【見出し】優良団体全国表彰に輝く-読谷村明るい選挙推進協-
永年にわたり、明るい選挙推進運動に積極的に取り組み、地域住民の政治意識の高揚と選挙の啓発に多大な成果を挙げた実績が高く評価され、三月八日に東京の■町会館で開催された「平成五年度・明るい選挙推進協議会全国通常総会」の場において、読谷村明るい選挙推進協議会(浦崎政夫会長)が、優良団体として全国表彰に輝きました。
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永年にわたり、明るい選挙推進運動に積極的に取り組み、地域住民の政治意識の高揚と選挙の啓発に多大な成果を挙げた実績が高く評価され、三月八日に東京の■町会館で開催された「平成五年度・明るい選挙推進協議会全国通常総会」の場において、読谷村明るい選挙推進協議会(浦崎政夫会長)が、優良団体として全国表彰に輝きました。
平成六年三月九日付けで「読谷村地域老人ホームヘルパー」に渡嘉敷初美さん(儀間二八一番地)が委嘱を受けました。 同日、渡嘉敷さんに山内村長から委嘱状が交付されると同時に、山内村長から「お年寄りとは絶えず心の交流を深め、大事にして頑張って下さい」と激励されました。 今後、ホームヘルパーとして頑張ってまいります。 村民のご協力と温かい激励をお願い致します。
「交叉(差)点」のことを沖縄では「アジマー」とか「カジマヤー」と言っています。 「アジマー」は交差した物、あるいは交差したところというわけで、「四つ角」や「十字路」を意味しますが、「三差路」の意味もあろうかと思います。たとえば昔の六尺褌(ふんどし)は、股間を通し腰へ回してから後で結びました。この結び目を「サナジヌアジマー」といい、その後ろ姿はTの字形、つまり三叉路になっていました。現今の婦人方のTバックそっくりだったのです。 「カジマヤー」という名は「十字路」がアダン葉で作った風車の形をしていることから名付けられたものと思われます。 沖縄民謡に「イッタージョーウニマチュミ、カジマヤーニマチュミ(貴女の家の門でまちましょうか十字路で待ちましょうか)ナレーカジマヤーヤ、マシヤアラニ(なるべくなら十字路がよいのじゃありませんか)」ということがあります。逢引きの歌です。 ところが「カジマヤー」は、ユマングィ(夕間暮れ)になると若者たちが集まる所で、そのような所を逢引きの場とするのは、少々おかしい人ではないでしょうか。変な歌です。 さて、波平のアガリジョウ(東門)から西に進みますと三叉路に突き当り、その中心部には石を積み回した中にガジマルが枝を広げています。それはさながら大盆栽をおいたような素晴らしい景観で、つい見とれてしまうような小ロータリーの風景です。 この交差点中央の構築物はチンマーサーといいますが、石を積み回したということでそう呼ばれているのでしょう。『沖縄語辞典』にはチンマーサーのことを、「土や石を積みめぐらせて円形に盛り上げたところ。上に赤木やガジマルを植えてある。一里塚のように里程標としたものと思われる」とあります。 一方『沖縄大百科事典』には「イベガマ」という項があり「長虹堤の西端、那覇市旧松山町・松下町・久茂地町の接点にあった御獄。石を積み回してあるところから、俗にチンマーサーと呼ばれていた」とあり、それには二つの言い伝えがあるようで、どちらも死者を埋葬した所となっています。 波平のチンマーサーが『沖縄語辞典』で言う里程標と関係あるかどうかは分かりません。そして集落の中央部に死者を埋葬したとも考えられませんので、『沖縄大百科事典』でいうような御獄でもないように思われます。 これはあくまでも想像ですが、波平では、当時としてはただ広いだけで何の変哲もないカジマヤーに風趣を付けようとして、このチンマーサーを築いたのではないでしょうか。 いつ頃構築されたか、その由来も余所者には知る由もありませんが、祖先が残したこの構築物を波平の人々は大事にし、石積みを保護していることがありありと目に映ります。
