「考える農家に福が来る 殖せよ産業、起せよ村」
“何か適当な換金作物はないだろうか”と考える農民の自発的な要望で、昨年の八月十一日経済局農務課の親川技官をお招きして、「煙草栽培懇談会」を開催してから八ヶ月、その間今帰仁や三和村等の煙草栽培の先進村の視察や、オリエンタル社、琉煙社、沖煙社等を訪ねて栽培契約の御願やら、会社側の好意で字渡ヶ次はオリエンタル社と、字楚辺は沖煙社との間にそれぞれ契約締結、両部落とも葉煙草組合を結成し、渡慶次一四反、楚辺七反を植付、煙草栽培については全くの未経験者ばかりの組合であったが、会社側の熱心な指導と組合員の背水の陣をしいた懸命な努力で、生育も順調で、愈々収穫期に入っている。乾燥室も政府の補助と組合員の出資で渡ヶ次に二棟、楚辺に一棟が既に完成し、搬入を待って近く操業を開始することになっている。