読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1965年8月発行 読谷村だより / 1頁

六六年度歳入歳出予算決る 総額二四四、八一六弗

六六年度才入才出予算決る 総額二四四、八一六弗
 六六年度本村予算は総額二四万千八百拾六ドルで中部市町村のうち五番目に大きい財政規模である。今年の予算の特徴は村道のタール舗装の施工、換金作物の普及、給水施設の施工、役所内部の事務改善合理化、ちり捨場の整理、保育所の開設等となっている。産業経済費の予算は三万四千七百四拾五ドルで馬鈴薯、マシュルーム、お茶、果樹等の換金作物の普及に努める土木費は四万三千六拾壱ドルで年次計画による村道のタール舗装を行なう。
社会及労働施設費の予算は三万九千三百拾九ドルで現代社会の文化施設の一環として保育所を開設し新しい世代を担う児童の教育の場として、円滑な運営を期したい。
役所費、七万二千七百二拾九ドルで特に今年は役所内部においては村行政の効率を上げる住民福祉の増進をはかるための事務改善合理化を進める。
保健衛生費九千三百九拾九ドルで村から蚊や蠅をいなくするため、煙ム消毒、薬済散布、ちり捨場の整理、年次計画によるフィラリヤ、腸内回虫駆除の事業が例年の二倍の予算で早急に村全体が完了するようにした。
以上重点的に申し上げましたが、村長は一年間の業務の執行方針に則って予算の執行に当る訳ですが、皆さんは住民の、権利、義務を果し常に村政を批判し、平和に富み文化の香り豊かに生成発展する理想郷を築くために積極的な協力を願います。

※「1966年度予算才入総括表」「才出総括表」は表のため、原本参照。

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