読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

広報データベース 戦後読谷村の歴史に触れる広報誌データベース

沖縄戦終結後、各地収容所から読谷村民が郷里に戻ることができたのは1946年11月になってからでした。村土全体が米軍基地化したためです。一連の戦災により村土は、甚大な被害を受けましたが、村民は一丸となって復興に取り組んできました。
そして帰村から10年となる1956年7月、「読谷村便り」として読谷村の広報誌がスタートします。以降広報誌は、村の様々な情報や出来事を村民にお知らせする役割を担ってきました。それらは同時に読谷村の歩みを記す記録となっています。これまでの読谷村の「歴史」を広報誌から紐解いていくツールとして是非とも本サイトをご活用ください。

広報をのぞいてみよう

【見出し】交通安全は村ぐるみで!「交通事故抑止村民総決起大会」

「人命はすべてに優先する」「日本一交通安全な村」をめざして幅広い村民運動を展開しようと六月二十六日午後、「読谷村交通事故抑止村民総決起大会」(読谷村、村教育委員会主催)が村総合福祉センターで開かれ、村ぐるみで交通死亡事故の防止及び抑止に取り組むことを確認した。 【関係団体で不退転の決意  今回開かれた村民大会は、去る四月末日から僅か2ヵ月の間に本村内で三件の交通死亡事故が発生し、憂慮すべき非常事態の状況にあることから、各関係団体や村民が一体になって交通死亡事故の防止及び抑止に向け、村民ぐるみの運動を展開することを目的に開かれたもの。  村民大会には役場や議会、嘉手納警察署、読谷村交通安全母の会などを含め、各関係団体(19組織)から約四百人の人々が参加する中、主催者を代表して山内村長は「事故防止は自分との闘い。三万三千余の村民一人びとりが誘惑や雰囲気に負けない強い意志を持ち、日本一交通安全な村を築いていこう」と呼び掛け、儀保議会議長は「村民に意識を啓蒙しようと議会でも事故抑止の決議をした。交通戦争で多くの人命が失われていくのが心苦しく、くやしい気持ちである。我が村から一切の交通事故を無くすために啓豪活動にがんばろう」と述べ、また、宇栄原幸男嘉手納警察署長は「命どう宝・大会を契機に全県、全国のモデルになるように期待している。嘉手納警察署も誠心誠意努力していく」と激励した。  引き続き、比嘉サチ子読谷村交通安全母の会会長や山内英一読谷村区長会会長、砂辺松善校務研究会会長、金城広史読谷村青年団協議会会長らによる決意表明が行われた後、比嘉信子読谷村婦人会会長が大会宣言、スローガンを朗読し、満場一致で採択。不退転の決意で交通死亡事故抑止に取り組むことが確認された。大会終了後は北と南に別れての車両による街頭パレードヘと移り、交通安全を訴えた。

