〔29号3ページの続き〕
な鉄筋コンクリート橋を架設し従来の三叉路は十字路となり一般交通の便利を計つて居る。この橋によって本人は勿論新部落の人ひいて一般村民の便益も多大であろう。橋の名もまだ付けてないがよなは橋とでも付けて感謝の意を表したい。
一、木麻黄のラジオ柱、政府に於ても植樹の奨励に力を注がれるようだが波平に於ては夙にその方面に目をつけて十年前比嘉自作区長の時部落共有地に隈なく木麻黄の苗を値付けて置いたのでそれが大きくなって撮早収益期となった今度それを間伐して部落内のラジオ柱となり部落民は月三十三仙の安い聴取料でラジオを聴くことが出来当局に感謝すると共に一層植樹熱が高まりつつある
一、防火デー長い早天で降雨を待ち侘びて居ることは何所も同じであろうが波平においては共同作業で部落内の溜池や各戸の井戸を徹底的に浚えて雨を待ち尚青年会では十月二十五日より仝三十一日までを「防火デー」として部落の要所々々にポスターを貼り出し毎晩ラジオを通じて「乾き切って居ますから火のもと御用心を願います」と各戸に注意を興えて居る。これは他から指揮命令されたのでもなく全く彼等の自発活動である近頃陳情運動や他力依存の風がはやる時に、わが村に斯様な美挙があるのは誠に心強い次第で村民がこういう気持ちになってこそ住みよい郷土権威ある村は出来るのである。