返還軍用地の「読谷陸軍補助施設」(長浜)の地籍が19年ぶりに確定し、平成五年十二月二十二日にやっと登記に結びつきました。 基地返還と地籍調査 同施設は、昭和三十五年三月にミサイルの「ホーク基地」として米軍に接収。その後、「読谷陸軍補助施設」に名称を変え昭和四十九年十月三十一日に基地から返還は実現したものの、地主間の土地境界は不明のままでした。このことから村では昭和五十一年三月二十三日に那覇防衛施設局部長、地主会長、読谷村長の三者間で『読谷村の返還軍用地の地籍確定調査に関する覚書』を締結し、同年八月ぁら地籍調査(集団和解方式)への取り組みを開始した。 地籍調査が中断 地主確認作業は地主会役員らや測量会社を中心として精力的に進められたが、地主の同意が得ることが出来ずに中断し、時は流れた。 昭和五十五年六月二十九日、地主会は総会を催し、 ①各地主から誓約書を取って土地調査をやり直す。 ②土地調査は道路を取り付けて比例配分で実施する。 ③土地調査の費用は復元補償費で充てる。 ④再調査の測量業務は別途発注する。 ことを決定し、地主会と各地主とで誓約書を交わし、再度地籍確認作業が進められた。その結果、昭和五十九年には地積図も完成し、七月及び九月には地積図の閲覧・合意作業が行われたが、土地の配置や減歩率などの問題で全員の合意が得られず地籍確定作業は再び中断を余儀なくされた。 やっと地籍が確定(認証指定) 平成五年二月、読谷村と地主会(仲村渠俊一会長)では問題点を洗い直し、解決に向けて沖縄県土地調査事務局へ認証業務の協力を要請する一方で、地主との協議・調整を図り、測量会社との地籍調査の業務委託を実施し、問題解決に向けた測量調査(四月~九月)に再び動きだした。 村や地主会の精力的な取り組みの結果、長浜(返還軍用地)の土地境界も全地主の合意が得られたので国土庁への認証申請(国土調査法第十九条第十五項に基づく申請)が行われ、十一月十九日に国土庁から認証指定を受けた。 この指定に基づき、村では直ちに那覇地方法務局・嘉手納出張所(登記所)に地籍簿成果を送付し、その成果は十二月二十二日に登記完了した。 本村での返還軍用地の地籍調査は、トリィ通信施設(古堅、大湾、渡具知地区)やボーロポイント射撃場(波平、高志保、儀間、渡慶次、宇座地区)、ボーロポイント・サイトA(座喜味地区)、同サイトB(瀬名波地区)の地籍問題を解決。今回の読谷陸軍補助施設(長浜地区)の認証・登記に伴い本村の返還軍用地の地籍問題はこれで全てが解決したことになり、長浜地区は基地の返還から実に十九年目にして初めて、地主の諸権利が活かせるようになりました。
本村の自然や風物、名所、旧跡、産業、行事、伝統工芸などを広く県民に紹介し、観光産業の振興を図ることを目的に「第二回読谷村観光フォートコンテスト入賞作品の展示会」(読谷村商工会主催)が二月十日~二十日の日程で村中央公民館ギャラリーにて開催されました。 展示会の初日は多くの関係者らが出席する中、オープニングセレモニー(テープカット)が挙行された後、主催者を代表して大城勝哲商工会会長があいさつ。大城会長は「第二回コンテストにも素晴らしい応募作品が寄せられ、回を重ねるたびに力作が多くなり拡大発展している。読谷の発展と観光立村に向け、内外にピーアールするために活用していきたい」と述べ、役場の町田宗信建設経済部長は「フォートコンテストの写真展で読谷村をアピールできることを村としても喜んでいる。写真展を通して観光の名所が増え、読谷村が栄えていく入口になってきた。