2008年5月1日発行 / 広報よみたん / 4頁
平成20年度 施政方針 3 本年度の予算と実施項目
予算編成においては、優先すべき施策について予算を重点配分してまいりました。
一般会計においては、読谷中学校の移転整備事業等の実施にともない予算総額が、113億3,487万円となり前年度に比較して21.4%の増加となりました。また、平成20年4月から、高齢者の医療制度が変更され業務が沖縄県後期高齢者医療広域連合へ移行することにより、老人保健特別会計予算が縮小しております。また新たに後期高齢者医療特別会計を設けております。予算の規模としましては、表のとおりであります。特別会計を含む、7会計の総額は、182億8,513万円となりました。
予算の詳細につきましては、提案理由の中でご説明してまいります。
一般会計
l13億3,487万円
前年比21.4%増
国民健康保険特別会計
49億366万2千円
前年比0.5%減
老人保健特別会計
2億3,660万2千円
前年比90.6%減
水道事業特別会計
9億393万円
前年比3.6%減
診療所特別会計
3億5,265万7千円
前年比3.7%減
下水道事業特別会計
3億1,413万2千円
前年比4.2%増
後期高齢者医療特別会計
2億3,927万7千円
新設
182億8,513万円
前年比0.6%減
次に主な施策の概要、事業を体系的にご説明してまいります。
(1)自然と共に生きる
本村の持つ亜熱帯の豊かな自然は、村民共有の財産であり、村づくりにあたっては、自然環境の保護・育成を重視してまいります。
自然や歴史、文化的景観を守り育てるため、景観計画の策定や景観行政団体への移行を進め、景観条例の制定により自然や土地利用が反映される美しい景観形成に努めてまいります。
(2)平和の郷を築くむらづくり
戦後60年以上が経過し、戦争体験者の高齢化に伴い戦争体験の風化が危倶されています。また、昨年の教科書検定問題に見られるように歴史の事実をねじ曲げようとする動きもあり、真実を後世に正しく伝えていくことが大切になっています。
読谷村は、21世紀が平和で安定した世紀であるように、次の世代へ戦争の悲惨さを伝える取り組みとして、平和創造展の開催や平和学習の受け入れ等に取り組み、平和村づくりの推進に努めてまいります。