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1963年1月発行 読谷村だより / 2頁

第六回定例議会閉会 職員給与条例の改正等五議案を可決 監査委員に新垣氏 収入役に古堅氏 全会一致で可決 謹んで新年のお慶びを申し上げます

第六回定例議会閉会 
職員給与条例の改正等五議案を可決

本村議会第六回定例会が去る十二月二十五日に開会された。本議会は村長就任後初議会で開会後審議に先だち村長の就任挨拶が行われた。引続き提出議案の説明、議案に対する質疑応答が行われ第一日目の日程を了えた。第二日目は一般質問が行われ、三日目に全体協議会で研究をなし、十二月二十八日本会議を開き全議案を可決した。
なお閉会後役所職員との懇談会が催され盛会裡に七時ごろ終了した。この議会に村長から提案された事件は次の五議案となっている。
議案第十七号
読谷村給料手当及び旅費の額並びにその支給方法を定める条例の一部改正について
議案代十八号
株式購入について
議案第十九号
一九六三年度読谷村才入才出追加更正予算について
議案第二十号
監査委員選任に関する同意について
議案第二十一号
収入役選任に関する同意について
なお十七号議案の給料支給条例の改正は、自治法改正に伴い区長給料支給額の規定を削り、第六条中の職員期末手当の支給で従来「二十割」を「二十五割」に改正された。第十八号議案は琉球銀行の増資による株式購入で提案どおり二三二株の購入を可決された。次に十九号議案は六三年度の追加更正予算で追加総額が才入才出とも一三、五三二ドルで、予算総額は二○五、三三七ドルに達している。
まず才出面の主なるものは土木費の六八二七ドルでこれは政府補助によって行われる長浜の農道工事と高志保の部落内排水工事費となっています。
次に産業経済費で都屋港の船揚場工事費に三、○○○ドル、二款役所費では区長給料四三五六ドルを更正し十一款の諸支出金に新に計上、職員手当に一三五三ドル、退職給与金五七八ドルが追加されました。その他議会費に六六ドル、消防費に六三ドル、五款の社会労働施設費の負担金に五七ドル(嘉手納交通安全協会四二ドル、水道協会十五ドル)財産費に二三二ドル(琉銀株式購入費)選挙費に七九ドル、十一款の負担金七三七ドルで合計一三、五三二ドルとなっています。
これに対する才入面では、二款の市町村交付税で一一、九三○ドル、五款の政府支出金が七、九四○ドル、寄付金が一、三六七ドル(長浜の農道工事及び高志保の排水工事地元寄付金)繰越金から七、七○四ドルを減じて才入才出のバランスをとってあります。

監査委員に新垣氏 収入役に古堅氏 全会一致で可決
監査委員山城吾助氏の任期満了により、その後任として議会議員の新垣秀吉氏の選任について議会の同意を求めましたところ最適任者として全会一致で同意を可決されました。また欠員中の収入役に前総務課長の古堅宗光氏が全会一致の同意を得それぞれ一月一日から就任致しました。

謹んで新年のお慶びを申し上げます

読谷村役所
村長 池原昌徳
助役 町田宗美
収入役 古堅宗光
建設課長 安田慶文
財政課長 知花正助
書記 知花 稔
同 粟国成也
同 知花幸英
同 新垣喜一
同 仲宗根憲栄
同 比嘉徳栄
同 知花徳盛
同 知花誠輝
同 町田宗信
同 島袋トキ
同 祖堅幸子
同 松田重信
同 冨着永助
同 新崎ユリ子
同 上地勇徳
同 安室松宏
同 新垣生雄
同 渡具知 勇
書記補 島袋オソル
同 当山スエ子
同 知花サダエ
同 山内美代子
同 宮城重治
技手 上地芳雄
同 池原恒徳
同 松田昌彦
同 山内昌治
技手補 照屋寺夫
同 棚原栄福
統計主任 上地正夫
運転手 山内和夫
消防運転手 伊波宗盛
消防士 天久 勲
同 棚原栄春
使 丁 比嘉真栄
同 比嘉憲一
給仕 比嘉シズ

駐在官
福祉主事 宇座富美
公看 平良秀子
同 平良貞夫
獣医官 森根傭夫
農改普及員 比嘉盛栄
生改普及員 宮良国子

読谷村選挙管理委員会
委員長 古堅宗光
委員 知花正助
同 粟国成也
同 新垣喜一
同 池原恒徳
書記 屋宜光正

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