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1957年12月発行 読谷村だより / 1頁

財政公表

財政公表

 市町村自治法第百七十七条の規定に基き読谷村の財政事情について次のように公表します。
一九五七年 読谷村長 伊波 俊昭

一、まえがき
 今回公表する財政事情は一九五七年七月一日から仝十一月末日まで即ち一九五八年度上半期の財政状況と一九五七年度決算の概要について公表いたします。

二、収入及支出の状況
 一九五八年度分村財政の状況を示すと次表の通りであります。
1村税について
 村税の賦課徴収については次表の通りでありますが一九五八年度の村税徴税計画表について読谷村便り第十五号によってお知らせ致しました通り村税にはそれぞれの納期がありますので以下各種税目的の実績について申し上げたいと思います。
 即ち村民税の調定額六四九、七九○円でその中現年度調定額が六三九、九九○円にして、これを四回に分けて第一期分調定額は一六六、一○七円で二期、三期、四期がそれぞれ一五七、九六○円となっており、従って十一月末現在では一六六、○○七円の調定に対して収入が一六二、○七七円ありますので九七、六%の成績となっております。
 固定資産税の調定額一、二○六、○○七円の中現年度調定額は一、○八五、○○七円にしてこれを六回に納期を定めて第一期分調定額は二四四、○○二円、二期分が二三○、○○五円、三期一七七、七七五円、四期、五期、六期それぞれ一七七、七七五円となっており十一月末現在では二回分の調定額四七四、○○○円に対し三八七、九九八円の収入実績にして八二%に当り、良好な成績とはいえませんがこの点については村外に住所を有する納税義務者の成績が多く影響いたしますので、この方面にも力を入れて年度内には予算以上の好成績を挙げるべき努力いたす所存であります。事業税特別所得税については、この十二月に賦課調定いたしましたので現年度の収入はまだ見ておりません。この欄で二、六六○円の調定と五六○円の収入額は前年度の滞納繰越分に係るものであります。従って現年度分の検討については、自動車税、牛馬車税、屠畜税、畜犬税、不動産取得税等共に、まだ徴収を見ていませんので次の機会にゆずりたいと思います。以上村税について簡単に申し上げましたが税収は五八年度才入予算中の筆頭であり自主財源としてその成績の良否は直接行政運営に影響いたしますので、健全財政を目標として予算以上の収入実績を挙げたいと思います。尚今年新しく制定された教育法の施行に伴い、村税の賦課徴収に複雑な事務が加わりました為にかねて報告いたしました村税徴収計画表通り実施出来なかったことを残念に思いますが、現在のところ村税及教育税共に良好の成績でありますので村発展の為今一段と御協力下されたく御願い致します。
2、市町村交付税について
 年度当初において市町村財政調整交付金としての名称から今回交付税法の施行により市町村交付税に変ったものであり、琉球政府から交付される金額で市町村としては依存財源と言われており、年度当初において琉球政府の指示により一、一一○、四四○円の予算を計上し交付税法に基き七月と九月に概算交付され今期末現在迄に七八二、○○○円の収入を見ておりますがこの十二月において一、六二八、○○○円の決定を見ましたので、相当な予算以上の実績を見ること思います。
3、財産収入について
 予算額一、二六二、一四六円に収入済額は七○、九八○円にして只今のところ五、五%の成績しか見ておりませんが、この財産収入を内訳して申し上げますと琉球銀行の株式外六件の有価証券額が一、九七二、八○○円投資してありますのでその配当金が四○、四四五円の予算に対し一一、三九二円は収入済となっており基本財産造成積立金として現金三百八十万円を定期預金してありますのでその利子は年度末の収入見込であります。又村有土地の中に軍用地面積が一、○六○、一八四坪ありますがその賃貸料が年間約九九三、七○○円を予想しており、その大半がこの十二月中に収入の見込みであります。尚財産売却代として元消防車庫の公売金一、五二○円フェイ台風によって倒壊した枯損木売却代一七、○○○円等の収入を見ております。
4、使用料及手数料について
 予算額一二六、一○○円に対し八二、○九○円の収入にして六五%の成績であります。これは個人の願出により特定の事務手数料として直接窓口から徴収されるものでありますが、予算相当額は収入になる予想であります。
5、政府支出金について
 予算額四七八、二○○円に対し一四四、五一○円の収入にして三○、二%の成績でありますがこれは琉球政府の支出計画によって補助金として四回に分けて交付されますので年度内には確実に収入なると思います。
6、繰入金について
 予算額三、六○○円で八○○円の収入となっておりますが、これは一九五五年度から施行されました「読谷村私費大学生への学資貸与条例」に基き貸与された者が大学を卒業して就職をなしたので貸与金を返済するもので、今年度から一人の該当者が出ましたので、規定に基き納入しているものであります。
7、雑収入について
 予算額八一四、二一二円に対し二四、三五五円の収入で僅か三%の成績でありますが、収入の内訳を申し上げますと村預金利子が二五五円戸籍用紙代二、四○○円光琉サルベージ社のスクラップ契約金が二○、○○○円報償金が一、七○○円となっております。
 繰越金については一九五七年度分才入才出決算残の総額でありますので決算報告の際に説明いたしますからここでは省略いたします。

