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2003年6月1日発行 広報よみたん
読谷道路の一部が暫定開通 大木・古堅間 四月十六日、読谷道路の開通式が暫定道路の大木側県道六号の接合地点で盛大に催されました。 沖縄西海岸道路の一部となる読谷道路は、恩納村との境界近くの旧親志地区（国道五十八号）から古堅に至る延長六キロメートルの道路。この道路が完成すると本島北部と中南部地区を結ぶ主幹線道路となります。 主な目次 読谷道路が暫定開通…１ 県植樹祭を開催…２ さとうきび満産祝い…４ リコーダーで日本一…６ 死亡率は全国で最悪…８ 財政公表…10・11 情報アジマー…12・14 読谷の自然・文化財…13 小錦バンドコンサート…16
一般国道58号読谷道路（大木～古堅地区）開通式 四月十六日、大木公民館において沖縄西海岸道路開通式典が開催されました。 沖縄総合事務局南部国道事務所の小林勲所長は、「沖縄県の慢性的な交通渋滞の解消にと道路行政に営々取り組んでいるところです。今回一八四人の地権者や地元関係者の協力を仰ぎ、暫定開通にこぎ着けることができました。今後とも安全に暮らせる地域づくりにご支援を賜りますようお願いします。」と感謝を述べました。 地元を代表して安田村長は、「南部国道事務所の職員の皆さんにはいっぱいご苦労があったと思いますが、今回の開通を村民共々に喜んでおります。ただ、嘉手納町の国道側に出るには通学路である水釜地域を通りますので、運転者の皆さんには更に安全運転に努めていただきますようにお願いいたします。」と呼び掛けました。 大木公民館での式典終了後、読谷道路に会場を移し、テープカットとくす玉割りが行われ、「通り初め」では沖縄県警白バイ隊が誘導する中、古堅中学校吹奏学部一八人を先頭に、地域の小学生を乗せたポニーの手綱を安田村長、小林所長らが引き、参加者二〇〇人余が涼風の吹く中、六五〇メートルほどの距離を歩きました。
よみがえれ 緑豊かな この大地 県植樹祭を盛大に開催 四月二十六日、第五十四回沖縄県植樹祭が残波岬公園で開催され、村内外から千人余の皆さんが村木のフクギやリュウキュウマツ、シャリンバイ五千本を植裁しました。 オープニングでは座喜味子ども会、渡慶次獅子舞クラブが棒術や獅子舞を披露し好評を博しました。 稲嶺恵一県知事は、「県内各地から多くの皆さんがご参加いただき感謝します。読谷村は世界遺産の座喜味城跡をはじめ伝統文化が多く保存継承されております。潤いと安らぎのある住みよい環境づくりのため今後とも県土緑化推進に積極的なご支援をお願いいたします。」と主催者あいさつを述べました。 安田村長は、「開催地を代表して心から感謝申し上げます。この残波岬は戦前は松林が生い茂った緑豊かな景勝地でしたが、先の沖縄戦で荒廃しさらに戦後は米軍の射爆場となりました。返還後は公園用地として整備し植裁を実施してまいりました。今日参加された皆さんはご自分が植えた木を憶えて、時々訪れて管理してください。そして公園内の自然散策を楽しんでいただきたいと思います。」と感謝を述べました。
地域は一つ！ みんなで防犯意識を高めよう！ 四月十八日、読谷村総合福祉センターにおいて、「安全・安心の街づくり村民大会」 （主催、読谷村・嘉手納警察署・嘉手納地区防犯協会）が開催され、村民や警察関係者三五〇人余が集まり、防犯意識を高めました。 この種の大会は初めての試みで、近年急激に増加し、村民が不安を感じている街頭犯罪及び侵入犯罪等の身近な犯罪について、その発生に歯止めをかけ総量を抑止することを目的に開催されました。 大会では、「犯罪の防止には、住民と警察及び関係機関・団体が連携する中、地域住民自らが自主防犯意識を高めることが重要。」と呼び掛けられました。 安田村長は、「こういう大会を開かないと安心して暮らせないというのは憂慮すべき事態です。多くの皆さんが参加していただき感謝します。身近でできる、例えば一戸一灯運動を習慣づける等身近なことから実践していきましょう。」と呼び掛けました。 嘉手納警察署の仲宗根盛光署長からは県内や嘉手納署管内の犯罪状況や傾向が詳しく紹介され、山内嘉平嘉手納地区防犯協会長、前田村議会議長のあいさつがありました。また、読谷中学校の高良徹也君、読谷高等学校の久場厚介君、青年会の仲村渠秀人さん、婦人会の儀間真智子さんがそれぞれ意見発表を行い、読谷村ＰＴＡ連合会の仲眞朝雄会長が宣言文を朗読、大会を閉じました。
