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1957年11月発行 読谷村だより / 2頁

青少年を悪環境から護ろう 第六回青少年不良化防止運動 (自十一月十日)(至十二月九日)

青少年を悪環境から護ろう
第六回青少年不良化防止運動 
(自十一月十日)
(至十二月九日)

 一、九五五年以来、回を重ねること五回、青少年不良化防止運動が実施されて来たのでありますが、皆さんの御協力により青少年犯罪も年減少の一途を辿りつつあることは喜びに堪えません。
 然し此の種運動は長期に亘って計画的に社会全体の責任として継続実施するにあらざればその効はあがらないのであります。特に私達のおかれている環境は少しでも気を緩めるとまた逆もどりして今までの努力が無駄になってしもうのであります。私達はややともすれば「不良化防止運動は嘉手納やコザ市では必要であろうが私達農村には縁遠いものだ」考えがちであります。然し私達の環境は戦前の純農村読谷ではありません。実事統計数字は嘉手納より読谷の方が犯罪件数が多いのでありまして、この現実に驚かされ大人の責任として強く反省しなければならないと思います。近くに基地の街嘉手納を控え、交通の往来も繁しく、一歩出れば外人と特殊婦人等のいかがはしい行動などいくらでも見受けられ、日々の新聞は窃盗傷害、暴行、強盗その他凶悪犯罪の暗い記事の無い日はありません。とびついて見たい読みたいような明るいほほ笑しい記事はみあたらないのが社会の現状であります。このような悪条件の下に私達の子供達はさらけ出されているのであります。自分の子供でなくても対岸の火事とみはなすわけにはいけません。この種運動が回を重ねることによって益々ことの重要性を強く認識していただいて、村の将来を左右する次代の青少年たちを悪環境から護り健やかに育て善導するよう長期にわたって村の存在する限り部落のある限り家庭の続くかぎり、計画的な本運動を継続して犯罪のない明るい社会を建設する努力を続けましょう。
 このような趣旨に基づいて十一月十六日午後二時から村の会議室に於て、村内各字区長、婦人会長青年会長、学校長の集りを願い嘉手納警察署比嘉警部補、訪問教師池原早苗先生をお招きし、御講話を拝し皆で協議して次の九項目を本運動の目標と決定致しましたので村民皆様の絶大なる協力を御願い致します。

第六回青少年不良化防止運動実践目標
◎健全なる子供の遊び場の増設(村予算二二○、○○○円)
◎各字公民館を開放して図書を増備して教養を高めると共に健全な読書の励行
◎各字公民館を利用レクレーションの励行
◎未成年者の集団合宿の解消未成年の禁酒禁煙の励行
◎早寝早起の励行
◎長次児童の出校督励(学校教官、区長、婦人会等が主体となり直接保護者との話合)
◎誤犯少年並びに不良化のおそれある話合
◎誤犯少年並びに不良化のおそれある少年の善導と家庭訪問の実施
◎生徒会を通じ早起清掃作業の励行
備考 尚各字の実施報告は十二月五日までに村役所に提出する。

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