
村長選挙終る 知花氏無投票当選
村長選挙終る 知花氏無投票当選 去る三月二十七日の村長選挙におきましては有権者各位の御協力によりまして、無事に選挙を終了することができましたことを深く感謝申し上げます。三月八日の届出開始の初日に知花成昇氏の候補者届を受理し選挙運動が開始されましたが他に立候補者がないので当委員会は三月二十七日の選挙会を開いて規定に基き、知花成昇氏の村長当選を決定して、三月三十一日付をもって当選証書を附与致しました。 読谷村選挙管理委員会
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村長選挙終る 知花氏無投票当選 去る三月二十七日の村長選挙におきましては有権者各位の御協力によりまして、無事に選挙を終了することができましたことを深く感謝申し上げます。三月八日の届出開始の初日に知花成昇氏の候補者届を受理し選挙運動が開始されましたが他に立候補者がないので当委員会は三月二十七日の選挙会を開いて規定に基き、知花成昇氏の村長当選を決定して、三月三十一日付をもって当選証書を附与致しました。 読谷村選挙管理委員会
知花村長四月九日に就任 伊波前村長の任期が四月八日で満了になり四月九日から知花村長が就任されました。当日は午后五時から職員全員が集り前村長に対する感謝の会と知花村長の就任を祝福する会合が催された。 知花村長略歴 昭和十二年三月 沖縄県立農林学校卒業 〃 九月 沖縄県農事試験場甲種練習生終了 一九五八年三月 日本社会事業職員研修所修了 昭和十二年九月 沖縄県雇与儀農事試験場勤務 一九四七年七月 読谷村産業課長拝命 一九四九年九月 琉球列島米穀生産土地開拓庁勤務 一九五○年四月 琉球農林省開拓局技術課勤務 一九五二年四月 資源局開拓課勤務 一九五三年五月 琉球政府経済企画室企画課勤務 一九五四年九月 琉球政府経済企画室調査課勤務 一九五五年六月 琉球政府経済審議会幹事 一九五六年六月 読谷村助役 一九六○年四月 読谷村長就任
就任の御挨拶 この度、前村長伊波俊昭氏が四月八日で、任期満了に相成りまして、不肖私が其の後を受けて四月九日から就任することになりました。つきましては本紙面をかりて就任の御挨拶を申し上げさせて戴きます。 私は栄誉ある伝統に輝く読谷村の、栄誉ある職務に就く事が出来ました事を甚だ光栄と存ずる所であります。特に今回の選挙で全村民有権者の御支持を一身に戴きまして、投票を行うことなく、即ち無投票当選ということは身にあまる最上の光栄であります。村民の皆様、有権者の皆様に厚く厚く御礼を申し上げます。 私達の読谷村は現在のように繁栄の有様を呈して居りますが、「喬木は風に吹かれる」のたとえで、村が繁栄すれば繁栄するに従っていろいろな困難が前途に横たわることでありましょう。先輩村民、為政者の努力によって築かれた伝統、三十八年という長期に亘る地方自治行政の経験者、円満な人格者であられた前村長伊波俊昭氏の善政を継いで私の如き浅学菲才で弱輩の者が其の局に当らねばならぬということを考えますと如何にも心細い話しでありますが、併し一方飜つて考えて見ますと、悲観すべき事はないと感ずるのであります。それは前村長に寄せられた村民の信頼と御協力が私にも与えて戴けるように、全村民の、意気に感じて、正直に、真面目に働けると確く信じているからであります。 私の経験と申しましても、終戦直後の二ヵ年間建設時代に村の産業課長、虚脱状態にあった過度期の青年会長をつとめ、その後は琉球政府の経済局と企画統計局に八ヵ年間働いただけで、その後四ヵ年が即ち助役としてつとめさせていただいたのでありますから、それほど自負する事もありませんが、私は誠心誠意に働くという事を第一の信条としていますので、前村長の補佐役としても出来るだけの努力をおしまず働いたということだけは、誰に恥ずる事なく申し上げられると思います。然し乍ら、不肖の身のいたす処で村民の皆様にも、議会の皆様にもいろいろと御迷惑もかけ、御期待にそえなかった事も一度や二度でなかった事を遺憾に思います。