読谷中学園祭 郷土の民俗文化を継承発展 長浜・座喜味・喜名「棒術」高志保「馬舞」を発表
読谷中学園祭 郷土の民俗文化を継承発展 長浜・座喜味・喜名「棒術」 高志保「馬舞」を発表 「文化が導く夢と希望」-をテーマにした読谷中学の昭和五三年度学園祭が十二月一日~二日の両日開かれ、大勢の参観者でにぎわった。 同校の学園祭は①正しい自主活動のあり方を学び②学級やクラブ活動の相互理解を深めると共に③展示や発表を通して相互の人間関係を深めるとのねらいで開かれたもの。 学園祭は、展示部門と舞台発表の部門に分かれて行われた。舞台発表の部は郷土色豊かな発表が多く、ことに、郷土の民俗芸能を正しく継承しよう。と長浜区生徒会の「長浜棒」座喜味区生徒会の「座喜味棒」高志保区生徒会の「ウマメー」喜名区生徒会の「喜名棒」などの発表があった。それぞれの部落の生徒会は郷土の伝統芸能を正しく受け継ごう。と部落の後継者等から特訓に特訓をかさね数ケ月前から練習に汗を流して来たという。中には、気合が入る余り、六尺棒で幾度となくスネをぶちぬかれ、青いアザをつくりながら練習。その成果の発表とあって、本番には熱気が立ち込めていた。エイ・ヤーと鋭く振りかざす六尺棒の上をヒヨイと身軽に飛びかい、ドラ、大鼓が高らかに響きわたる中での勇壮な棒術。場内からは指笛や惜しみない拍手が沸きおこっていた。また、高志保区のウマメー(写真)も勇壮に舞うその姿に一段と大きな拍手が沸き起こっていた。 盛況の中で幕を閉じた学園祭に、総合指導にあたられた城間光雄先生は「すべて生徒たちが自主的に取り組んできたもの。郷土文化を正しく継承しょうとその成果を発表した生徒たちの執念には感服した」。と満足顔に話していた。 ※写真は原本参照