高等弁務官資金六、三一〇弗交付
読谷村北部地区簡易水道施設費に
数年来から要請されいていた読谷村北部地域の水道問題が愈々解決されることになった。去る十二月十日に高等弁務官に代り民政府経済開発部長ゼイムス・Aロース博士から六、三一○弗の弁務官資金が交付された。
この資金は長浜、瀬名波、渡慶次、儀間の約三千五百人のための飲料水給水施設のためのパイプ、ポンプ及三万ガロン入の貯水タンクの施設費としておくられたものである。
なお当日はロース博士は行政府から与世山官房長、立法院から知花英夫議員が随行して来村、村長、議長、副議長地元の区長村議その他有志が集り交付式が行われた。席上ロース博士は”飲料水に不自由している多くの人のためにブース高等弁務官に代ってその施設費の交付が出来た事を喜ぶ。一日も早く施設を完了して生活水準をあげて明るい楽しい家庭を作ってほしい。しかし交付された額では十分でないと思うので区域住民は勿論村当局も力を合せて立派な水道を完成されることを望む”と挨拶があった。