1969年度予算 

1969年度予算  一般会計五三七、四三九ドル 水道特別事業会計一一五、七八二ドル ◎ 去る六月の定例議会で一九六九年度一般会計予算、水道事業特別会計予算、読谷区教育委員会予算が決議されました。一九六九年度の一般会計予算は総額五三七、四 三九ドル、水道事業特別会計は一一五、七八二ドル読谷区教育予算は七二五、一七六ドルとなっています。一般会計の五三七、四三九ドルは前年度の四一九、二七八ドルより一一八、一六一ドル増額されていおります。この予算によって向こう一ヵ年豊かな明るい住み良い読谷村づくりが推進されます。 ◎ 歳入 ※村 税  村民の皆さんが負担する税金は六二、二二八ドル計上してあります。これは前年度の実績と村民所得の伸びを勘案して計上しています。内訳を申しますと村民税二六、一四四ドル、固定資産税三一、四〇一ドル事業税一、〇八七ドル不動産取得税三、五九六ドルを計上してあり、調定見込み額の九五%にあたります。 ※市町村交付税  村の行政、財政を助けるため琉球政府から交付されるもので、政府の市町村交付税算定方式に基づき二九〇、〇〇一ドル計上しました。これは前年度より八四、三〇〇ドルふえ、総予算額の五三、九六%を占めています。 ※公営企業及財産収入三五、八一〇ドル  村有地の賃貸料および村の財産から上がる収入で株式配当金六、一〇七ドル、村有地の賃貸料二八、五二八ドル、自動車売却代三五〇ドルを計上してあります。 ※使用料及手数料  保育所の託児料四、八五六ドル、火葬場の使用料一、六八〇ドル、および諸証明料四、七〇四ドル等、個人の利益に供するために役所を利用する場合の手数料を一一、二四〇ドルを計上してあります。 ※政府支出金  村の農道をつくったり、産業を與すための施設や、環境整備のための排水などをつくるため琉球政府から支出される金が二八、三六二ドル計上されています。これは前年度より一〇、六四八ドルふえています。 ※寄附金  農道改修工事(総工費の一〇%)排水工事(総工費の二〇%)の地元負担金を二、三六三ドル計上してあります。 ※繰越金  六八会計年度の剰余金を六九会計年度へ繰越されるもので四五、九〇七ドルを計上してあります。 ※雑収入  村の非細分軍用地料五五、九九八ドルと預金利子二、五〇〇ドル、果樹園委託料二、〇〇〇ドルなど、六一、五二七ドルを計上してあります。 歳出 ※議会費  議会費は二九、二五四ドルで総予算の五、四四%で前年度より九、三三六ドル多く計上されています。 これは議会活動に要する経費で議員の俸酬、費用弁償旅費、事務局職員給与、諸手当を計上してある。この増額分は議員の俸酬の引き上げ、職員の給与の改善にともなうものです。 ※役所費  役所費は一三五、五七一ドルで総予算の二五、二三%を占め、前年度より二六、四七二ドル多くなっています。この増額分はほとんど職員の給与改善にともなう人件費です。 ※消防費  消防費は一三、三九一ドルで前年度より五、三二七ドル多くなっています。 これは職員の給与改善と、消防力の強力強化、充実を図るため非常勤職員の日宿直、休祭日勤務制度を設けたための手当の新設、各部落に非常勤団員を設置し、その手当、中古消防車の購入費などが計上されている ※土木費 村道の個人有地買い上げ二万ドルを計上 ※土木費  土木費は一一一、〇一〇ドルで総予算額の二〇、六六%を占め、前年度より五四、三四五ドル多くなっている。これは、村道の側溝改修工事費と乳剤舗装工事費として四三、四〇〇ドル計上し、この予算で村道の約五〇%を舗装します。また村道償費として二一、九七〇ドル計上し都屋~楚辺線、大木~古堅線、大湾~古堅線に潰れた個人有地三、五五〇坪を買い上げる。排水路新設改良費として八、七五〇ドル計上し渡ヶ次~儀間地内の排水路七〇〇米を改修します。その他部落建設補助金として二八、〇〇〇ドルが各部落に分配されます。 ※社会及労働施設費  三九八、八五六ドルの予算で前年度に比べ五、六五六ドル増額していますが、この増額分は失業策人夫の賃金が多くなったことと保育所職員の給与の改善にともなうものです。※保険衛生費  ハエやカを駆除し、環境衛生の整備をはかり、住み良い読谷村を築くために一〇、七七一ドルの予算を計上してあります。ハエやカなどそ族こん虫駆除薬、フイラリヤ駆除薬、寄生虫駆虫薬などの薬品代二、四四一ドル衛生人夫の賃金、期末手当二、四〇〇ドル、環境衛生を整備するための村指定ちり捨場の借料及損料費として一、五三七ドル、火葬場運営費二、四七七ドルなどが計上されています。 ※財産費  五〇六ドル計上してありますのは波平三八番地喜瀬診療所の建物を買い上げる費用にあてるためである。 ※選挙費  四、六〇二ドルで前年度より二、五五四ドル多く計上してあるのは立法院議員主席選挙が行なわれるためである。 ※諸支出  二七、八九一ドル計上されているのは、納税奨励費として二、三〇〇ドル、行政事務委託費として区長給与が二三、八八一ドルなどが含まれているためである ※教育負担金  村内の小中学校の運営などに必要な経費を村が負担するもので一二七、二六三ドル計上してあります。前年度より三二、二六三ドル増額となっている。 ※産業経済費 人参の価格調整金四〇〇ドルを計上  農家の所得の向上を図り豊かな村を築くために、三六、八二三ドルを計上してあります。これは前年度より一、八九六ドルの増額となっている。 △農業品評会費 二、二一一ドル  部落共進会の円滑な運営を図るための部落団体報奨金一、〇〇〇ドル、部落共進会で成績優秀な者に村長賞をあたえるため五〇〇ドル、総合展示会費用などが計上されて居ます。 △畜産奨励賞に六、七三六ドル  豚、鶏、犬の予防注射、畜舎の衛生管理、豚の駆虫業務を行うために二、一四〇ドル、豚の品種更新のため、優良種雌豚三〇頭を購入して農家に貸付けるため一、五〇〇ドル、畜牛購入資金補助一、八六一ドル、豚価調整補助金六〇〇ドルが計上されています。 △主要作物振興費に三、五八〇ドル  さとうきび、いもの優良品種を普及するための苗圃委託料及び原材料費として二、九六六ドル、病害虫防除用ミスト機購入補助四五〇ドル。 △奨励作物を振興させるため一、三二六ドル  人参の主産地を形成し農家が人参を作ってもらうようにし、人参がキロ当り六仙とより安くなったらその価額格を調整するため四〇〇ドル、ビニールハウス設置補助五〇〇ドル、カンレーシャ購入補助三〇六ドルが計上されています。 △災害対策費 七、九五〇ドル  作物を病害虫から守るために今年も共同防除を協力に進めるため四、六二六ドル、また、農薬購入補助を二〇〇ドル計上して、補助金を二〇%から四〇%に引き上げ病害虫の絶滅に努める。 △林業費 二、一三六ドル  村内を緑で包むため、二、一三六ドルを計上してあります。 △組合助成金 二、八一三ドル  農事実行組合、農研クラブ、肉牛奨励組合運営助成など育成し、農業技術の普及を図り農業を発展させるために二、八一三ドルを計上してあります。 △農業施設費 七、三二五ドル  渡慶次~宇座地内の農道改修工事に六、一二五ドル農道修理の石粉代として一、二〇〇ドル計上してあります。

