読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1961年1月発行 読谷村だより / 3頁

軍用地料は農信協へ貯金致しましょう

軍用地料は農信協へ貯金致しましょう

皆さま愈々第二回目の軍用地料が支払われることになっております。今米軍が使っている我々の土地は我々の祖先が子孫の幸福を念願して残された大事な財産であります。このような土地の使用料を最も有意義に使うため、軍用地料はひと先ず我々の農信協へ貯金致しましょう。
農村の青年、婦人の皆さま
 皆様方は日頃将来の生活設計をお考えのことと思いますが、今度の軍用地料はこれを実現させる絶好の機会です。ですからたとえ一仙でも我々の農信協へ集めて我々の生活を豊かにし、且つ会社的地位を高めましょう。
何故皆様方に農信協への貯金をおすすめするかと申しますと
一 農信協へ貯金すればその資金は村内で生産資金に使われて我々の農業経営は合理化され、生産力は一段と増大します。
二 もしその資金が農村外に流れますと、農村の購買力は弱まり、我々の生産物が売りにくくなります。
三 農信協金はだれにも知られずに、しかも預入れ、引出は手軽で時間もかかりませんので非常に便利です。
四 農信協貯金はほかの銀行とちがい利息も高く、且又税金もかかりませんので大変皆さまのお得になります。

収入は目的別に元づ貯金
営農費として3割
生活費として6割
将来のために1割
農協の1.3.6貯金
※グラフは原本参照

営農も生活も一・三・六貯金で計画化
無計画に使っては後が心配だ
目的別に預けておけば 使いすぎる心配はない

利用者アンケート サイト継続のために、利用者のご意見を募集しています。