100歳おめでとうございます 崎浜カマドおばあさん(大木1番地)
100歳おめでとうございます 崎浜カマドおばあさん(大木1番地) 敬老の日の九月十五日、お年寄りの長寿をお祝する団らんが村内各地で催され、にぎわっていた。 ここ(写真)大木一番地の崎浜カマドおばあさん宅でも時ならぬにぎわいを見せ、子や孫が多数集まり、カマドおばあさんの長寿をお祝する祝宴が開かれていた。時折り百歳バンザイ!おばあちゃんおめでとう!とにぎわっていた。カマドおばあさんは、今年めでたく百歳を数え、村内唯一の百歳、村内きっての最高齢者である。 この日は県からも知事代理の古謝得善出納長がお祝にかけつけ、席上、総理大臣からの祝状、銀杯を伝達された。また、県からも祝状、記念品を贈呈、さらに山内徳信村長も記念品を贈り、カマドおばあさんの長寿をお祝した。 カマドおばあさんは明治十二年八月十日の生れ。明治・大正・昭和の激動する三代の風雪を力強く生きぬいてこられた。一世紀という長い年輪は刻一刻と時をきざみ、カマドおばあさんの額のシワ一本一本に百年という長い歴史の重みを感じさせていた。 カマドおばあさんは現在、長男夫婦と快適な余生を送られている。子供は五男三女と子宝に恵まれ、ひ係を合わせると四〇人を越えるという。五~六年前、目を悪くして以来家に引き隠りがちだが、それ以前は遠く本部町まで足を運び、子や孫たちを訪ね歩く元気なおばあさんだった。また、おばあさんの若い頃は「力もち」で知られていたことも有名だ。ドシッとした六〇キロを越す堂々とした体格で、砂糖樽一丁(百三〇斤入り)を軽く持ち運びする程の怪力で、時の男性群をアッ!と驚かせたといい、今でもカマドおばあさんといえば「力もち」と記憶する人が多い。 一世紀という長い年月を力強く生き抜いてこられた崎浜カマドおばあさん。長寿バンザイ!百歳おめでとう!と叫ばずにはいられない。 (写真)百歳おめでとうございます。総理大臣からの祝状と銀杯を贈られ、喜ぶ崎浜カマドおばあさん。長寿を心からお祝い申し上げます。