昭和五〇年度国勢調査人口 -二四、二四五人(概数)
昭和五〇年度国勢調査人口 -二四、二四五人(概数) 昭和五〇年国勢調査が十月一日付で全国一斉に実施され、本村においても一〇九名の調査員と村民各位の御協力を得て所定の調査を終えました。 国勢調査の結果は次回国勢調査実施まで、最も重要な基礎資料となるためあらゆる機関からその集計結果が待ちのぞまれている。 国政調査票は、すでに総理府統計局において電算機集計に入っていますが村役場においても村内の人口、世帯数、失業状況、借家関係等を知るため村土くじで中間集計(概数)を行ないました。 その結果、本村における昭和五〇年国勢調査人口は総人口-二四、二四五人、うち男-一一、八五三人。女-一二、三九二。総世帯数-五、一八六世帯となっています。 総人口においては、九月末現在の住民登録基本台帳人口より一九〇名減少していますが、世帯数においては逆に一四三世帯の増加を見せています。 今回の国勢調査結果を前回の昭和四五年国勢調査に比較しますと、総人口においては前回の二一、四一〇人より二、八三五人増加しその伸率は十三%となっています。世帯数においては前回の四三〇二世帯より八八四世帯の増加を示し、その伸率は二〇・六%です。したがって一世帯当りの世帯人員は四、七人となり、前回の五人に比べわずかに減少しています。 また、女百人に対する男の割合は九一人。人口密度は(一k㎡当り)七〇三人です。軍用土地(十九、九五k㎡)を除くと一、六七〇人という超過密度となっています。 人口、世帯増加の主なものは、自然動態については横ばいの状態ですが、社会動態については、かなりの伸びを見せています。 これらの世帯の大部分が少人員世帯で、貸家、間借等で居住し、村中南部地域を中心に居住地をかまえている。また、これまでの農村に見られる同棟大家族生活主義から分家、または単身貸家生活により世帯分離したもの、もう一つの原因も見られます。 これらの世帯による、借家、間借り人の世帯数は七三七世帯になり、村総世帯の十四%に当ります。 村内における失業状況について「仕事を探していた」とする人が八四八人もいて近年の超インフレの影響をもろに受けている。特に若年階層から働き盛りの成年階層にその失業者は集中し、これらの失業者は村労働就業人口の約九%に当ります。 この数値は県内完全失業者集計四、七%(七月末現在)より二倍強の数値である。 しかし、これらの失業者の中には、調査員の説明のしかたによって完全失業者としにくい人も見られます。それは、同調査が自計申告の関係で、婦人のパートタイム、アルバイト的な労働者等が「仕事を探していた」という欄にチェックされている向も見られ、したがって村内における完全失業者の実数はかなり少なくなるものと見られます。 以上が村独自で集計した概要です。 尚、今回の国勢調査を実施するにあたり、村民各位の統計調査に対する深い御理解とご強力が得られ、まことにありがとうございました。 ※「●人口の推移」は表のため、原本参照。