文化村づくり・福祉活動の殿堂に 地域に密着・村民文化の輪を広げよう
文化村づくり・福祉活動の殿堂に 地域に密着・村民文化の輪を広げよう 二万六千余村民、待望の村総合福祉センターは先に完成、その落成を祝う式典と祝賀会が去る八月二九日午後二時から新装、村総合福祉センターで行われ本村の歴史に新たな一頁を印した。 村総合福祉センターは本村の人間性農かな環境・文化村づくり活動の拠点として、長い年月にわたり多くの村民からその完成が待たれていた。 記念式典は午後二時、山内徳信村社会福祉協議会長、伊波栄徳村議会議長、喜友名正謹村老人クラブ副会長による紅白のテープにハサミが入り堂々開館。その一瞬、テープカットを見守る五〇〇名余の来賓から万雷な拍手が沸きたち、歴史的なシーンを刻み込んだ。そのあと山内会長が館内を案内、式典会場へと進んだ。 式典は六〇〇名収容の二階大ホールで行われた。大ホールは記念式典を祝うにふさわしく、カクテル光線がごうごうとまばゆく輝き、五〇〇名余の来賓を招き入れた。それぞれの来賓は舞台中央の意味ありげな鍛帳談義に花を咲かせる中、ざわめく中にスルスルと鍛帳は幕を開けた。一瞬、会場はどよめき、池原恒徳収入役の力強い開式の辞で式典の儀がとり行われた。 そのあと安田慶造村社会福祉協議会常務理事の経過の報告に続き、山内徳信村社会福祉協議会長が舞台中央に歩みいで紅潮しきった満面力のこもった面持で式辞を述べられた。また、村総合福祉センター建設にあたり工事関係者六名、多額寄付者六名、援助団体一名へ感謝状を贈呈した。この日の式典には内外から多くの来賓が招かれ、数多くの祝辞も受けられた。 華々しく開館した村総合福祉センター記念式典のフィナーレはかりゆしの舞いで頂点に達した。まず村役場職員古典音楽研究会三〇名による美しい古典音楽が大ホールいっぱいにかなれる大合奏で幕が開き、上江洲秀夫氏(読中教諭)のピアノ伴奏に合せ、だんじゅかりゆしを列席者全員で合唱。美しく流れるハーモニーと手拍子は大ホールいっぱいにこだま、村総合福祉センターの開館記念式典に一段と花を添えた。 人間性豊かな環境・文化村づくり、その活動拠点と目される村総合福祉センターは、今後多くの村民が参加、利用し二十一世紀に向けた新しい読谷村をめざして邁進して行くだろう。 記念式典後は祝賀会に移り、地酒を酌み交わしつつ二十一世紀の本村の未来を語り合う姿は夜おそくまでにぎわっていた。