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1958年12月発行 読谷村だより / 3頁

今期こそはと張切る 製糖工場

今期こそはと張切る 
 製糖工場 
  既に紙函四百樽詰二百挺
 戦前は、一九、六二六反の耕地を有しその三一%を占めて栽培された甘蔗は品質産糖量共に県下に優位を誇って居たが、今時対戦により農業基本施設及生産基盤は破壊され地力は著しく減退し戦後十一年一挺の産糖もなく五七年に漸く五○屯工場が建設される運びとなり、今期まで三年と迎へたのであるが、二期間は色々悪条件により計画通りいかず経営も至めて困難であった事は周知の事と思います。
 今期は工場の施設を改善し又甘蔗に於いては今まで以上の良いキビが生産され去る十二月六日成運転の結果戦前におとらぬ生品が出て居る事は皆さんと共に喜びにたへない。今後は甘蔗栽培面積の増反が必然的に要求され亦促進されなければならない。農家の皆様の御協力をお願いいたします。
主なる改善ヶ所
竃の部
煉太積二連式
鉄製鍋を添置一四ヶ
圧搾機の修理
機械手入その他
圧濾機
新型購入二五インチ×二五枚×三○

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