
立法院議員総選挙終る 投票率九五、二%の好成績
立法院議員総選挙終る 投票率九五、二%の好成績 去る十一日に執行された、第十六回立法院議員総選挙は、従来にない激しい一騎討とあって、それだけに選挙人の関心も高まり、九五、二%の今までにかつてない投票率を示した。各候補者の得票率並びに、各投票所の投票率は次のとおり ※「※得票数」は表のため原本参照 ※「※得票率」は表のため原本参照
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立法院議員総選挙終る 投票率九五、二%の好成績 去る十一日に執行された、第十六回立法院議員総選挙は、従来にない激しい一騎討とあって、それだけに選挙人の関心も高まり、九五、二%の今までにかつてない投票率を示した。各候補者の得票率並びに、各投票所の投票率は次のとおり ※「※得票数」は表のため原本参照 ※「※得票率」は表のため原本参照
村長特別選挙十二月九日に 去る十月二十二日、知花成昇村長の退職に伴って、来る十二月九日に村長特選挙が執行されます。 投票所は、立法院議員総選挙と同じように午前七時から、午後六時まで開きますので、それまでの間に各選挙人は、棄権しないように、投票所において投票して下さい。 なお、今度の選挙も投票所入場券(赤い用紙)を、選挙期日までに、各選挙人に配られますので、投票所に行くときはこの入場券を忘れないで必ず持参するように、特にお願いします。投票所及びその区域は次のとおり。 ※表のため原本参照。
私達の生活設計 ※くらしとは くらしということばは辞苑によると、口すぎ、食物を得て生活すること、よわたり、糊口などという説明がみられる。私達がふつうにいうくらしとは、食べることを中心とする日常生活のいとなみのことである。私たちはふつう一定の住居を本拠とした家庭生活によって、さまざまないとなみを日々行っている。人間の日常生活は、衣、食、住、睡眠、排泄、入浴といった生理的ないとなみと清掃、洗濯日課(生活時間)などの社会的いとなみの連続である。日常生活のいとなみの中で人々は生れて育って働いて老いてゆくのである。日々のくらしを正するということは人生にいきがいをもとめることであって生活を高める上にきわめて大切なことといわねばならない。くらしのよしあしとは、日常生活のよしあしということで、日常生活が不自由なく順調におこなわれている人は、ゆたかなくらしの人とよばれ、生理的生活に必要なものすらが思いのままにならない人たちは貧乏とよばれる。 ※くらしのはたらき 家庭の日常生活は社会の発展とともにその働きがかわっている。かつては生産が家業としてもっぱら家庭で行われてきたが、資本主義の社会になって生産が家庭から社会の手に移るようになった、そのため家庭はもっぱら育児と寝食の場となり、社会によってつくられた物を家庭生活で寝食や育児のため消費することになった。労働者や、サラリーマンなど勤め人の家庭の日常生活は寝食と育児のみになってしまった。 しかし現在の沖縄の社会には、農業、家内工業、小売店のように生産や、流通の家業がいまだ家庭生活から分離してしまわないものが多く残っている。主婦の家事労働とは、寝食と育児がその中心をなすことになる。主婦の日々のいとなみは、社会の労働力の生産と再生産をつかさどる社会的に有用な労働である。これまで家事といえば直接収入をともなわないために社会の人々は、その家庭婦人すらが社会的、生産的役割を十分に理解しなかったために、これを軽視してきた。とくに男子が炊事や洗濯などに手を出すことはいやしいことにされ、面トにかかるという封建的な意識がつよく残っている。 ふだんは粗衣、粗食にたえて働き、もの日や、つきあいの改った生活は世間ていを気にし、みえをはって金をかける風習は未だ存在している生活の貧しさがそうさせるのではあるが、生活についての古い考え方が、こうした非合理なくらしの改善をはばんでいるのでもあるそのため農家の人たち、とくに婦人は過労と休養の不足から、顔にしわや、しらがが出やすく、そうして腰も曲り早くふけてゆく、家庭の日常生活を、労働力再生産の場として大切にするという新しい生活意識をもつことは、主婦が日常生活を新しくみなおすばかりではなく、ひいては人間として台所の苦役から自らを解放することにもなるでありましょう。 人間性の尊重 長い間家族制度によって律せられてきた日本の家庭が、家族制度を廃止して夫婦と親子を中心とする血族的な生活共同体としてこの近代的民主的な家族生活をいとなむことができるようになってからまだ十年の年月がすぎたばかりである。