広報よみたん 1987年 No.321号 1月号 あけましておめでとうございます さあ、海邦国体だ!! 今月の主な内容

広報よみたん 1987年 No.321号 1月号 村政の目標 人間性豊かな環境・文化村づくり 発行/読谷村役場企画課 ℡098958-2201 印刷/オフセット沖縄    ℡098933-0701 あけましておめでとうございます さあ、海邦国体だ!!  今年はいよいよ全国一巡最後の沖縄海邦国体の年です。  国体開催まであと二九七日となりました。村国体実行委員会では国体開催に向けて着実にその準備を整えています。 本村は少年男子ソフトボール競技の会場となっており、その競技場も読谷飛行場内に三月末には完成の予定です。  国体を平和の祭典として意義づけウサギ年の今年は、本村のさらなる飛躍を期します。  村民各位のご協力をお願いいたします。  写頁は、読谷高校男子ソフトボール部のみなさんです。海邦国体を目の前にして練習にも日増しに熱がこもります。  少年男子ソフトボール競技の国体強化メンバーもおり、この中から、沖縄代表として活躍する選手もでることでしょう。

知花英康 当山真志 両先輩 勲五等瑞宝章を受賞

知花英康 当山真志 両先輩 勲五等瑞宝章を受賞 □・・・日本政府は、さる十一月三日付で、昭和四三年秋の叙勲及び賜杯の受章者を発表しました。今度受章された人は全国で二、六三一人で、その内沖繩関係者が二〇人も含まれ、読谷村から、知花英康氏と当山真志氏のお二人が勲五等端宝章を受章した。・・・□  知花英康氏は、大正の初期、読谷村が白黒闘争にあけくれ、村政がこんらん状態にあった時、村長に任命され、大正十一年まで十ヵ年間村長を務めた。 在任中は「和衷協力」で村民の一致団結、学事の奨励、納税奨励の諸制度をつくって村勢を振興し躍進読谷村の基礎を築いた。  戦後は一九四六年四月、村民が避難先や収容所で不安な毎日を送っている時、戦後初の読谷村長に任命されたので、さっそくコザに読谷村仮役所を設置して村民の移動を促進し荒廃した読谷村の建てなおしに奔走した。以後農業基本施設の再建、経済、文化、社会福祉の増進に終始指導的な役割を果すとともに地方自治を振興し、今日の読谷村の繁栄の基礎を築いた。    波平出身 八十七才  当山真志氏は読谷高等小学校を卒業するとともに向学にもえ、進学しようとしたが家がまずしく進学できずに渡ケ次小学校で給仕をしながら独学を続け教員検定試験に合格した。読谷尋常小学校を皮切りに教育界にはいり校長に進み終戦まで教育界に奉職した。  戦後は読谷村長を一年半努めたあと、政界に入り立法院議員を二期務めた。  同氏の業績は、子弟の教育および沖繩社会文化の発展と幾多の優秀な人材を社会に送り出した。戦後も戦乱で失なわれた学校施設の拡充整備、教育行政の基盤をきずくなど郷土の秩序回復、子弟教育および文化社会の発展に尽した。  読谷村瀬名波一一五 七八才

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