これからも読谷の発展のために協力をして頂きたい」と語った。 同展では表彰式も行われ、コンテストの入賞者一人ひとりに大城会長から賞状や記念品が手渡され、その後、全員で館内ギャラリーに展示された優秀作品の鑑賞が行われた。 展示された写真はいずれも本村の特徴をレンズの眼で見事にとらえた作品ばかりで、観賞した人々に大きな感動を与えていた。 なお、「観光フォートコンテスト写真展」には村内外から四十一人(九十三点)の応募があり、本村の照屋良暁さん(喜名二二五六-四)の作品「やちむんの里」が最優秀賞に輝き、その他、優良賞三人、佳作七人、入選十六人が選ばれた。
読谷村では、ごみの減量化の一環として、各家庭の台所から出る生ごみを分別し、コンポスト(堆肥化)する「生ごみ容器の助成事業」を平成三年から実施しています。 これまでに一、三八〇基の販売実績があります。 特に今回は、従来の底のない土に埋め込むタイプ(農村型)に加え、庭のない家庭やアパート、マンションでも使える密閉型〔都市型=生ごみ処理菌(EM菌)を使用する〕の生ごみ処理容器も容用意しました。用途に合わせてご利用下さい。 【助成対象】 ①村内に居住している方。 ②生ごみ処理容器を設置し、適切に処理できる方。 【助成金額】 生ごみ処理容器価格(六千円)の半額・三千円で村民に販売します。 (平成六年度は二百基を予定) 【申込み方法】 希望者は、農村型(Ⅰ)か都市型(Ⅱ)のどちらかを選んで、四月二十八日までに各字公民館か役場環境保健課に申し込んで下さい。 ※都市型に使用する「EM菌」は読谷村農協で販売しています。 ※役場で補助購入する時は、「処理容器」「処理菌」「プランター」の三点セットです。 ▼生ごみ処理菌「EM菌」を使用したリサイクル容器の三大特徴 ①腐敗(悪臭)を防ぎ、虫を発生させない。 ②使用後七~十日位で分解液がができ、花つくりに即リサイクル。 ③庭の狭い家庭やマンションに最適。 その他、家庭菜園が無農薬で栽培できる。
"一人びとりが福祉に対して深い理解と関心を持ち、親から子、孫へと福祉の心を日常生活の中で受け継ごう"と、本村では「ゆいま~る共生事業」を展開している。 ゆいま~る共生事業とは、高齢者を対象とした福祉サービスのことで、【孤独感からくる痴呆・ねたきりを解消し、心身機能の維持・改善をすることで過程の介護負担を軽減し、地域福祉の支援を充実していくことを目的】に実施されているもの。 本村では、各地域公民館を"福祉公民館"として位置づけ、現在、喜名区で「福寿会」、渡慶次の「いぶし銀会」が積極的な活動を続ける中で、新たに楚辺区が「クラガー」、宇座区が「銀の会」、牧原区に「ときわ松の会」が誕生し、各公民館を拠点としたゆいま~る共生事業が次々に拡大傾向を見せ始めた。 そのようなおり、ゆいま~る共生事業に集うお年寄りらに、おいしいおやつを食べてもうおうと役場厚生課では二月二十二日に喜名、楚辺両区の調理ボランティア二十三人に、また、三月七日には渡慶次と宇座の調理ボランティア二十人を対象にした「料理講習会」を生き活き健康センターで催した。 七日の講習会には特別養護老人ホーム「沖縄一条園」(沖縄市在)の栄養士・当銘幸子さん、高元佐江子さんが講師に招かれて調理実習が行われ、この日は、①ポテトドーナツ、②かぼちゃクレープ、③いちごのゴマ団子、④ブラマンジェいちごソースの四品目の献立が準備された。 参加した調理ボランティアらは、講師の説明に耳を傾ける一方、調理方法のテキストにしきりに目を配りながらも、皆が楽しそうにおやつ作りに熱中していた。 また、調理指導を行った当銘さんは「お年寄りの料理はやわらかくして食べやすく料理する工夫が必要。献立の材料は身近にあるもので、地域の物(特産品の紅芋など)を活用したらよい」と語った上で、更に「読谷はボランティアの皆様方が熱心で、頭が下がりますね」と称えていた。
