読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース
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2003年7月1日発行 広報よみたん
幻の喜名焼古窯跡を発見 喜名観音堂の東側、喜名集落内の村道工事に伴う発掘調査で五月十六日に幻の古窯跡が良好な保存状態で三基発見されました。 喜名焼の発祥年代はこれまで不明で、康煕九年（一六七〇年）の銘書きのある厨子甕があるのみでした。この古窯の発見は沖縄の陶芸史の解明に大きな手がかりとなることでしょう。今後の調査研究の成果が待たれます。 ５・１５平和行進……２ 楚辺パトロール隊を結成…３ 老人クラブ大会…４ 知花君が日本代表に…５ 保育の窓…８ めざせ健康ゆんたんざ…９ 建設工事契約一覧…11 情報アジマー…12・14 読谷の自然・文化財…13
五・一五平和行進団 有事法案反対を訴える 復帰記念日の取り組みとして行われた基地のない沖縄を求めて「五・一五平和行進」（主催、沖縄平和運動センター）の一行は、五月十六日の朝に読谷村役場で全体集会を開いたあと、平和行進に出発しました。 出発式に臨んだ安田村長は、「復帰して今なお基地の状況は変わりません。今国会で取りざたされている有事法案は憲法改正につながり、沖縄を危機的状況に追い込む事になります。県内外から多くの皆さんが参加しており感謝します。参加者の皆さん最後まで頑張ってください」と激励しました。 役場前を出発した一行は、基地のたらい回し反対、基地の撤去、有事法制反対、安保条約廃棄等シュプレヒコールをくり返しながら読谷飛行場を縦断、楚辺通信所、トリイ通信施設前を経て、国道五八号を嘉手納町に向け南下しました。
役場ロビーで水道展を開催 第四十五回水道週間にちなんで六月二日から六日までの間、役場ロビーにおいて水道展が開催されました。 役場ロビーには、水道機材をはじめとする資料の展示がなされました。 オープニングセレモニーで安田村長は、「水道週間にちなんだロビー展は今回で三回目を数えます。いい水はいい環境からと、今回はＮＰＯ法人「海と渚保全会」の特別展示と抱き合わせで開催しています。また、昨日は八〇人の親子がバスツアーで県内の水道関係施設の視察を実施し好評を博しました。一人でも多くの皆さんがこの水道展を参観して環境問題に目を向けていただけたらと思います。」と述べました。
教育委員がビジョンを語る会を開催 読谷村教育委員会（知花江美委員長）では、初めての試みとして議員、民生児童委員・婦人会・老人会等各種団体と語る会を毎月自主研修として計画しています。 その手始めとして、五月二十七日、安田村長とビジョンを語る会が行われました。 村長室に委員全員が出席して行われ、村長から読谷村の教育環境と教育施策について話され、各委員からは各学校の活発な学習活動状況や読谷まつりへの参加意義と教育効果等について具体的な報告がなされました。
みんなで守ろう地域の安全 楚辺パトロール隊を結成 楚辺区で五月十三日夜、区民他嘉手納警察署関係者約八〇人が参加する中、楚辺パトロール隊出発式が開催されました。 この楚辺育成保安部員、交通安全部（パトロール隊、会員百人）は、各種犯罪の増加に伴い、地域の青少年を犯罪から守り、犯罪発生（窃盗・車上狙い・色情盗・凶悪犯罪）を防止するために地域を見守るパトロール隊として相互及び楚辺駐在所員、その他の関係機関団体との連絡協調体制の確立を図ることを目的に発足しました。 出発式では、交通安全部の比嘉勇人部長からパトロール隊発足の目的等について説明がなされました。また、比嘉松市区長は、「四月十八日に開催された『安心・安全な街づくり村民大会』に楚辺区から四〇人が参加し、地域の中で何か取り組めないかと交通安全部で話し合いました。これまでも夏休みを前に種々の取り組みを実施していたのでスムーズに発足できました。」と述べました。 嘉手納警察署の仲宗根盛光署長は、近年の県内及び嘉手納署管内の刑法犯の傾向に触れ、「先の村民大会を受けて地域で独自の取り組みがなされるのは初めてです。地域と警察署及び関係機関が協力し犯罪をなくしていきましょう。」と述べました。 公民館前を出発したパトロール隊は楚辺地内を巡回し、交通安全及び犯罪防止を呼び掛けました。
