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1963年12月発行 読谷村だより / 3頁

青少年に明るい希望を職業補導訓練終る

青少年に明るい希望を 職業補導訓練終る
 村では十一月二十二日から二十四日の三日間村民会館で、来春中学校卒業予定者のうち、就職を希望する青少年を対象に職業補導の集団訓練を行なった。これは社会人、職業人としての基礎的な一般教養を身につけ就職先職場の認識を深め就職に対する決意を一層高めるのが目的で読谷中校、古堅中校から百二十名が受講した。運営委員には両中校の進路指導主事石嶺伝慶先生と渡久山朝章先生、並びに両校の三年担任者が当り、訓練方法として、
1.団体生活における適応性を高める。
2.積極的で明朗な生活態度の養成。
3.日常生活における基礎的な礼法を身につける。
 三日間の日程表によって職場見学、村政、本土就職者の職場状況、職場開拓、これからの農業、海外移住、郵便物、電話の取扱いについての各関係者の講和、リクレーションと盛沢山の日程を終了した。
 閉講後のアンケートによると食事の時は皆笑顔で美味しくいただき、職場見学へのバスの中では特に楽しく、船内見学が最も印象深い。又講話は有意義で立派なお話しだったが多すぎる感じがし、中には長すぎるのもあった。リクリエーションは気分転換を図る上にもっとも多くおりこんだ方がよい。各部屋毎の毎日の反省会は楽しかったと、かざり気のない意見が見られ、三日間和気相々と皆が仲よく励まし合って明るい笑顔の中に全日程を終えた。

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