読谷村では前村長の就任二年目、一九五七年に、村民生活の安定向上、将来発展のため経済基盤の強化等の趣旨に則りまして読谷村経済振興基本計画を樹て、村民皆様の全面的な協力と村議会の積極的な指導鞭撻、それに琉球政府や民政府の援助も、戴いて、農業基本施設としての農道や排水路の整備、村民の生活文化向上に直接影響を及ぼす飲料水供給施設の強化、公民館その他各種村内団体の育成助長、生産増強のための諸施策、教育施設の強化等が経済振興計画の線にそうて推進実践されておりますが、まだ縮についたばかりでありまして、当村ではなお多くの懸案を持っているのであります。 即ち 1、最大多数の村民が従事している農業の振興を図るためには、農道、排水、防風防潮林、溜池等の基本施設の整備、農業生産増強のための肥培管理の指導強化
〔46号1ページの続き〕 等の諸施策を更に推進しなければなりません。 2、産業経済の発展と表裏一体である教育の振興のためにはまだ数多くの学校教育施設と社会教育施設を整備する必要があります。 3、経済活動の動脈だといわれる公道村道部落内道路の整備は漸く始められたばかりでこれからという処であります。 4、飲料水供給施設としての水道もまだまだ半分も出来ていません。 5、労働の機会を失い所得の中断した村民に対して失業時における生活の安定を図るためには失業対策事業もさらに拡大せねばなりません。 6、政治、経済、文化のセンターとしての各字公民館村民会館の施設を完備して社会教育の発展向上を図らねばなりません。 7、郵便局の設置と村内通信網の整備 8、育英事業の推進による人材の養成 9、漁港の整備と漁具の改善による漁家生活の向上、その他保健衛生の問題や、観光事業等も当村の発展のため至大の関係があります。私は是非ともこれらの実現のために挺身したいと思います。またこれらの実現については多少の抱負を持っております。この四ヵ年間前村長の補佐役として働かして貰いましたお蔭で、村議会は勿論、各字、各種団体の皆様ともいろいろ接触も多く、話し合う機会も数多く戴きましたので、皆様の気持は人に劣らず解るつもりであります。私はこの読谷に生れ、読谷で生き、この村の土になる人間であります。私は自分の全生命を燃やして、自分の全情熱を傾けて皆様の御期待にそう覚悟であります。 どうぞや、村民の皆様、平和で、豊かな、文化の香り高い理想の郷土建設をめざして、共どもに進みましょう。不肖の身、ひとえに村民皆様の御庇護を希望して就任の御挨拶と致します。 一九六○年四月九日 読谷村長 知花成昇
読谷は教育村 知花英康 世に「灯台もと暗し」とか、「慶良間はみえるが睫毛は見えない」とかいう諺もあるが、読谷は産業村であったという事は多くの人が知って居るが教育村であるという事は村内の人でさえ認識せない人が多い。 去った戦争で産業面は見る影もなく消え失せたが教育の成果は残って益々冴えつつあることは教育界を始め医界、政界、官公衛、実業界方面で多数の人物が活動しつつあるのを見てもなずけるのである。今沖縄で博覧会でも開かれたら読谷は何を出品するか?人物輩出図でも出すより外にないのであるが之は読谷の先輩がよくわが郷土に立脚して卒先垂範、企画宜しきを得た結果であり、或る時代は教育の中心地の如き観さえあらしめたのである。 その二、三の実例をあぐれば 一、学校教育の普及、明治二十四、五年頃までは小学校は各村一校で毎年の入学児童はどの村も四、五十名程度でしたが読谷は明治二十六年校長に村上長繁(熊本県)教頭比嘉保彦(波平)の両氏を迎へ大いに教育の普及に力をつくし衰笠、藷弁当団体通学等の方法により修学督励の結果就学児童激増し毎年十月三十日の那覇瀉原に於ける県下大運動会には読谷校生徒の多きに衆目を引き時の中頭役所長が本村の就学奨励方法を調査に来られた事もあった。 二、独力で高等科併置。高等小学校は各郡一校で中頭郡は普天間に中頭高等小学校があったが読谷からは遠くて入学者も少なく又折角入学しても半途退学者が多く完全に卒業する者は至って稀れであった。