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2004年6月1日発行 広報よみたん
喜名小から二人目の快挙 日・ＥＵ絵画コンクール ＥＵ加盟国の旗が満面の笑みで手をつなぐ 五月十三日、喜名小学校四年生の真栄田海来さんが比嘉源勇校長に伴われ安田村長を訪れ、日・ＥＵフレンドシップウィーク「絵画コンクール」（主催、駐日欧州委員会代表部）に小学校低学年の部で最優秀賞を受賞したことを報告しました。 安田村長は、「おめでとう。一昨年も喜名小の宮城成伶さんが最優秀賞をいただき、今回で二度目の快挙です。先の東京出張でＥＵ大使にその報告をしたところです。子供たちには世界で活躍する外交官にもチャレンジして欲しいものです。」と目を細めていました。
主な目次 日・ＥＵ絵画コンクール…１ 読谷中央残波線が開通…２ 琉球文化体験施設が完成…２地域の安全で意見交換…３ 残波岬駅伝大会……３ 楚辺多目的ホール完成…３ ピカピカ一年生の集い…４ さとうきび満産祝い…４ デイサービスセンター完成…５ 財政公表…６・７ 保育の窓21…８ めざせ健康ゆんたんざ14…９ 前ヌアジマー…10・11 環境・ゴミ減量の作文…12読谷の自然・文化財…13 後ヌアジマー…14・15 子ども会育成会が公演…16
読谷中央残波線が一部開通 四月十七日、国道五八号伊良皆側から残波岬へ向け読谷村を横断する村道中央残波線の一部（八五〇メートル）の開通式が催されました。 国道五八号では連結部の信号機の点灯式が行われ喜名小学校の児童らが参加して渡り始めが行われました。また、中央残波線ではテープカットが行われ、通り始めでは古堅中学校の吹奏楽部の皆さんが演奏する中、横断幕を先頭に八〇人余りが国道五八号側から読谷飛行場に至る八五〇メートルを歩きました。 安田村長は、「これまで用地取得や国道への連結など苦労もありましたが、多くの皆さんのお力添えがあり今日の日を迎えました。一部開通に当たり感無量の思いです。」と述べました。 この中央残波線整備は、一九九四年から国土交通省道路局補助事業道路改築事業として進められています。道路の幅員は三〇メートル、四車線でこれまで一一億八二〇万円を投じており、今後は読谷飛行場滑走路跡（国道読谷道路予定地）から波平集落の南側を経由して県道六号波平大当までの延長二・三キロメートルを整備していきます。
琉球文化体験施設が完成 琉球体験王国むら咲むら内に読谷村琉球文化体験施設が完成し、四月十八日に施設のお披露目と完成祝賀会が開催されました。 テープカットの後、施設を見学した安田村長は式典で「沖縄の文化を発信する体験施設が完成して読谷村の観光拠点として大きな展開が期待されます。展示コーナーには読谷村が誇る人間国宝や現代の名工の作品、村内の各工房の作品が展示されており圧巻です。子供たちを連れて色々体験するなどゆっくり親子の関わりを持てる場として利用してください。」と述べました。 むら咲むらは、十四、十五世紀の久米村の歴史ある街並みを再現したあの大河ドラマ「琉球の風」のオープンセットを利用した施設で、中には三二の工房があり、カンカラ三線製作や琉球吹きガラスなどを作って楽しめる一〇一のアイテムがあります。 今回開所した「読谷村琉球文化体験施設」には、村の伝統文化や工芸品そして各種体験プログラムを紹介する体験ビジターセンターを始め琉球料理体験教室、舞踊道場があります。
読谷村観光協会を立ち上げ 沖縄県への観光客数は昨年五〇〇万人を突破、その内読谷村への入込客数は二〇〇万人近くと見られています。 読谷観光の窓口を一元化し、観光客のニーズに応えるべく、四月二十二日に読谷村観光協会の設立総会がむら咲むらククルホールで開催されました。 これまで、村商工会に観光部会を置き、観光協会の設立の準備をしてきました。 総会では、経過報告、定款の承認、事業計画、予算案、役員選出（二四人）等が提案可決され、初代会長に小平武氏が就任しました。
地域の安全について意見交換 ちゅら（ひと・まち・ゆい）づくりで「ちゅらさん運動」 四月二十日、読谷村文化センター中ホールにおいて「地域の安全を語る会」が嘉手納署管内の両町村の首長、教育長、中学校長、生徒会長、そして地域の区長、老人会、婦人会、青年会の関係者を集めて開催されました。 高橋清孝警察本部長は、「今や安全はただではなく、お互いが意識しなくてならない状況にあります。警察だけで地域の安全を確保することは難かしく、行政、地域、学校が手を取りあい、安全・安心な地域になるようにご協力をお願いします。」と述べました。 語る会では、安全なまちづくり推進課の内間課長から治安情勢説明、仲宗根盛光嘉手納警察署長から管内概況説明がなされ、高橋本部長が座長を務める中、フリートーキング方式で、○安全・安心なまちづくりについて、○飲酒運転撲滅についてをテーマにそれぞれの立場から活発な意見交換がなされました。