たしかに法律の上では家族制度が廃止されはしたものの、夫婦、親子などの関係には今なお家族制度によって培われた非民主的な生活意識が残っていて、妻は夫から、子は親から人間性をしばられているものも少くない。 家庭の中で人間性が解放され、新しい民主的な夫婦や親子関係がつくられてこそ私たちの社会も民主化されて豊かな生活が生れるのであるから親たちは自分のうけた忠孝の修身教育によってつくられた頭を切りかえて、民主主義社会の理解を通して子供を理解し、子供は親を古いと単に非難することでなくて、親の生きた戦前の時代と思想を理解するように努力して親子がたがいに理解しあうことが何よりも大切でありましょう。 家庭の生活設計 妻も子もすべての家族が一人の人間として平等にその人格をみとめあう民主的な協同生活集団としての新しい家づくりを、私たちは生活設計とよんでいる。そ
〔77号1ページの続き〕 れは家庭の封建性をなくし、民主的生活態度をつちかって新しい家族の人間関係をうちたてる生活の革命でもある。私たちは新しい家づくりについてこの基本的な考え方として人間性の尊重、科学的態度、生活の社会化、生活技術の四つ柱をたてて、労働力をたもちやしなうという家庭の社会的機能を果すために、日常生活をどのように改めたらよいかを問題に、新しい家づくりのための話し合う学習として提供するものであります。 女性の生涯 大多数の婦人たちは、二十才頃に学校をおえて三~四年働き二十四~二十五才で結婚し、二十余年の長い間育児、子供の教育のために自分の生活をささげて、子供が次々に働きだし、結婚して家を去る頃にはすでに考年に達して退職を余儀なくされる夫と、わびしさをかこつもしばしの間でやがて死別し、孤独の年数をすごして、七十年の長い生涯の旅路の果てにいたるものであります。 しかし幸か不幸か結婚の機会にめぐりあわず、生涯を独身で働きつづけるものがあるかと思えば結婚しても子供にめぐまれないもの、次々と子供を失うもの、ちえのおくれた子、身体の不自由子など薄幸の子を生き育てなければならないもの、さては夫と死別生別して、いわゆる未亡人となるものなど、第二の人生といわれる結婚後の五十年は、必ずしも平らな道ばかりでない。 とりわけ戦争は婦人を不幸にし、戦争は多くの夫や子をうばい、きずつけ、家族を破壊するものである。さて結婚前の婦人の生活は親兄弟の扶養をうけ、或は家計補助のため、或は結婚前に社会生活の経験を得るのが目的で働くことになるのだから、婦人の生涯は妻となり、母となり、主婦となっての結婚生活四十余年の起伏にその大部分があるものといってもよい、したがって、結婚出来るか否かということは一部の少数の婦人を除いては婦人の生涯を決する最大の転機でありましょう。これまでの女性の人生として小説に描かれ、映画の母ものにみる婦人の生涯はつねにはかなく哀れであった。 妻という閉された自主性のない生活、子ゆえに耐えねばならない忍苦の母の生活、悲しい女性の一生は、すべて結婚生活の中に涙の泉がやどされていたといってよいでありましょう、ここで女性の生涯について話し合うことも、結婚をスタートしてこの女性の一生か主となるこというまでもない。 -考えてみましょう- 一、わたくしたちの結婚した年令は何才か、現在の結婚はどうなっているか、なぜそうなってきているか。 二、大部分の婦人にとって、結婚が最大の転機であるというのは何故そういえるか、 三、貧乏というのは一口に云ってどういう状態か。 四、わたくしたちが貧乏なのは、どういう条件があるか。 五、貧乏から抜けるためにはどういうことが必要か。 六、婦人団体の役員の年令を調べて、婦人の社会活動と生活の周期との関係を考えてみましょう。 七、わたくしたちは、新婚時代にどのような生活設計をしたらよかったのか、話し合ってみよう。 八、自分の生活の歴史を書いて、生活の周期のそれぞれにどんなくるしみと、よろこびがあったか話し合う。 九、老後の親と子の関係はどうありたいか、そのために生活の周期を考えながら子供の教育をするにはどうしたらよいか。
