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1959年4月発行 読谷村だより / 3頁

4月13日~4月19日 明るく楽しい住みよい村をみんなそろって健康診断 結核予防週間

4月13日~4月19日
明るく楽しい住みよい村を みんなそろって健康診断
-結核予防週間-

“結果療法の三原則は”
療養の三原則
大気 清らかな外気
安静 身体と心の安静
栄養 栄養を正しく
療養の三原則

※ 結核を本当に治すのは自然治癒力である。全ての療法は此の力を充分発揮させるのを目的とする。
※ 結核療法の三原則を守らなくては結核の治療は希めません。
※ 栄養は全身療法であって大気、安静と共にすべての治療の根本となる。

結核の予防
結核の予防は科学的な健康診断と処置が重要である。
B・C・Gについて 
日本では昭和12年から実施されているが、琉球では一部の開業医が行っているだけである。

衛生展示会メモ
”ご存じですか
食品衛生の4F条件を”
FOOD 食物 は新鮮なものを選び
FINGER ゆび は常に清潔にし
FLY はえ の発生侵入防止につとめ
FILTA 汚物 のしまつを毎日おこたらず

☆結核は早く見つけて正しい治療
 治療を途中でやめないように、医者の正しい指示で
☆結核は見かけや感じではわからない。
 結核のうつったかどうかはツペルクリン検査
 結核の病気かどうかはレントゲン検査
☆結核はうつる病気です。
 結核は患者のセキやクシャミの小さなシブキにまじった結核菌をすいこんでおこる病気です。
結核は家庭でうつる場合が多い家庭65%職場11%その他24%

ツベルクリン反応検査
まず結核に感染しているかどうかを調べる。
陽性(+)
発が10mm以上、既に結核に感染している場合

レントゲン検査によって陽性者は発病の有無を調べる。
1、レントゲン検査の結果身体に異状がなければ安心
  その后は1年に1~2回のレントゲン検査を受ける。
2、病気になったら正しい治療を受ける。

陽性(-)と疑陽性(±)
は3ヶ月毎にツベルクリン反応をうけて陽転の機会をたしかめる。

陽転後1年間の注意
陽性になって1ヶ年間に発病する人が多いので、この期間は特に下の事項に注意しよう
1、定期的健康診断
2、規則正しい生活
3、過激な運動をさける 3ヶ月毎にレントゲン検査

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