それで時の間切長長比嘉自作氏(波平)決然起って明治三十年四月村上校長と計り一村で高等小学校を併置した、之を見て他村も「右へ倣へ」で続々高等科を併置し郡組合の高等小学校は明治三十五年までには皆解散したのである。 三、学事奨励会、今日のPTAや学校後援会の全身たる学事奨励会は大正二年古堅校長成富敬吉氏(佐賀県)の尽力に依て発祥し漸次各地に伝播したのである。 四、高等学校の設置、戦後村民が各避難地から帰村するや本村の地理的、歴史的実情及時代の輝勢に鑑み直に高等学校設置を企図し一九四八年漸くその実現を見て今日に到つたのである。 五、社会教育、大正三年、それまで他に類例の無かった婦人会が本村から発祥し又戦後は卒先公民館や子供遊び場を設し今やその運営、活動に進みつつある。 以上本村教育の歩みに就いてその大略を記したが之は比較的であって決してこれでよいと満足するわけにいかない吾等は過去に鑑み、現在を見つめ、更に発展して将来沖縄第三の黄金時代を作るべく大いに頑張らねばならぬ。
甘藷温床苗床を設置して -渡慶次農事実行組合- 儀間玉永 甘藷の増収を望むならば苗床を作ることを忘れてはいけない、これはすべての作物も苗時代の因子によってその成長及収量に大きく作用するといはれています。 昔から苗半作という諺があることももっともなことである。 苗の選択を軽くして数年栽培するのちに品種の劣変を来すおそれがあるので品種の特性を備えた種藷を利用して丈夫な苗を植付することが多収の第一条件であると云う事を指導のもとに去る一月一六日村経済課及農改普及員によって温床苗床の設置について講習をうけ早速自分で設置し左の通りの結果がでましたので参考のために本紙を利用し掲載します。 一、温床苗床設置(フレームの利用四尺×一八尺)二坪 二、堆肥 五○貫(堆肥の厚さ八寸) 三、水肥 七○貫(堆肥を三○貫の時水肥四○貫施し仕上の時三○貫) 四、床土(肥土)四寸厚さに復土をなす 五、仕上、一週間後に種子芋を埋める。種子芋はなるべく旧七月植の長形の芋が適当とす 六、植方 畦巾四寸株間二寸にして水平に埋める 七、総仕上 上からもみがら五分の厚さおういをし上からビニール障子をかけて陽当りをよくする。 植付後の成績左のとおり 二月十日種藷伏込後十六日目に発芽五○%) 二十日目に百%の発芽揃 三月十一日に第一回一・一○○本仮苗床へ三○坪植付た。 三月末日に第二回一・四○○本四○坪分苗を苅り取った。 四月二十日頃第三回に五○坪分を苅取り予定。
守る規則に事故はなし 交通道徳を守って事故防止 春の交通安全運動 1、道をあるく時は必らず左を通りましょう。 2、道をあるく時は三人以上横にならんであるかないようにしましょう。 3、道を横切る時は必らず横断歩道を通りましょう。横断歩道がない時は左右をよく見て交通の安全をたしかめてから、まっすぐによこぎりましょう。 4、交通の妨害になるような程酒を飲んで道をふらつかないようにしましょう。 5、交通のひんぱんな道においては児童や幼児をあそばさないようにし、又幼児の一人あるきは絶対に
〔46号2ページの続き〕 させないようにしましょう。 四月十五日から四月二十一日まで全琉一斉に春の行楽シーズンをひかえ最近増加の傾向にある交通事故現況にかんがみ全住民の交通安全思想をたかめて交通事故の防止を図るために運動が展開されています。運転手も道行く人も規則をよく守りお互に注意し合って事故を未然に防止するとともに単に週間運動だけに終らずに日常生活に正しい交通道徳を身につけて事故のない明るい村にしていただくよう御協力をお願いします。
