全琉家の光大会終る 玉城守君最優秀賞
琉球農業協同組合主催、全琉家の光大会が一月七日沖繩配電ホールに於て行なわれた。 大会は農連会長新垣孝亀のあいさつに続き、外内指導部長から家の光の現状報告があり家の光は創刊四十一年になり現在一六二万五千部と云う雑誌界にまでにみる部数で全国平均農家三戸一冊の割で普及しており沖繩では一九五二年十月号三千部から今日では一万部突破して居り、只単に読まれると云う事ではなく、農家個々の発展のため役立、農家の良き相談相手として果たす役割は大きく、本日の大会を機にますます、これが普及され活用される事を望むと報告があり、引き続き各農協代表の記事活用発表が行なわれ、読谷農協の読谷中学校二年の玉城守君の「我が家の参考書家の光」と題し 父と兄と自分で農業の計画をし、耕地を充分利用して反収を引き上げている事を発表し感銘を与えた慎重な審査の結果玉城守君が最優秀で栄冠をかち得た事は村民とともに喜びにたえません。
我が家の参考書家の光
読谷中二年 玉城守
まず始めに我家の家族構成を説明致しますと、家族は七三才の祖父に父母と四人兄弟の七人家族です。
祖父は七三才とは思えないほど元気で毎日朝から夕方まで、畑仕事に精出し、おけげで野菜は豊富であり、又畑の草取りも祖父の受持です。
それに毎年の村の産業共進会や部落の共進会にいろいろな作物を出品して、いつも入賞して、たくさんの御ほうびをいただき家には祖父の賞状が、いちだんと家を明るくし、又祖父の自慢話しの種として、いつもほくほく顔です。
兄は父のあとを、つぐのだと希望をいだいて、中部農林高等学校で勉学中です妹に弟は小学校に通学しています。
父は、もともと農業が好で土と共に生きてきました私の家では農耕地約三〇〇アール、坪にして九千坪の畑を耕作しています。
朝早くから陽がくれるまで働く父の姿を見るときにはなんともいえない気持ちがこみあがつて来ます。
又母は家事、弟妹の面倒それに家畜の飼育など毎日忙しく働いております。
私の家では平均三十頭以上の豚を養つております。そのうち、七頭の母豚を養つておりますので母の忙しさには頭の下る思いがするほどです。
こうした、きつい労働の明けくれに、なぐさめを、あたえてくれたのが”家の光”です。
私の家では”家の光”を愛読してから十年になりますが、いつも家の光が配ばられるのが待ちどうしくて楽しみです。
始めの頃は”家の光”が配ばられると、まず始めにぼくは スポーツが好きですので、プロ野球や大相撲スポーツマンガを先にめくつて見たものです。又母はやつぱり台所をあずかるだけあつて、家庭料理のページを読んで大根のつけもの人参ジャムなどを作つて、家族を喜ばせてくれます。最近婦人部では肥料袋を更正してエプロンを作くつて喜んでいます。 兄もぼくも小学校時代とはちがつて、年を重ねるにつれて、養豚や農業が好になり、勉強のかたわら母と一緒に豚のえさをやつたり、又日曜日などは兄弟そろつて畑仕事を手伝ますので農業関係の記事があれば家族で夕食後のひとときを父を中心に家族会議をもつこともたびたびです。
私たちが”家の光”の昭和三十七年三月号の一八六ページにある「飼料作物の作付と利用計画」からヒントをえて父と兄と僕の三人で「農耕地年間計画表」を作成してタバコ、いも、キビ、バレイシヨ、などの作付計画も耕うん機や小型トラツクター、チヨパーを使つてのことですので計画表をおつてスムーズに行くことが出来ます。
今後ますます”家の光”をよき心の友として我家の参考書として希望のある農業をきずいていきたいと思います。