自十月十六日 至十一月十五日 主なる行事 一○、一六 観音堂例祭 一八 生改グループ幹部研修会(於本村)北谷、嘉手納、読谷各村の生改グループ幹部 六三年度軍用地料支払(於村民会館) 一九 前日に引続き生改グループの研修会行わる 嘉手納地区防犯協会総会(嘉手納 警察署において) 二一 渡慶次小学校運動会 二二 定例区長会立法院議員選挙開始 村長知花成昇氏就任 二四 読谷小学校運動会 二六 高志保農事実行組合産業視察 二八 護国神社秋季例大祭 三一 村長事務引継を行う 一一、一 定例区長会 四 コザ地区陸上競技大会(於嘉手納中校グラウンドにおいて) 五 立法議員候補者立会演舌会(於読谷小学校々庭) 六 豚疫予防注射実施 七 生改グループ連協定例会 八 儀間区出生祝 九 豚疫予防注射終了 一○ 出納月例検査 一一 立法院議員選挙投票日 一二 仝開票 一三 軍用地料支払(於役所)
区長会提出事項 一 日時 十一月一日午前十時 二 提出事項 1 豚コレラ円毒予防注射について 2 母子福祉資金について 3 立法院議員及村長選挙補充選挙人名簿の縦覧について 4 立法院議員選挙の不在投票について 5 火災予防と交通安全について 6 村長選挙期日の告示について 選挙期日 十二月九日(第二日曜日) 選挙運動期間 十一月二十から十二月九日まで 一 日時 十一月二十一日午前十時 二 提出事項 1 秋の交通安全運動週間について 十一月二十八日から三十日までの三日間 2 ナイキ発時演習について 3 各種審査日程について 4 甘蔗の審査基準について 5 村民税第一期分徴収について 6 結核予防レールの売捌方協力について 7 衛生関係調査について 8 防火デーについて 十二月一日から三日まで 9 身体障害者福祉強調雇用促進運動週間について 十一月二十六日から十二月二日まで
みんなそろって健康診断 十一月十九日から結核予防週間 十一月十九日から二十五日まで全琉一斉に行われる結核予防週間を中心に全村民こぞって結核予防に協力しもって一日も早く本村から結核を撲滅しましょう、戦前結核は不治の病とまでいわれた恐ろしい病気でありますが近時医学の進歩に伴い病気の早期発見をすることにより完全にしかも、短期間に快復できるようになりました。 ◎健康診断はなぜ必要か 一 結核はなおる 皆さんの中には健康診断を受けて「結核」だと診断された場合、それはいやな病気であるし、世間態も悪いという考えを持つ方が居られるんじゃないでしょうか。それで、健康診断も徹底しません、したがっていやな病気と言う思い違いをしていたずらに時を過ごして長年苦しまねばなりません。 治らない病気、非常に長期の療養を要する病気にならないようにするために検診が行われていることを知って戴きたいものです。結核は早期のうちに、簡単に、しかも短時間で完全に治し切ることが出来るのです。 二、結核は無自覚の病気である 結核は普通の病気と違い無自覚性のものであります。肺には神経が行っていないから痛くも、かゆくもなく空洞が出来ても分かりません。結核は伝染力が強く無自覚の中に感染し発病する者が多いのですから、元気でいても一年に一二回は是非健康診断を受けるようにして下さい。 三、健康診断はあなたのとくになる 健康診断を受ければあなたの子供と家族を結核から守ることが出来ます。つま
〔77号2ページの続き〕 り自分自身と共に安心して健康な生活が出来るからです。一家そろって健康診断を受ければ、受けた一年間は安心であり、鬼に金棒です。 四 検診は手軽に出来る 健康診断はすぐ近くで出来ますし、しかも皆さん次第でほんの僅かな時間で済み、経費もそうかかりませんから検診を必ず受けて下さい。 五 法律にも決められている 皆さんが健康診断をうけるように、結核予防法にも決められています。皆さんが自分勝手に受けないということでは困ります。もし結核にかかったら、地域社会に結核をまん延させないために法律的にもみんなが健康診断を受けるように決められています。結核にかかればお薬も、治療もすべて無料で政府からの恩恵を受け安心して治療に専念することが出来ます。 ① ツベルクリン反応 ツベルクリン反応を説明しますと、我々の身体に結核菌が入ってしまうと現在病気をもっていると否とに拘らず、通常過敏性症状をもっていて、過敏抗原である旧ツベルクリン液を皮内に注射すると発赤、腫張の反応を示します。これをアレルギー反応と言われているもので、これが陽性(+)であれば結核菌に犯されている事は確かであるが、現在如何なる病症にあるという事は分からない。即ち現在大体無症状で完全に治癒したものでも陽性に出るからです。 陰性(-)のものの大部分のものは結核菌の漫襲を蒙っていない健康者であるが極く少数にかかって陽性だった病勢が進行して重篤となり末期になると陰性(-)になる事があります。然し集団検診では健康者を対照としていますのでそんな人はいませんから一応考えなくともよろしいでしょう。 