カやハエ、ネズミのいない村に(一) これからだんだん暑くなりますといわゆる伝染病のえんまんする季節となってまいります。病気と貧乏とは切っても切れない密接な関係にあると云われています それは病気をすることにより多大な出費をよぎなくされ、経済力の如何により貧困なため人間活動に必要な栄養素を充分とることが出来かねるため病気を誘発する原因ともなり、あるいは貧困からくる生活環境が不衛生なため病気が発生するためだと思います。 そこで私達は病気のない健康で明るい住みよい家庭や部落、村を建設するためにはまづ私達の周辺をうるさく飛び廻り伝染病のばいかいをするカやハエ、ネズミをぼく滅しその発生源をなくすることによりかような衛生害虫は一匹も居なくなり文化人としての誇りを持つことが出来るのじゃないかと思います。 衛生害虫の駆除は各個人各個人高価な薬品を使ってばらばらに実践したところでその目的を達成し効果を発揮することはできません。 一地域(部落又は班や組)の一人一人が一丸となり協力し合い実践することにより新の効果があるものです。役所においては伝染病のシーズンにそなえ衛生用薬品して各部落に配布するようにしております。 村民の皆様も害虫を見たら必らず殺し発生ヶ所は必らず除去やその他の方法を施す習慣をつけ日頃の「ハエをおえ」の言葉も「ハエをころせ」に改めていただきたいものです。来月五月八日から十七日まで十日間夏季清掃運動が始まりますので次にカとハエ、ネズミのいない健康で明るい住みよい家庭や部落や村にするためそれらの駆除方法についてお知らせしましょう。 カ、ハエ、ネズミの駆除にあたる場合安い経費と少い労力で最も大きな効果をあげるためには、先づそれらの生能、つまりどこで発生し、そんな発育繁殖をしどのような活動をしているかについて正しい知識を持つことである。そしてその生活史や習性に従って最も弱い点をつくことである。 薬品がいくら沢山あってもまた折角みんなが一生懸命仕事をしてもそれが正しい知識と理解を基礎として効果的に行われない場合にはむだが多く、またその効果も少いものです。 そこで先づカとハエ、ネズミの効果的な駆除を行うために是非知っていなければならないことは次の如きものです。 一、カについて 1、カの種類 カは日本で六○種ほどが知られているが、衛生害虫としては次のようなものである。 ※表になっている 原本参照 2、カの生活史 カの一生を表示すると次のようになる。 ※表になっている 原本参照 成虫は一~二ヵ月の寿命を保ち、血を吸うものはメスのみである。マラリアはハマダラカで、フィラリアはシナハマダラカ、アカイエカ、トウゴウヤブカ、デング熱はヒトスジマシカ、日本脳炎はコガタアカイエカアカイエカによって媒介されます。 3、カの発生場所 カの幼虫であるボーフラの発生するところは必ず水の溜っている場所である。その発生場所は種類によって夫々異ってくる。 同じ種類のカは同じ種類の場所に卵をうむ習性のあることが知られています。 では、どんな水たまりに、どんな種類のカが発生するのでしょうか。次の一覧表はこれを簡単にまとめたものです。 ※表になっている 原本参照 4、カの駆除法 発生源の除去 カの産卵場所、すなわちボーフラの発生場所は汚れた水たまり、よどんで流れない水域であるから水たまりをしらみつぶしになくしてゆくことが根本である。 イ、つまって流れない溝や下水はよく掃除して流れをよくする。 ロ、空ビン、空かん、茶わんのかけら、竹の切株などはづかのところにも雨水がたまるとボーフラが発生するから、ひとつひとつこれを片ずける。 ハ、用水桶には、完全なフタをつけるか、毎週一回水をとりかえる。 二、除去できない池や水槽には魚をやしなうこと。 ホ、墓地の花立や水ばん等には砂を入れてボーフラがわかないように工夫をする。 ヘ、溝、川、池のまわりの雑草はカのすみかとなるから刈りとる。 ト、どうしてもなくすこと
