【見出し】ねんきん相談室№10 忙しい方には、納め忘れのない口座振替が便利です
(問) 生活保護を受けているが、保険料を納めてもいいでしょうか。 (答) 生活保護を受けたら保険料は免除になりますので、保険料は納めなくてもいいのですが、年金受給額が安くなります。それでも本人が希望すれば納めることは出来ます。納めたら満額の年金が受けられます。 (問) 他の若い人が納付しないから、私も納付しません。 (答) 国民年金は、国の運営する相互扶助の年金制度であり、個人のためであると同時にお互いのためでもあるのです。したがって、加入は強制で、保険料を納付する義務があります。昭和61年4月から国民年金は大幅に改正され、20歳から59歳までの国民すべてが加入者となりました。もちろん、厚生年金に加入しているサラリーマンや共済年金に加入している公務員なども国民年 金の加入者となりました。これらの人達は、たとえ学校を卒業したばかりの若い人であっても本人の意志とは関係なく、毎月きちんと給料から天引きされ、国民年金の保険料を納めています。 このような人達に比べてあなたのように、国民年金に加入しなかったり、保険料を納めないということは不公平なことになります。また国民年金は何も老後のためだけのものではありません。い つ、病気や事故で障害者になるかもしれません。その場合は、障害年金として所得の保証 があります。また妻や子供を残して死亡するかもしれません。その場合は、遺族年金が支給され、家族の苦境を救うことになります。 毎月がたつのは早いものです。若い時から老後のこと、また万が一のことも考えて必ず加入し保険料を納めて下さい。 (問) 私は、所得が低く生活するのが精一杯なので保険料を納めることができません。 (答) 国民年金は、加入者の皆様から保険料を納めていただくことにより、成りたっているのですが、加入者の中には所得がないとか、村民税を納めなくてもいい低い所得の方々とかいろいろいます。こういう方々の為に保険料の免除制度がありますから、役場で相談して下さい。貴方の場合、所得が低いということですから、保険料を納めることができないからといって、放っておいてはいけません。免除の申請をして認められれば、将来の年金に結びつきますので、役場に必ずお出かけ下さい。 また、国民年金の保険料は、生活して余った金があったら払うという考えではなかなか納められないと思います。国民健康保険料や国民年金保険料等を払った残りで生活をやりくりするように心掛けることが必要だと思います。サラリーマンはどんなに給料が安い人でも、税金や医療保険、年金の保険料が天引きされますので、それらを差し引いた残りで生活するよう習慣づけられています。 忙しい方には、納め忘れのない口座振替が便利です。 ■申し込み場所 ※琉 球 銀 行 ※沖 縄 銀 行 ※沖縄海邦銀行 ※読 谷 農 協 ■手続きに必要なもの ①預金通帳 ②預金通帳届出の印かん ③国民年金保険料納付書