
第二回定例議会終る 新年度予算等可決さる 新年度予算一六八、九一八ドルを可決
第二回定例議会終る 新年度予算等可決さる 去る六月十一日に開会された本村議会第二回定例会は一九六四年度の予算をはじめ、一九六二年度の決算の承認や条例の制定及び改正等十六議案の村提案の外各団体から提出された陳情書(六件)を慎重審議され六月二十八日、二十九日本会議においてそれぞれ可決し十九日間の会期を終了した。 新年度予算一六八、九一八ドルを可決 本議会に提案された一九六四年度の才入才出予算はその総額一六八、九一八ドルで前年度の当初予算額一五四、三七八ドルに対し一四、五四○ドルの増になっています、本予算については議会においても慎重に審議が行われ内容においていくらかの修正がなされたが総額においては村長提案のとおり可決され新年度予算が成立したのであります。 次に新年度予算についてその概要を御知らせしまして執行に対し村民各位のご協力をお願い致します 前述しましたとおり本年度の予算は前年度に比し一四、五四○ドルも増していますがその主なるものは役所費の中で職員の待遇改善による増俸や職員の増員、産業経済費で干害対策費の計上その他、社会及び労働施設費、保健衛生費等が増顔なった結果であります。 一、才入について 才入一款村税は本年度一六、一三九ドルで前年度に対し四二二ドルの減になっています、この村税は村民税五、一五○ドル、固定資産税八、五九二ドル、事業税一、六二四ドル、不動産取得税七七○ドルで村民税は税条例改正により諸控除額が引上げられたため前年度に対し一、一七一ドルの減額となり、固定資産税は前年度に対し一、三一四ドルの増を見積り計上してあります。なお事業税においては九四ドルの増になってをり、不動産取得税が前年に比し六五九ドルの減となっています。 次に二款の市村町交付税は本年度三七、九三一ドルで前年度より一一、九三○ドルの増となってをりますがこれは前年度の実績による計上であります。三款の公営企業及び財産収入で三五、二四七ドルでこの内株式配当金が四、一七三ドル、地所賃貸料二六、八七三ドル予金利子四、二○○ドルを見積り計上しました 四款の使用料及び手数料が三、三四九ドルで内使用料七二○ドル(火葬場使用料)手数料が二、六二九ドル(諸証明及督促手数料等)を計上し、五款の政府支出金が四、五九六ドルで一項の政府補助金三、九五三ドル(失業対策事業補助金、統計職員補助金等)二項の政府支出金が六四三ドル(軍用地借賃支払業務手数料交付金、立法院議員選挙人名簿調製費委託料等)六款の寄附金は費目存置で七款の繰入金で一五、○○○ドルこれは才出の財源に充当するため基本財産造成基金積立金からの繰入金であります。次八款の繰越金五、二○二ドルで前年度の一五、○○○ドルに対し九、七九八ドルの減となっています。 九款の雑収入では五一、四五三ドル、二項の繰替金の戻入で一三、二五一ドル(行路病死人取扱費、災害救助費の繰替金)三項雑収入五○、一二七ドルでこれは主として軍用地料の非細分地料四九、七三九ドル普通予金利子三六五ドル等となっています。以上で才入合計が一六八、九一八ドルで前年度一五四、三七八ドルに対し一四、五四○ドルの増額となっています。 (紙面の都合により才出面については次号にいたします) ※「1964年度予算歳入総括表」については、原本参照。