〔46号3ページの続き〕 のできない水たまりに対しては、ボーフラの発生に応じてDDT、BHC除虫菊乳剤などの殺虫剤を一週間に一度位の割でまく。 2、成虫の駆除 イ、屋内については、壁、天井、流しもと床下、納屋などに二ヶ月に一回位の割合でDDT油剤をまく。 ロ、屋外の下水溝、溝ブタのうら、竹ヤブ石垣の穴などにも必要に応じてDDT、BHC、除虫菊乳剤などの殺虫剤をまく。 二、ハエについて 1、ハエの種類 ハエは日本だけでも約七○種が記録され、非常に広い分布範囲をもつが重要な種類には次のようなものがある。 ○イエバエ=家の中でみられる最も普通のハエで成虫は食品、食器、厨芥、馬糞などに集り便所には発生しない ○ヒメイエバエ=イエバエより小形で家の中ではよく天井の下をくるくる廻っている、幼虫は糞尿だめや汚いごみ溜に多く発生する。 ○オオイエバエ=イエバエよりやゝ大形で脚の色が褐色をおびており、人家附近に普通見られ、幼虫は便池、ごみ溜などに見られる。 ○クロバエ=黒色で青味をおびた大きなハエで、幼虫は腐肉や糞便だめによく発生し獣、魚肉、乾物などに多く集る。 ○キンバエ=青藍色か緑色に輝く中形ないし大形のハエで、野外の糞便や動物の屍体などに多く集る。 ○ニクバエ=一タシマバエと呼ばれ、背中にはっきりとした三本のたてじまのあるハエで、魚肉動物の屍体糞便などにたかる。 このハエは他のハエと異り卵をうみつけずに直接幼虫を産みつける。 2、ハエの生活史 ハエの一生を表示すると次のようになる。 ※表になっている 原本参照 種類によって、それぞれ産卵場所は異るがすべてきたないものに卵を産みつけるハエの卵は長さ一ミリメートル位で黄色いバナナ形をしており大体四○~二○○個の卵を一かたまりに産みつけるクロバエは便所のふみいたの下面等に産卵し、これから小さなウジ(幼虫)が発生し、ウジは便池内で成長する。 ウジは二回脱皮し、便池からはい出して便池附近の土中にもぐり、そのまま小豆色の米だわら状のサナギになる。 数日するとサナギから、からを破ってハエ(成虫)が出てくる。 ハエの産卵数 イエバエ 一○○~一五○個 ヒメイエバエ 四○〃 クロバエ 三○○〃 キンバエ 三○○〃 サシバエ 五○~八○〃 ニクバエ 一○○~二○○ 成虫(ハエ)の生命は夏期において約二ヶ月(イエバエ)秋から冬にかけての寒冷期には一○○~一五○日(ヒメイエバエ)の長生をする。 3、ハエの発生場所 幼虫の発生する場所を知ることはハエの駆除に最も大切なことであるが、発生する場所は種類によって異る。即ちイエバエ、サシバエは植物性の腐敗物質に幼虫が発生する。これらのハエの大部分は畜舎がその発生源になっている。 ヒメイエバエ、クロバエ、ニクバエは好んで便池及び動物性のくさったものに発生する。 ウジの発生する場として重要なものは便池、ごみ溜、堆肥、動物の死体などである。ハエは一般に明るいところや明るい色を好み昼間に最もよく活動する。 4、ハエの駆除法 1、発生源の除去 ハエが卵を産みつけて、幼虫であるウジが発生する場所は、便所、ゴミ溜、ゴミ捨場、肥溜、畜舎、堆肥舎など、その場所がきまっている。ハエを駆除するためには、これらの発生源をなくすることが根本である。 (イ)便所の汲取口や便器はきちんとフタをして便池の中を暗くするとともに窓には金網をはる (ロ)ゴミ箱には完全なフタをつけ箱は黒ぬりとする (ハ)台所から出るゴミの管理を充分にする。 (ニ)肥溜には完全なフタを、堆肥には充分な維持管理をする。 (ホ)畜舎は清掃を励行し一週間一回はしきわらをといかえる。 区長会協議事項 一、日時 三月二十二日午前十時 一、協議事項 一、一九五九年度決算説明について決算書により説明を行う。 二、住民登録実施について 四月一日現在で調査をする。 一、日時 四月二日午前十時 一、協議事項 一、村長選挙結果について 三月二十七日選挙会を開き知花成昇氏当選決定した(無投票) 二、一九六○年度不動産取得税新築家屋の報告について 四月十一日の区長会迄に報告 三、衛生用薬品の配付について DHCを配付する。 四、精神病者の取扱について 不法監置してはならない。監置の場合は行政主席の許可を要す。 一、日時 四月十二日午前十時 一、協議事項 一、軍用地料支払について 四月十四日-十五日 読谷飛行場と牧原(別紙の通り) 二、一九六一年度予算編成に対する懇談会開催について 各部落有志等との懇談会をもつ 三、ボーロ、読谷両飛行場の黙認耕作について 地番、地目、耕作坪数(実際耕作坪数)