第五回議会定例会終る
新年度予算二一二、八二四弗
村水道事業特別会計予算六一、四八五弗を可決
全会一致で主席公選の実現を要請決議
一九六四年本村第五回議会定例会は去る六月十一日 開会、二十日間の日程をもって三十日に会期を閉じた。本議会に村長から提案された議案は十六件、各団体から提出された陳情四件、決議一件が審議可決された。
新年度予算は例年に類のない最高の予算額で前年度に比べて実に四三、九○六弗の増で才入では市町村交付税二万一千弗、繰越金一万弗、雑収入七千弗が前年度より主な増になっている。才出では予算総括表や村長施政方針にみられるように役所費の増職員の待遇改善、道路橋梁、下水道整備に要する土木費、今回の農業振興計画の樹立に基いて産業振興計画の樹立に基いて産業経済費の増が主である。又新年度から水道条例を制定し、特別会計を設けて全村給水の水道事業が計画されております。
予算は行政の設計書であり、すべて村民全体の福祉につながるもので村政の基本方針、即ち(1)産業の振興(2)教育文化の向上、(3)健全財政の確立を目標に施政の重点に応じ編成されて議会に提案される。議会では村民の信託をうけてその任にある議員が、長い日程村民の世論を徴して、村民福祉の向上に最上の効果があがるように、あらゆる角度から審議調査して一年の予算を決議する。従って内容においては修正箇所もあったが、この決議された予算によって、村長は一年間業務の執行方針に則って予算の執行に当たる訳ですが、皆さんは住民の地位に於て、権利、義務を果し、常に村政を批判し、平和に富み文化の香り豊かに生成発展する理想郷を築く為に積極的な協力をお願いしたい。
※「1965年度予算才入総括表」は表のため、原本参照。
※「才出総括表」は表のため、原本参照。