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1963年9月発行 読谷村だより / 2頁

としよりに喜びと希望を 第五回「としよりの日、としよりの福祉週間」

としよりに喜びと希望を 
第五回「としよりの日、としよりの福祉週間」

 老後の生活が明るく、ゆたかなものであることはすべての人々の願いであって、老人の福祉は単に「としより」のためのものばかりでなく、すべての人に共通した問題である。
 このため、老人も若い人も子どもも、みんなこぞって老後の健康と福祉を確保し、これをたかめるために協力し、平和な家庭、明るい社会をつくらなければならない。今年もこの運動を強力に展開し、これを日常の実践にまでひろげて、老後のしあわせを住民全体で打ちたてようとする。との趣旨により九月十五日から九月二十一日までの七日間沖縄社会福祉協議会、琉球政府、沖縄老人クラブ連合会の主唱で各地区社会福祉協議会、各市町村社会福祉協議会がこの運動の実施に当る。
 この運動目標は「明るい老後を」モットーに、みんなこぞって老後の生活設計を考え、国民年金制度、医療保障等の社会保障制度の制定を促進すると共に、現在本土において実施されている老令、福祉年金を沖縄にも適用するよう運動を展開する。
 尚本運動にあたって、特に次の四点を強調する。
一、老人と若い人が家庭、職場、地域社会で話し合い、お互の立場を理解し、尊重し合って融合することに努めよう。
二、社会は老人に適するしごとを開拓し、老人も自分から進んでその能力を発

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