三、支出について
 支出については現在一、九五八会計年度の約半分を過ごした訳でありますので以下各科目についての概要を申し上げます。
1、議会費について
 議会費の予算額三五六、五○○円で六三、八三六円の支出で一七、九%の支出を執行しておりその主なるものは議員報酬の四六、五○○円費用弁償、一五、四八四円需要費一、八五二円となっております
2、役所について
 役所費の予算額は三、三七三、三三二円にして総予算の四九%を示し消費的経費でありまして当期末現在の支出済額が一、一三○、六三八、五○銭で三三、五%の執行を見ておりその主なるものは吏員給の七七五、六四○円村長以下職員旅費が四六、三六七円日宿直手当及超勤手当が三○、九八○円事務用紙外消耗品費が二九、三八六円燃料費が二、○五三円雑費が一五、七一九円印刷費が四七、四五○円電燈料四、二八八円電話料七、九六八、五○銭広告料六○○円筆耕料五、○八一円計算器一台一九、五○○円黒板一個八○○円金庫一台二八、一○○円書棚二、八八○円交際費一五、一二一円役所の建物備品及修繕費が五、九六○円便所の新築工事費が四○、五○○円退職給与金四五、○四五円監査委員報酬七、二○○円となっております。
3、消耗費について
 消防費の予算額は九七、六四○円支出済額が四三、一五八円で四四、二%の執行を見ておりますがその内訳を申し上げますと消防運転手の給料六、○○○円消防関係職員旅費一、五○○円消耗品費六三六円ガソリン及オイル代四、八○三円雑費二、七○四円ホース外備品代八、○○○円消防者修繕費一九、五一五円となっております
4、土木費について
 土木費の予算額は一○○、○○一円で一二、七○○円支出して一二、七%の執行を見ておりますがこれは本年八月から村道維持管理のため工夫を二人置いてありますのでその賃金が一二、四○○円コーラル運搬三○○円となっております
5 保健衛生について
 予算額二六、○○○円の中二、四三八円支出で九、四%の執行でありますがこれは薬品棚一、六五○円雑費七八八円となっております。
6、社会及労働施設費について
 予算額一、五六三、八○○円にして才出予算中第二位を占めており投資的経費でありまして現在迄の支出済額は二一一、一○○にして一三、五%が執行されておりますがその内訳を申し上げますと、育英費として支出した私費大学生えの学賃貸与金が二二名に対して七一、一○○円児童福祉費として子供の遊び場設置補助金、四○、○○○円補助金として村体協外一件で一○○、○○○円となっております。
7、産業経済費について
 予算額七二五、五○○円で支出額一二一、一四○円にして只今一六、七%の執行でありましてその内訳は農業品評会費九三○円畜産奨励賞一二、八六五円農薬代三一、八○○円苗圃経営の蔬菜種子代一九、三○○円パイン苗代七、五○○円

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