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1965年8月発行 読谷村だより / 2頁

濃密指導指定部落 家庭菜園で土地高度利用

濃密指導指定部落 家庭菜園で土地高度利用
 生活改善を効率的に普及するため今までのグループやクラブ指導から一般への普及効果を能率的にするために一九六三年度から生活改善にあたっては濃密指導部落を指定して、その部落全体の改善向上をめざして濃密的指導に乗りだしているのであります。全琉で十四部落がその対象となって指導されているが嘉手納支所では読谷村座喜味部落を対象に津嘉山、知花両普及員の指導のもとに昨年より進められている。まず今年は一班を対象に屋敷内の空地高度利用と、夏に不足がちなビタミンAやCを補給するため、主婦でもたやすく出来る野菜づくりと言うことで、家庭菜園から始め、どの家庭をのぞいても、大なり、小なり差はありますが、ピーマン、ネリ、ウンチェー等の緑黄野菜がみごとみのり、キロ五十六仙から三十五仙もするピーマンが毎日の食卓をにぎわしているそうだちようど係が公民館をたずねると、自家生産物の料理講習会があり、ピーマン、ネリ、苦瓜、ナス、八重山カズラ、カボチャ、キューリ、ニラでつくられた料理が準備され、係も試食をしたが最初は「ウンチェーなんて」とバカにしていたがあまりの味覚に感心するとともに農村台所のちょっとした革命だと思った。

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