小児麻痺の予防対策について
この病気はビールス(濾過性病原体)によって主に脊髄をおかす急性伝染病であります。流行は七月から十月にかけて多いが冬でもみられる。主に一才から四才の幼児に多く、六ヶ月未満の乳児や成人には少ないといわれています。
尚不頭性感染はかなりあるものと、思われます。感染の経路は患者及び健康保菌者との直接接触による飛沫感染や或は菌で汚染された飲料水、或は食品による経口感染が考えられるのであります。
▲症状及経過
潜伏期間は七日から十四日間で、初期症状は体がだるい。頭痛を訴え嘔吐、食欲不振があり三八度から三九度の発熱をみる。過性の智覚過敏、軽蔑の頸部強直、手足の痛みがあるが、ときによっては発熱以外には何等の症状のないこともある。
初期症状があって第二~三病日頃より手や足の麻痺が現れてくる。麻痺は下肢に多くおこる。麻痺は現れてから三日以内で進行は止りその後快復し始めるが発病後約一ヶ年で恢復しない場合は永く麻痺が残ります。
▲予防
1 患者の隔離(三週間乃至六週間)
2 蝿の発生防止
3 飲食物の取扱に注意すること
4 生水を絶対に飲まないこと
5 幼児を集団の中に入れないこと
6 過労をさけること
小児麻痺についてその症状や伝染経路及び経過等については、大体以上のようになっていますが現在(十二月七日)コザ保健所管内の患者数は三四名でその内本村の患者が九名で管内で最も多く発生しているのであります。村でも早速区長会に提案して之が対策協議を行い、村内一斉大清掃を実施することになりました特にこのたびの清掃においては蝿の発生源の除去に力を注ぎ、便所の改修、残飯の処理塵芥の早期処理、と塵箱のフタの設置、屋敷内の厩堆肥の搬出等徹底的に実行してもらいこれ以上患者を増やさないように村民皆さんの努力をお願いします。尚村としても消毒薬を購入し各区に配付してありますので有効に使用して蝿の撲滅を、はかってもらいたい。