国道東の返還地区地主会 まちづくりの方針を確認 四月二十七日、読谷村文化センター中ホールで「平成十五年度嘉手納弾薬庫比謝・大湾・比謝矼返還地区地主会総会」（宮城元信会長、会員一八二人）が開催され、議案五件について説明、審議がなされ全会一致で可決されました。 総会では、返還地のまちづくりテーマとして「水・緑あふれ、歴史・文化の感じられる読谷村の玄関口」とする基本方針が確認されました。 この方針は、これまでの各界の専門家を招いて実施したまちづくり勉強会（八回）やワークショップ、アンケート等を実施して集約したもので、約六八haの地域の国道側を商業地として内側を住宅地として整備するもの。二〇〇六年度に区画整理のための組合を立ち上げ、〇九年度をめどに工事着手にこぎ着けたいと計画を推進しています。
オジー・オバーと童ぬタウンオリエンテーリング 嘉手納警察署と嘉手納地区交通安全協会は、去る五月八日の午前十時三十分から十一時三十分までの間、読谷村立古堅南幼稚園周辺通学路約一・二キロメートルを南幼稚園園児、古堅永光会、交通安全母の会（古堅区婦人会）及び園児父母等約一七〇名参加のもと「オジー・オバーと童ぬタウンオリエンテーリング」を行いました。 今回実施したオリエンテーリングは、園児が普段通園している道路や地域の高齢者等がよく通っている道路を一緒になって実際に道路を歩いて危険箇所をチェックしたり信号機のある交差点での正しい横断の仕方等を経験したり、各ポイントに掲示してある交通安全問題を解いたりしながら交通安全に役立てるとともに地域のお年寄りと園児の交流を図る目的で行われました。 当日は、少し蒸し暑い天気にも関わらず参加者全員が元気にゴールするとともに参加者からは「地域のお年寄りと子供のコミュニケーションが図られて楽しかった。」と好評でした。 （文・嘉手納警察署交通課）
さとうきび生産農家が盛大に満産祝い 読谷村福祉センターを会場に平成十四・十五年期さとうきび搬出終了祝賀会が四月二十五日、生産農家や農協関係が参加するなか開催されました。 ＪＡおきなわ読谷支店の仲宗根勉支店長は、「昨年は干ばつや台風の影響で不本意な成績でした。今年の総生産量は、一一、七四五トンで昨年より四、〇〇〇トンの減収でしたが、そんな中で、中部地区競作会の部で長浜の津波健一さんが春植部で一位に輝き、夏植部で上地永幸さんが二位に選ばれ、更に多量生産の部で玉城秀吉さんが一位になっております。今年も皆さんの協力を仰ぎ、頑張っていきたいと思います。」と述べました。 満産祝いでは今期多生産者六人が表彰を受けました。またアトラクションでは、ＪＡおきなわ女性部の皆さんが紅いも音頭を披露し、祝賀会を盛り上げました。 【被表彰者】 一位 玉城秀吉（大添） 二位 高良 宏（喜名） 三位 仲宗根盛考（楚辺） 四位 真栄田徳光（座喜味） 五位 知花 弘（波平） 六位 比嘉真徳（楚辺）
さとうきびの日に表彰受ける 四月二十七日、沖縄県さとうきび振興条例で定めた「さとうきびの日」にあたり、本村の宇座地区で中部地区さとうきび生産振興対策協議会主催の競作会受賞者の表彰式や株出しの畝立ての実演に中部地区のさとうきび関係者一三〇人余が集まり開催されました。 二〇〇二年度中部地区さとうきび競作会の春植部で一位に輝いた津波健一氏（字長浜）、夏植部で二位の上地永幸氏（字波平）、多量生産の部で一位になった玉城秀吉氏（字大添）の三氏が表彰を受けました。
『家の光』で紅イモをＰＲ 比嘉好子さんが四月十四日に安田村長を訪れ、『家の光』五月号に「村を紫色に染めたい」のタイトルでＪＡおきなわ読谷支店女性部が紹介されたことを報告しました。 記事では、女性部が取り組んでいる染め物、料理、加工品づくりのことが四頁にわたって紹介され、比嘉さんがモデルになり染め物の作り方が紹介されていました。 比嘉さんは元教諭であることから「子供たちにも紅イモ染めを教えていきたい。」と意気込みを覗かせました。 安田村長は、「農業も楽しみながらなさって、紅イモのＰＲも頑張ってください。」と激励しました。
緑の愛護で一九四九会が国土交通大臣表彰 兵庫県の国営明石海峡校公園で開催された第十四回全国「みどりの愛護」のつどいにおいて、一九四九会が、模範的な緑化推進活動を展開したとして、国土交通大臣より感謝状が贈られました。 五月九日、一九四九会（玉城章光会長）のメンバーが石嶺助役を表敬し、受賞の喜びを報告しました。 石嶺助役は、「座喜味地域は多くの花壇があり、センスも年々向上しているように見受けられます。来村したお客さんから感嘆の声がよく聞かれます。」と激励しました。
