結核は治る、早期発見
進んで受けよう健康診断
四月十四日から四月二十日の一週間に亘り例年通り結核予防週間が実施され、村でも十四日の晩に喜名公民館で結核に取材した映画を上映し、十七日には読谷沖映で映画と衛生講演を行い亦ポスターや親子ラジオを利用して住民皆さんが結核に対する正しい知識を持たれ健康で平和な楽しい日々をすごされるようにと祈り乍ら週間行事を終わったのであります。特にこの結核予防週間に強調徹底に努めたことを今一度この便りを利用して御知らせ致しましょう。
(1)結核は伝染病であること
(2)無自覚の結核が非常に多いこと。
(3)その伝染力の強いこと。
無自覚の中に感染し発病することが多く
(4)健康診断を受けることが大切である。が強調されたのでありますがこれを週間中のお祭り騒ぎに終らさぬよう沖縄から結核を完全に追放して明るい郷土の建設すべく今後とも皆様の尚一層の努力を御願いする次第であります。
結核予防週間実施要綱
琉球の結核は、結核予防法の公布と共に住民健康と福祉増進の線に沿って、結核に対する社会保障制度の確実に著しい進展をとげつつある。
最近、結核死亡率の減少を見つつあることは、承知のとおりであるが、しかし、他面新しい発病者が相当数発見されているのは、結核対策に大きな警告を与えるものである。
結核の予防は、医療及び予防陣の強化と、更に重要なことは、住民の結核に対する正しい認識である。この両方の完全な協力があって始めて、その絶大な効果が期待されるものものである。よって結核予防週間を設けて住民の結核に対する知識を深め、結核予防の完璧を期す。
(イ)本運動を通じて再び、結核は伝染病であることを強く認識せしめる。
(ロ)更に無自覚の結核が非常に多いことも周知せしめその伝染力の強いことと相俟って無自覚中に感染し発病することが多く健康診断を受けることが、いかに重要であるかを徹底せしめる。
(ハ)結核は、周囲の深い認識と協力によって、その災害を最少限度に食い止めることができること、正しい近代医学によって充分治療できることを認識せしめる。
(ニ)社会一般に結核に対する正しい知識を与え社会的な関心をたかめ、その協力によって予防治療の万全を期し、所期の目的を達成せんとするものである。