読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1958年11月発行 読谷村だより / 4頁

使って伸ばそう島産品 島産愛用運動

使って伸ばそう島産品 
島産愛用運動
 琉球の経済は基地収入に対する依存度が高く貿易収支は甚だ不均衡である。かかる不健全なる状態を打開するためには全住民が一丸となって自立と繁栄への努力を維続しなければならない。それには生産業者は企業経営を合理化して増産に拍車をかけ品質を向上させコストを引下げるよう一層の努力をして島内自給度を高揚して輸入の縮減を計ると共に消費者の方も生産者のよい助言者として物心両面の協力を惜しまないことが肝要である此の運動は飽くまで実践運動であって我々住民の堅い結束の下に率先して永続的に実践すべきものであり私共に与へられた問題は家庭で島産品を使用し又生産品を生かして利用することによって自給度の向上を計り輸入をおさへて行く面が多いと
島産愛用カキクケコ運動
(砂川氏)
昔の婦人 此処にものびた さしすせそ
さ裁縫 さとう
し仕事 しようゆ白味噌が
す炊事して やきをねらって忍び込み
せ洗濯 せんぎり
そ掃除で日が暮れた そうめんやさいまでくりやに溢れる輸入品
現代婦人はカキクケコ これで行きますカキクケコ
か考え かねを流さぬ
き企画 きがまえで
く工夫して くリヤの品は島産で
け健康 けつぜん
こ幸福守らうよ これで行きましょう。

更に生産増強に力めよい品を作り出しやがて泊の港から汽笛一声島産丸も出るでしょう
とまりみなとにたちつてと
たはたつくりに
ちがかよい
つみ荷の顔も晴れやかに
てんきも
とんと晴れわたり
みなと出て行く島産丸

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