区民文化の和を広げようにぎやかに第一回文化まつり-字喜名区-
区民文化の和を広げよう にぎやかに第一回文化まつり-字喜名区- 晩秋の秋空をきらびやかに彩る星空のもとに「区民文化と区民融和の輪をさらに広げよう」-と、喜名区第一回文化まつりが去る十二月一日、二日の両日、同区公民館を中心にしてにぎやかに開かれた。 喜名区(波平彰区長)の行政運営方針は「和衷協力」を行政の要とし、住みよいムラづくりに邁進している。第一回文化まつりは、こうした過去の区民和衷協力の実績のもとで開かれ、区民連帯の絆は空前の盛りあがりとなり、第一回区民文化まつりは盛況を呼んだ。 まつりの初日は公民館前広場を中心に前夜祭がにぎやかに開かれた。前夜祭には区民をはじめ区外からも多くの人で大にぎわい、公民館前広場に設けられた特設ステージを囲み子供から老人にいたるまで歌や踊りに大いにフィバーしていた。また、民謡ショーや各種団体の踊り、各班対抗カラオケ大会、成人会の棒術、エイサーなどが行われ、ことにカラオケ大会は各班対抗とあって、各班ともにわか仕立ての歌手を送り込み、応援合戦も華やか。十四名の代表がマイクを片手に熱演すると、応援席から「エ~ゾ~山口モモエそっくり!」と口笛や拍手が飛びかい華やいだ。また、子供から老人会まで「きな」の文字をくり抜いて仕立てられたハッピー姿はよく似合い、歌と踊りにフィバーする子供たちの姿は実に清楚そのもの。わが子の成長を願う大人たちはあたたかい声援を送りながら潤い目で見守っていた。 前夜祭は時計の針が十一時をまわっても幕は降りず、参加者全員によるカチャーシー大会は前夜祭のクライマックス。三味の音にのせて体いっぱいで踊りに踊りまくっていた。 一方、公民館ホールにおいては展示会が開かれていた。会場には児童生徒の作品をはじめ、区民が保管している民具類がホールいっぱいに展示きれ、まるで村立歴史民俗資料館がそっくり移動してきた錯覚を覚える程で「よくもまあ~そんなに」と参観者を感心させていた。また、戦前の写真等も展示され、昔を回顧するお年寄りの姿も多かった。 まつり二日目は会場を喜名小学校体育館に移し、過去一ケ年の総決算とすべく「向上会」が開かれた。その中で過去一ケ年の足跡を顧み、各種表彰も行われた。そのあと、喜名区に伝わる民俗芸能・組踊り「伏山敵討」を上演、盛況裡の中に第一回喜名区文化まつりの幕を閉じた。 (写真)にぎやかに開かれた第一回喜名区文化まつり。 ※写真は原本参照