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1965年10月発行 読谷村だより / 4頁

雄種豚導入について

雄種豚導入について
 一九六四年農業振興計画を立てた、その主軸は豚の主産地形成である。過去においても養豚振興に対しては積極的施策を講じ、その振興を進めて来た。その実績は量、質ともに全琉でも優位である。しかし過去の幾多の施策の中で最も肝要な種雄豚対策を講じなかつたことは畜産振興の盲点として、反省しなければならい。これは本村が豚の主産地形成という目標に前進するための反省であり、現在の品種が他市町村より劣るという意味ではなく、さらに目標達成のための品種の維持更新および導入を意味することを附記したい。  従って種雄豚の現状を吟味し、これからの品種改良に拍車をかけ、初期の目標を完遂したい。
種雄豚の現状(六五年七月現)
品種
ランドレース一三頭、チエスターホワイト八頭で、この二品種はともに優良種で推奨されている品種である
 特にランドレースが一躍普及したことは喜しいことである。検査豚中、四才豚四頭、三才豚六頭で、品種の維持という立場から殆どの種豚が有効使用年限に達していること。また種付回数が年間九〇~一二〇回程度を限度とするが、二五〇回を上まわる現状である。また近親交配の廃除ということからも計画的な更新と、種雄豚の絶対数を確保して、品種の維持をはからねばならない。
頭数と使用年限
 現状の種雄豚の頭数は候補豚を含めて二一頭で、その中、実際使用しているのは一五頭にすぎない。理想的種付母豚比は一対五〇とする一五頭の種雄豚に対して母豚は七五〇頭となるが実際の繁殖豚は一二〇〇頭にして、四五〇頭も過労種付をしていることになる、またよい種豚は種付希望者が殺到して、一日に二~三回も使い、限度をこえて無理している現状である。
 六三年にランドレースが米国から高値で導入され、その隘路から使用期間が三年になるものもあり、施策を講じてその更新を考えねばならない。
地域的問題
 母豚は村名字に飼育されているが、種雄豚の飼育は地域差があり、一頭もない部落、またチエスターはいるがランドレースはいない部落、あるいは絶対数が足りない部落などあるので地域差の是正を考える必要がある。
種雄豚の維持更新および導入計画
 繁殖母豚と種雄豚
 豚の主産地形成における飼育目標は一、五〇〇〇頭である。その目標達成のためには、母豚一六〇〇頭を必要とし、特に本村は子豚の産地にしたいと思うので一六〇〇頭を上まわる母豚を必要とする。母豚と種雄豚の対比を五〇対一で進めると次表の種雄豚が常時必要であり、これを維持更新するためには毎年一〇頭を導入して、候補豚を確保しなければならない。特に近親交配をさけるためにも毎年一〇頭の導入、更新が必要である。
品種の選択
 品種はチエスターホワイト、ランドレース、大ヨークシヤーの三品種を優良品種として選定したい。品種の選択は現時点で前記の三品種とする。優良種の導入については、品種淘汰とともに積極的にその策を講ずる。
 品種の維持更新および導入計画(資金計画含む)
毎年度次表のとおり更新および導入をはかる。
※「品種の維持更新および導入計画」は表のため、原本参照。
 左記のとおり導入をはかり購入額の七〇パーセントは飼育者負担、三〇パーセントは村補助で事業を進める。
六六年度の導入計画
一、種雄豚ランドレース五頭大ヨークシヤー五頭を導入する。
二、一頭(三〇㎏程度)
  一〇〇ドルを見積り、三〇パーセント補助で三〇〇ドルを予算計上する。
三、購入に際しては村長の指示を受け、村長の許可する豚でなければならない。
四、事業実施にあたつては地域差是正につとめる。

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