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1963年3月発行 読谷村だより / 1頁

小児マヒ予防の生ワクチン投与

小児マヒ予防の生ワクチン投与 
四月十五日(第二回目)に実施

小児マヒ予防の生ワクチンの第一回目の投与は去る三月十八日に本村役所(村民会館)で行われた。この投与を受ける該当者は生後六ヶ月以上満六才までの乳幼児で今回の該当数二八一○人の内二六六七人)九四、九%)がその投与を受けた。
小児マヒの予防については、これまで注射を行っていたがこの生ワクチンは予防効果が良好で今回始めて投与が行われたのである。生後六ヶ月から二才までの幼児にはシロップ水にセイピクワクチンを入れたもの、二才から六才までの子供には角砂糖にワクチンといったようにとても甘い飲み薬で今までの注射と異り子供さんも大喜び、特に当日は各区長さん始め婦人会の方々の御協力ですべてスムーズに運び好成績を収めて初回の投薬を終わりましたが、なお二回目の投薬を四月十五日に、三回目を、五月十三日に実施しますから該当者はもれなく投薬を受けてもらいたい。小児マヒの病原体は、一型、二型、三型のビールスによって感染するといわれていますが、この一、二、三型までのんではじめて免液になるといわれています。

※「ポリオ(生ワクチン)投与実施状況」は表のため、原本参照。

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