判定 四十八時間後の局所(前膊の内側の中央より、やや上部にやるのが普通)の発赤の大きさを横径、縦径をミリメートルで計ります。 (-)発赤が○~四ミリまだ結核菌が身体に入っていない即ち健康者である (+-)発赤が五~九ミリ(+-)発赤が五~九ミリ(+)か(-)かどっちかに定めにくい。 (+)発赤が十ミリ 以上結核菌の感染を受けている。 反応測定の結果(+)に出たからと言って心配する必要はありません。大人は80~90%も(+)ですし、学童でも10~15%位は(+)です。(+)の中に結核の人がいるわけですからX線撮影をする必要があります。 陽転 これは今迄ツベルクリン反応が陰性(-)だったものが今回は陽性(+)に出た時陽転(陽性転化)したと言います。ですから一回ツベルクリン反応をやって陽性に出たからと言って陽転とは言えません。これはあくまで陽性です。 例えば三年前にツベルクリン反応をやって(-)だった。人が今回は(-)に出たらこれは三年間に陽転した事になるのです。即ち結核菌が侵入した事になるのです。ツベルクリン反応を三ヶ月間隔位にやったら陽転の時期が明確になります。では何故陽転は殊更に問題にするかと言いますと、陽転して一年間が発病率が最も高いのです。この時期を無事に過ごしたら結核の危機を逃れたと思ってもよろしいでしょう。よく運動選手等が急に助膜炎をやるのはこの陽転を知らずに運動をやり疲労させ体力の低下等によるものです。 陽転が分ったら作業や体操等を休ませる事一年間は三ヵ月毎にX線をとって追及して行かねばなりません。よく睡眠をとらせるカロリーの高い蛋白質や脂肪を沢山やる事です。ヒドジツドという薬を予防的に服せます。 ② 間接撮影 初めから直接撮影をやったら良いのですが、第一経費が重みますし、操作に暇とり、沢山の人数をとる事が出来ませんから便利な間接撮影をするのです。これは蛍光板に写った影をカメラで撮ったもので小さくて細かい所がよく分かりませんからこれで大まかに正常かをよく分けます。そして少しでも異常のあるものを直接撮影(大きいフィルム)でうつし精査します (+)所見のあるもの (+-)はっきりしないもの (-)健康者 ③ 直接撮影 普通にレントゲン写真と言っているもので、フィルムを蛍光板の間に挿み、レントゲン線を感光させています。 ▽活動性(軽症・中等症・重症に分れる)現状病巣が進行状態にあるもの病巣のひろがりにより軽症状-重症に分けられ厳密にしらべたら菌が出ます医者の治療を要し療養生活に入らねばなりません ▽非活動性 病巣は一応治ゆしてはん痕が残っているようなものですが何時再発するか分かりませんので六ヶ月間隔でレントゲンをとらねばなりません。これで三年間変化がなければ治ゆしていると認めます。 ▽陰性所見の無いもの健康者です。
生活改善グループリーダー研修会開く 10月18日、19日読谷村で 中部地区農業改良普及所嘉手納支店主催による北谷、嘉手納、読谷各村の生改グループリーダー研修会が去る十月十八日十九日の二日間本村役所会議室で催うされた初日は午前十時半から開会まずお茶の会に引続き来賓の激励の挨拶があり、午后一時から高志保公民館において実地研修が行われた。第二日目は午前十時半から琉球大学の名城先生の講演があり午后から各分科会によって研修が行われ午後五時すぎ研修会を終った、なおこの研修会において生活改善当面の目標として次の四項目をかかげ研究が行われた。 一 勤労者としての健康の維持につとめましょう。 二 家庭生活の合理的運営につとめましょう。 三 次代の基礎をつくるための育児と家庭教育につとめましょう。 主 家庭関係の民主化につとめましょう。
一九六〇年度たすけあい金庫特別会計予算書(前号の続き) ※「戸籍別表第7(母子手帳交付件数)」は表のため、原本参照。 住民登録事務について 一九六一年六月一日から六二年五月三十一日までに処理して来ました住民登録事務について御報告申上げます (1) 住民登録届出事件について 住民登録届出事件は昨年より増加を見て居りその届出件数は下記表の通りであります。※「住民登録届出事件表」は表のため、原本参照。 (2) 住民登録謄抄本交付事務について住民登録の謄抄本交付事務については一九六一年十二月十八日から民政府令第一四七号が修正されたため戸籍の謄抄本と同様に住民票の謄抄本でも渡航手続き等が出来るようになり住民票の利用度が高まり昨年に比較して約二倍の増加になっています。 その交付件数は下記表のとおりとなっています。 ※「謄抄本交付件数表」は表のため、原本参照。