読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1964年11月発行 読谷村だより / 3頁

意義ある大会を

意義ある大会を 
村体協会長 野村 正弘
さわやかな秋風の下、ここに第十七回読谷村陸上競技大会を開催するに当たり、御挨拶を申し上ます。
私達の先輩は戦後の廃墟の中でいちはやく体育協会を設立してスポーツを村民の心のより所として与えてくれました。爾来本体協は村の発展と共に発展し、地区大会においても毎年輝かしい成績をあげており、国民体育大会や九州各県陸上競技会へ沖縄代表としての選手も出しております。ここまで発展してきたのも村民の御協力の賜物だと感謝申し上げます。
本来はアジ ヤで初めてオリンピックが祖国の首都東京で開催される意義深い年であります。
オリンピックの創設者クーベルタン男爵はオリンピックは参加することに意義があるといいすべてに努力することが最も大切だといっています。
本日の大会に参加している選手諸君は今まで努力していこられたと思いますので遺憾なくその技を発揮してもらいオリンピック精神を伸して正々堂々とたたかい最も意義ある大会になるよう選手諸君の奮斗を祝念してあいさつといたします。
                                十一月十一日

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