生き活き健康センターに勤務する職員らが"今年戌年を迎えられたお年寄りを祝ってあげようー"と、三月一日から四日にかけて「戌年生年合同祝」を催した。 これは、生き活きセンターでデイサービスを受けているお年寄りの中に、七人の戌年者がいることから実施されたもの。 祝賀会では食事サービスの他、職員らによる「かぎやで風」や「祝い節」などの余興が披露され、お年寄りらを喜ばせた。また、宇地原毅さんが弾くエレキギターの演奏にのって松田栄光さんが表情も豊かに、哀愁を込めた歌謡曲を歌うと会場のお年寄りらもその美声にほれぼれと聞き入っていた。ひき続き琉球民謡「しんかぬちゃー」「ユンタンザ花織」の軽快なメロディーが流れ、職員らがステージで踊りだすと、お年寄りらもうずうずする様子。どの顔にも笑顔が弾け、職員らと一緒にステージで楽しげに踊る方、手拍子やタンバリンを打ち鳴らして声援を送る方など、健康センターには生き活きとしたお年寄りらの姿があった。 職員らが催した合同祝いに、感想を求められた照屋ヨシおばあちゃんは「いっぺー上等やたん。芝居しーや二番るないる」と明るく応えていた。
沖縄に根付く三絃文化の広がりを認識してもらおうーと、三月四日「三絃の日」を共有する催しが県内各地で行われた。 このイベントは昨年、琉球放送ラジオの音頭で「ゆかる日、まさる日、三絃の日」をキャッチフレーズに実施され、今年も四日の午前十一時五十分から午後九時までの間「RBCスペシャル~サンシンの日」として全県下にラジオ放送。三線文化の発祥の地である本村でも三線の始祖・赤犬子(楚辺区の赤犬子宮)を祭ることから、今年もこのイベントに積極的に参画した。 赤犬子宮では村内十七団体から約六十人余の古典音楽関係者や舞踊関係者らが参加する中、事前に「三絃の日」の御願立てが行われた。その後、正午の時報を合図に一斉に「かぎやで風」の斉唱が開始され、三絃の合奏は全県下に響きわたった。 本村でのプログラムは引き続き奉納演奏や舞踊が行われ、新垣満子師匠が「稲まずん節」を、津波澄子師匠が「柳」を華麗に舞い、参加者らを堪のう。また、午後四時には村総合福祉センターで"花遊び"が催され、①古典音楽独唱会や②舞踊の夕べ、③島うたの世界など、数々の古典芸能が披露され、訪れた愛好者らを魅了した。 また、この日の午後三時、米陸軍トリイ通信施設のゲート前では、本島各地から集まった三線愛好者ら約三十人余が、平和への祈りと願いを込め「かぎゃで風」「恩納節」「辺野喜節」を奏で、三線によるメッセージを送っていた。 これは、琉球放送ラジオのパーソナリティーである大嶺正廣さん(伊良皆在)が企画したもので、大嶺さんは「旧日本軍によって強制接収された読谷飛行場用地は、今なお米軍のパラシュート降下演習で村民の生活が脅かされている。鉄砲を花の武器三線に持ちかえて平和のメッセージを送りたい」と実況中継し、本村の文化行政や平和行政を力強く訴えた。
嘉手納警察署館内では、平成五年中で不良行為少年の補導件数五七六件で、深夜徘徊(二二五件)、飲酒(八八件)、シンナー吸引(二〇件)となっており、いずれの補導事例でも深夜の補導となっています。 四月の後半からゴールデンウィークが始まり、深夜徘徊や家出等の予防のためにも、「地域における青少年活動を推進しましょう」 【運動目標】 ①ふるさとを誇りに思う郷土愛と国際感覚をもった青少年を育成する。 ②青少年の深夜徘徊、不健全なアルバイトを防止する。 ③青少年の飲酒、喫煙、シンナー等、薬物乱用の問題行動を防止する。 ◆嘉手納警察署・嘉手納地区防犯協会・嘉手納地区少年補導員協議会