読谷村商工会三〇周年で記念植樹 六月十日、読谷村商工会（大城行治会長）の設立三〇周年及び女性部（平良喜代子部長）二〇周年を記念して、むら咲むらの北側駐車場周辺で記念植樹が行われました。 記念植樹には、商工会の会員五〇人余が参加し、ノーベル平和賞を夢みる村民基金の交付金で購入した桜（七〇本）の他、村から提供を受けた、フクギ、クロトン、シャリンバイ等合計二九〇本を植栽し、さわやかな汗を流していました。
読谷村商工会の新役員が村長表敬 五月二十七日、読谷村商工会の大城会長はじめ新役員が安田村長を表敬しました。 安田村長は、「この不況下にあって都市地区では空店舗が目立つようになりました。村内の店舗はなんとか持ち堪えているようですが、商工会を中心に頑張ってください。」と述べました。 大城会長は「商工会も三〇周年を迎えました。各事業所とも仲良くやっています。」と述べました。 会 長 大城行治 副会長 有留美樹 〃 平良喜代子 事務局長 野波棟美夫
「健康」「友愛」「奉仕」を掲げ老人クラブ大会・芸能大会を開催 「明るく住みよい活力ある長寿村づくり」をめざし読谷村老人クラブ連合会（仲宗根憲栄会長）主催による「第三九回老人クラブ大会」及び「第一九回芸能大会」が五月三十日、文化センター鳳ホールにおいて会員七〇〇人余が集い盛大に開催されました。 老人クラブ大会 主催者代表挨拶で、仲宗根会長は「世の中が落ち着き平和であること、そして、心と体の健康が大切です。介護や医療費のかからない生活を送ることが社会貢献につながります。地域社会が私たちの活動の拠点です。今後とも楽しい老人会をづくりを目指し頑張っていきましょう。」と述べました。 続いて、特別功労者として前年度役員の山内昌順会長、山内静子副会長、比嘉憲一理事、伊波寛裕監事に感謝状が贈られ、安田村長や松田善康中老連会長、前田善輝村議会議長、伊波県議等から来賓祝辞が述べられました。 芸能大会 クラブ大会に引き続き、芸能大会が、「心身ともに健康になりましょう！」をテーマに開催されました。 ステージでは、渡慶次青洋会の「こてい節」を皮切りに、二〇単位クラブが趣向をこらした演目を披露し、盛んな拍手を受けていました。
山内県教育長の就任を祝う 山内彰氏「沖縄県教育長」就任祝賀会が、五月十四日に沖縄残波岬ロイヤルホテルに教育関係者をはじめ多くの村民が詰めかけ盛大に開催されました。 安田村長は、「山内氏の県教育長就任の喜びを皆様と共々に分かち合いたいと思います。我が村から県教育長が誕生したことは、村民の誇りであり、後輩の励みになります。教育環境を取り巻く情勢は厳しいかと思いますが頑張ってください。」と激励しました。 山内氏は、就任以降の近況を報告し「かつて教育を語った同僚や先輩方の激励を受け、感動し、そして大きな決意が沸き上がっています。」と述べました。
知花真斗君が日本代表に 世界少年野球選手権大会 八月にブラジルで開催される、二〇〇三ボーイズリーグ世界少年野球選手権大会の日本代表選手に選ばれた知花真斗君の壮行会が六月四日、役場ロビーで開催されました。 安田村長は、「日本代表に選ばれた知花真斗君と読谷ボーイズの大城護監督、そして読谷中学校の米須良成校長も駆けつけてくれました。読谷村から世界大会へ出場するのは世界ジュニアソフトボール大会に参加した儀保信虎君についで二人目です。世界の大舞台で悔いのない試合ができるよう健康管理に留意してください。知花君の日本を代表するプレイは多くの後輩の誇りであり大きな励みになるでしょう。」と激励しました。 知花君は、「世界の大舞台でストレートの直球勝負で優勝を目指して頑張ってきます。」と意気込みを語りました。
