1979年2月1日発行 / 広報よみたん / 10頁
優雅に舞う凧に拍手 新春を彩る凧あげ大会
凧あげは広いところで楽しく
優雅に舞う凧に拍手 新春を彩る凧あげ大会
新春の大空に夢とロマンを求めて、今年も恒例の第五回たこあげ大会が一月三日午後一時から村民運動広場において行われた。この日のたこあげ大会はあいにくの悪天候。時折りパラつく小雨まじりの中で行われた。それでも百二〇組の親子をはじめ、都屋区児童会、瀬名波区児童会など総勢四〇〇名余が参加し、広々とした運動広場で心ゆくまでたこあげを楽しんでいた。
たこあげ大会は年ごとに盛況を呼び、たこの種類も多種多様、各々創意工夫をしたたこが新春の大空に高々と舞っていた。中には、四帖半もの超ジャンボなたこも登場して参加者の目をひいていた。また、変わり種として、二〇組以上の連結たこがはるか上空六〇メートルを舞うなどユニークなたこも人気を呼んでいた。
たこあげ人口の増加に伴ってたこの型も多様化し、年ごとにたこづくり技術の向上が見受けられた。数年前まで、数える程だった立体だこが今回は、トラダコ、ドラムカンダコ、飛行機だこ、マッハQダコ、ムカデダコなど数十本も大空を高く舞っていた。その中にあって、昔ながらのマッタクーや八角だこなど伝統的なたこも多く、今昔一体を感じさせるたこあげ風景となっていた。
尚、この日のたこあげ大会は手づくりのものに限り審査され、立体、平面に分かれて行われた。その中で、図柄、構造、上昇、滞空安定度、創意工夫などについて審査され、次の方々が入賞しました。
※最優秀賞
池原安夫・唯幸親子(楚辺)
※優秀賞
山城彰・一英親子(渡ケ次)
中山良正・美佳親子(大木)
照屋幸吉・明日美親子(楚辺)
与那覇徳光・徳広親子(慶ケ次)
比嘉恒治(楚辺)
凧あげは広いところで楽しく
一、タコあげをする場所は、電線などのない広場でやりましょう。
二、道路や電柱の立っているところ、せまい場所でのタコあげは危険ですのでやめましょう。
三、走るときは、前にしょうがい物のないのをたしかめて走るようにしましよう。タコだけを見て走るのは危険です。
四、草ぶかい所もやめましょう。穴があったりしますので地面の状態がわかる平なところが適しています。
五、万一タコやタコ糸が電線などにからみついたらお父さん、お母さんに連絡し、電力会社に連絡しましょう。自分で、はずさないようにしましょう。非常に危険です。
六、車のこない、電線のない学校の運動場や、広いところで楽しくタコあげをして下さい。
※写真「飛ぶかなこの凧・親子のきずな糸一筋に」は原本参照