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1964年3月発行 読谷村だより / 4頁

春の交通安全運動

春の交通安全運動
 新道交法が去る三月三日から施行され、これが実施と相俟って春の交通安全運動が三月三日から七日までの五日間全琉一斉に実施された。
 嘉手納地区警察署並に嘉手納地区交通安全協会でも読谷村、嘉手納村、各学校事業所、P・T・Aの協讃を得てこの運動を推進実施した。この運動は全住民に道路交通法の趣旨、及び内容を周知させ交通道徳の高揚を図って、新法による交通秩序を確立し、よりよき環境の実施を期せんとするものである。
 各種車輌の保有台数が年々増加の一途を辿り、交通事故は後を絶たない。毎日の新聞誌上でも御存じの様に運転者や歩行者の一寸の不注意が、一瞬の中に尊い人命を失うとか、重軽傷を負うという実に目を覆う惨事が頻発している。
 警察統計によると六三年度の交通事故の発生は戦後最高とまでいわれ、発生件数実に四・○○四件で死亡七○名、負傷一・三九八名となっている。これを嘉手納署管内でながめると六二年度の発生一一九件死亡三名負傷六八名に対し、六三年度は発生一一九件、死亡二名、負傷四七名と死傷者は若干減少はしているが今年度は更に、みんなが本運動と協力し、交通事故防止に万全を期し度い。

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