2009年5月1日発行 / 広報よみたん / 4頁
3 本年度の予算と実施項目 (1)自治と平和の協働むらづくり
〔写真〕「読谷村小学生駅伝大会」「村制100周記念イベント・Kiroro記念ライブ」原本参照
平成21年度(2009年度)の予算編成につきましては、「読谷村の自律」を確立するためにもさらなる「選択と集中」が求められていることから、限られた財源で最大の効果が出せるよう、優先すべき施策、緊急的な施策について重点配分するとともに、各部局がゼロベースから主体的に事業の見直しを行うなど、村民ニーズや社会情勢に留意した編成をいたしました。
特別会計を含む、7会計の総額は、167億6,016万円で、対前年度比8.3%の減となり、一般会計の予算総額は、98億6,605万4千円で、対前年度比3%減の予算編成をいたしました。
予算の詳細につきましては、提案理由の中でご説明してまいります。
◎一般会計
98億6,605万4千円前年比13.0%減
◎国民健康保険特別会計
50億8,913万5千円
前年比3.8%増
◎診療所特別会計
3億4,183万9千円
前年比3.1%減
◎老人保健特別会計
905万8千円
前年比96.2%減
◎下水道事業特別会計
3億3,598万5千円
前年比7.0%増
◎後期高齢者医療特別会計
2億3,629万円
前年比1.2%減
◎上水道会計
8億8,179万9千円
前年比2.4%減
167億6,016万円
前年比8.3%減
次に主な施策の概要、事業を体系的にご説明いたします。
(1)自治と平和の協働むらづくり
本村の村づくりは、村民の自主的、主体的、創造的な活動に支えられ,その成果をあげてまいりました。今後も村民の皆様のご理解とご協力を頂き、公平性の確保に努めるとともに、行政責任、経費負担の在り方を再確認し、適正化に努めてまいります。
地域づくりの場となる行政区・自治会等に対しては、相互扶助の向上のために各種取り組みへの支援を行ってまいります。また、行政懇談会や出前講座等を実施し、村民との協働村づくりに取り組んでまいります。
平和村づくりの推進につきましては、真実を後世へ正しく伝えていくことが大切であることから、平和について考える「児童生徒図画作文コンクール」を実施するとともに、平和学習の受入れや各字公民館等で平和創造展の開催等に取り組み、日常生活の中から平和について考える機会の充実を図ってまいります。
平成21年度は、子育て支援体制の充実強化を図るため、こども未来課を創設いたします。また、生活習慣病対策班及び健康保険課の保健事業係の業務を健康増進課に移し、名称を健康環境課として、課題解決に取り組んでまいります。
自主財源の確保については、村財政の根幹である村税の期限内収納、課税客体の把握と適正課税を行い、安定的な財政運営に寄与するよう努めてまいります。また、税源移譲に伴って税源規模が拡大する
ことから、より確実な徴収を実施するため、コンビニ収納の導入に取り組んでまいります。
職員の育成につきましては、時代に即応し、村民ニーズに応えうる人材づくりのため、各種研修への派遣や自主研修事業を行うなど、職員の自己啓発と意識改革を図ってまいります。
広域行政につきましては、ゴミ処理や消防・救急業務、し尿処理や介護保険業務、後期高齢者医療業務を一部事務組合や広域連合で取り組んでおります。本年度も関係市町村との連携強化に努めてまいります。
男女共同参画社会の推進については、「読谷村行動計画」の見直しを行うとともに、女性会議を中心とした各種女性団体と連携し、事業を展開してまいります。