第一回ＯＲＣＡ残波岬駅伝大会を開催 うりずんの風と共に！ 昨年まで残波岬公園を会場の実施されていた沖縄マスターズ・沖縄ランナーズ残波岬駅伝競走大会のマスターズ部門が奥武山への開催地変更になり、今年から心機一転、名称も新たに「ＯＲＣＡ残波岬駅伝大会」（主催、沖縄県ランナーズクラブ連合会）として四月二十五日に開催され三四チーム総勢三〇〇人が出場、うりづんの風を受けて公園遊歩道をひた走りました。 競技は、残波岬公園内の三㎞の周回コースで行われ、競技部門（十区間、四二・二㎞）とエンジョイ部門（八区間、三〇・二㎞）があり両部門とも宜野湾陸友会が制覇、第一回目の記念大会をアベック優勝で飾りました。 読谷村のチームの成績は、競技部門で読谷陸上愛好会が五位、読谷楚辺走ろう会が十二位でした。また、エンジョイ部門では座喜味走ろう会が六位、大北走友会が十三位に留まりました。
楚辺多目的ホールが完成 盛大に落成記念式典・祝賀会 楚辺多目的ホール（比嘉松一区長）の完成記念式典・祝賀会が四月二十五日に同多目的ホールで開催されました。 旧楚辺公民館は一九七四年に建築され老朽化が進む中、字行事の多様化や各種団体の活動が活発になり、新しい公民館の建設が望まれていました。 多目的ホール前ではひがけい子と島太鼓の太鼓演奏に合わせてテープカットが行われ、子ども会を代表して、吉村基見君と比嘉星乃さんが、「この立派な公民館を、学ぶ場、交流の場として活用し、色々な活動していきたい」とのあいさつがありました。 式典で松田善康公民館建設期成会長は、「旧公民館も地域住民の増加に伴い不自由な点も多々あり、新しい公民館建設の話しが持ち上がり、ここに読谷村や那覇防衛施設局のご支援ご協力を受けてこのような立派な多目的ホールが完成いたしました。私たち区民も立派な公民館を有意義に活用して字行事や各種団体の活動の場として地域発展に邁進していきたいと思います。」と述べました。 その後、比嘉区長、安田村長・比嘉教育長・岡崎匠防衛施設局局長・伊波栄徳県議・前田善輝村議会議長と祝辞が続き、祝賀会にはホールいっぱい（五〇〇席）に区民らが詰めかけ待ちに待った多目的ホールの完成を祝いました。
ピカピカ新一年生を迎え祝福 新一年生を迎え、四月十七日に「ピカピカ新一年生の集い」（読谷村母子寡婦福祉連絡協議会・読谷村社会福祉協議会共催）が村総合福祉センターホールで催されました。 この集いは、小学校へ入学する喜びで胸をはずませている母子・父子家庭の新一年生をみんなで激励し、楽しく元気よく学校生活を過ごしてもらうことをねらいとして、毎年開催されています。 会場では元気いっぱいの新一年生一六人が一列に並んで入場、父母や来賓の皆さんが作るアーチをくぐりました。 大きな拍手で迎えられた児童らが一列に並び、元気な声で、氏名と入学した学校名の紹介をしました。 仲村律子読母連会長は、「皆さんはこの四月に小学校に入学しちょぴりお兄ちゃんお姉ちゃんになりました。学校ではたくさんのお友だちをつくって、先生のおっしゃることも良く聞いてください。そして、お家ではお母さんのお手伝いもできる子になってください。私たち母子連はお互いの幸せな家庭づくりのため、盛だくさんの行事を計画しています。多くの皆さんが参加していただきますようご案内申し上げます。」と述べました。 安田村長からは入学祝金や記念品が贈られ、一人ひとりと握手をして激励しました。 新入生からは、「今日は私たちのためにお祝いしてくれてありがとうございます。」と声を合わせてお礼を述べました。交流会ではおいしいおやつを食べ、みんなでたのしくダンスなどして楽しみました。
さとうきび生産農家 さとうきびの満産を祝う 読谷村福祉センターを会場に平成十五・十六年期さとうきび搬出終了祝賀会が四月二十三日、生産農家や農協関係者が参加する中開催されました。 ＪＡおきなわ読谷支店の玉城豊支店長は、「今期の収量は昨年より三、三〇〇トン余り伸び一五、〇〇〇トンという実績を残しております。操業中は搬出・積込・運搬と皆さんの協力で事故もなく終了でき感謝申し上げます。」と述べました。 満産祝いでは今期多生産者十二人が表彰を受けました。その後、さとうきび栽培技術指導嘱託員の島袋正樹氏が「さとうきび栽培における農繁期の重要作業」と題する講演があり、参加者の皆さんは熱心に耳を傾けていました。 【被表彰者】○農協賞 一位 よみたんドリームファーマー（宇座）・二位 知念寺徳（高志保）・三位 比嘉真徳（楚辺）・四位 仲宗根盛考（楚辺）・五位 池原国夫（楚辺）・六位 大城良勝（高志保）・七位 冨着平一（伊良皆）・八位 島袋順次（座喜味）・九位 当山安子（座喜味）・十位 知花弘（波平）・十一位 知花徳栄（長浜）・十二位 高良宏（喜名） ○村長賞 仲宗根栄一（儀間）※糖度一五・九六
