明るい村の建設はまず村民の健康から
!集団検診中間報告!
明るい村の建設にはなんといっても先づ全村民が健康でなければと、全村民の集団検診を計画し、一九五九年度予算に参百十四弗を計上、琉球政府コザ保健所並びに琉球結核予防会の御協力を得て、昨年十二月より喜名を皮切りに古堅、宇座、伊良皆、高志保、渡具知、長浜の六ヵ字、四、七六○名に対して検診を終え、四月は楚辺の予定で、つぎつぎ全村に実施する計画であります。この集団検診計画がスムース実施され読谷村から完全に結核をなくするために村民皆さんの御協力を御願致します。
来月は例年どおり「皆さんの御協力で、琉球から結核を無くする運動を進めましょう」と琉球政府の主催で結核予防週間が実施される事でしょうからこの機会に実施して参りました検診結果をお知らせして結核に対する認識と理解を深められ、明るい村の建設に尚一層の努力と御協力をお願いする次第であります。現在毎月二ヶ部落づつを、衛生懇談会、ツベルクリン反応実施判定の順で実施していますが、それと同じに五○才前後に多いと予われる高血圧症の予防のため四十才以上で希望される方々の血圧の測定も実施しています次の表は小中高校生や軍労務者で学校、職場で検診を行った以外の一般村民に対して行ったツペルクリン反実施成績表応であります。
◎それでは結核とはどんな病気でしょうか
1 結核菌によって人から人に伝る伝染病であるということです。
2 わからない病気であるということです、つまり肺が結核菌にむしばまれていることを全く知らない、いたくもないかゆくもない、重症だと予われるまでは無自覚、無症状の病気で打診聴診ではわからないことです
3 発病と感染とは異なるということです、すなわち感染したから必らずしも発病だとは云えないということです
◎感染はどうして知るか
ツベルクリン反応検査によってわかり、ツベルクリン注射後四八時間に注射部位の発赤によって感染、未感染とわかるわけです
1 ツベルクリン反応陰性者(注射部位の発赤が四ミリ以下のもの)はまだ結核にうつっていない人です。記号で一とあらわします。
2 ツベルクリン反応疑陽性者(注射部位の発赤が直径四ミリ以上、九ミリ以下のもの)はまだ結核にうつっているかどうかうたがわしい人です記号で(±)とあらわします。
3 ツベルクリン反応陽性者(注射部位の発赤が直径(一)センチ以上のもの)結核にうつりたての人です。記号で(+)とあらわします。
4 ツベルクリン反応既よう性者(前から結核にうつっているが患者ではない)記号で(+)とあらわします。
「ツベルクリン反応実施成績表 1959年3月15日」は表のため原本参照
(註)
(1) この表は喜名、古堅、宇座、伊良皆、高志保の五ヵ字の数である。
(2) 0~1才の幼児に陽性者(結核菌をあったことのあるもの)が一人も居ないことで結核は遺伝や血統でないことを証明する。
(3) 陽性者は更に連と弁間摂を行い、疑しい者は直とつて大きいレントゲン写真をとって結核の早期発見に努める