばれています。 コミュニティー助成事業は財団法人・自治総合センターが宝くじの普及、広報事業として、受け入れる宝くじ受託事業収入を財源としてコミュニティーの健全な発展を図る目的で助成を行うものです。 助成事業は、健康の管理・増進に関する活動や文化活動・学習活動あるいは緑地推進等、幅広い活動に対して助成を行っています。 読谷村では助成事業の趣旨をふまえ、事業周知の一環としてカラオケに「宝くじ助成備品」と表示し、広く村民の理解を求めています。 文・高山朝慎(厚生課) 読谷北保育所(上地洋子所長)では、「郷土の文化に親しみ老人との交流を深め、地域に開かれた保育所づくりをする」とのねらいで、郷土文化伝承活動事業を取り入れました。 『チンヌクジューシー』や『浜ヌアーマン小』等の琉舞を習い、敬老会で披露したり民話を聞いたりと、保育内容の充実に努めて参りましたが、十一月二十八日には地域の先輩を招いて豆腐づくりに挑戦しました。 その導入として「しおふきうす」の民話を聞いて豆腐の凝固材(不思議な水)となる潮水を汲みに儀間ビーチに出かけました。 海の水が汚れていてはおいしい豆腐はつくれないと年長児二十二名は海浜清掃(今年で四年目)を行い、チリ袋五枚分の空缶やゴミを拾いました。 そしていよいよ豆腐づくり、畑の肉といわれる大豆を原料とした栄養豊かな豆腐づくりを、石臼を使うことからすべて手作業で体験致しました。重い石臼でふやけた大豆を挽くと豆乳がいっぱい。「ワアーすごい!」と子どもたち。シンメーナービいっぱいのゆし豆腐もあっという間にたいらげてしまいました。 北保育所では二月に老人ホームを慰問し、習った琉舞を披露しながら交流の予定です。 文・北保育所より
所得税は、毎年一月一日から十二月三十一日までの一年間に生じた所得について課税されますが、その所得金額とこれに対する税額は納税者自らが計算し、その翌年二月十六日から三月十五日までの間に申告し、納税することになっています。この申告のことを確定申告といいます。 確定申告は、一年間に生じた所得金額を確定させる意味を有すると同時に、その確定所得金額について計算した税額と、給与や利子、配当などの所得について源泉徴収された税額や予定納税した税額などの総額とを比べて、納め過ぎているかあるいは納め足りないかを計算し清算するとともに、その年の所得税額を最終的に確定するためのものということができます。確定申告をする人を大別すると、 ①確定申告をすることを義務づけられている人。 ②確定申告をする義務はないが、還付を受けるなどのために確定申告をする人。 の二つに分けることができます。 【申告に必要な添付書類】 ■不動産所得、事業所得がある人 ①収支内訳書(一般用、不動産所得用、農業所得用などの種類があります) ②給与所得がある人は源泉徴収票 ■所得控除を受ける場合 ①雑損控除(控除に関する明細書) ②医療費控除(医療費の領収書、医療費の明細書) ③小規模企業共済等掛金控除(支払った掛金の額の証明書) ④生命保険控除(支払保険料や掛金の金額などの証明書) ⑤損害保険料控除(支払保険料や掛金の金額などの証明書) ■2月6日(木)~7日(金) ◎公用地料関係 ■2月20日(木)~21(金) ◎一般・その他 ▼場所はいずれも中央公民館で午前9時30分~午後4時。 【申告書の提出期限】 ■3月17日です 村県民税の申告通知は昭和五十二年一月一日(満20歳)以前に出生したもので、平成8年中に所得が予想される者に通知してあります。 申告通知を受けていない人でも所得のある人は申告してください。所得があるにも関わらず申告しない場合は、追加賦課で税額が高くなることがあります。 ▼失業者、学生、病気療養中、障害者、住民登録はあるが家にいない場合はその理由を書いて申告してください。 ▼職場で村県民税が差し引かれている人、あるいは確定申告をする人は申告書にその旨を記入して申告してください。 ▼家族全員分を一括申告する時は、その家族の所得に詳しい方が申告をし、また各個人 別の必要とする証明書も忘れないように持参してください。 【申告書の提出先】 送付いたしました申告書は収入のあるなしに関わらず必ず役場へ提出してくださいますようお願いいたします。 【村県民税の移動相談日】各字の相談日は別表の通りです。 提出期限は3月17日までとなっていますので、送付いたしました申告書は収入のあるなしに関わらず、必ず読谷村役場税務課に提出してくださいますようお願いいたします。 ■読谷村役場税務課 ℡(958)2201