〔109号1ページの続き〕
ンは過去の実績九、八トンがあるので可能である。又春植の六トンもむつかしくないと考えるが、株出の場合は今のように第三次株以上が二九%もあるようではむつかしいと考える。作付面積の構成、反当生産量、株出の株出回数、などから考えて、夏植を増やし、今期の収穫期になると農家各位古株更新に御検討を申し上げます。
二、耕種基準栽培を守りましよう。
耕種基準栽培を守るといつても土地のことを考えることを欠いてはいけないことは申すまでもありません。土地のことを考えながら耕種基準を守るということは生産増大の大きい因となることと考えます。本村で全般的に改善してもらいたいことは、
一、植付がおくれがちであるので八月中に植えるようにしてもらいたい。
二、基肥に堆きゆ肥と配合肥料を施してもらいたい。堆廐肥がないときには是非金肥だけでも施すことをわすれないように努めてもらいたい。
三、第一回芽出肥料が植付後十五日内外でありますがこれがおそいようであります。芽出肥料は大切な役目を果しますので早めに施すようすすめます。
四、自家苗圃を設置し、品種の維持をはかろう。
村から毎年自家苗圃用苗として、農家に配付していますが一般蔗園に植えられて、自家苗圃を設置してない農家がいらつしやいますので是非自家苗圃を設置してもらいたい。村から配付される苗は少ないとおつしやる方もいらつしやいなすが自家苗圃設置用としては充分に足る計画になつています。
五、共同防除に一致団結しその効果を上げよう。カンシヤコパネナガカメムシ(ガイダー)野その共同防除を毎年実施していますが今年も約二、二五〇ドルの農薬を準備しています。共同防除の目的は皆んな御存じのことと思いますが、篤農家や個人が一生懸命やつても一部の人がやらなかつたら、病害虫を防ぐことは出来ません。ねずみも、ガイダーも自由にとびまわつていますので、これを防ぐには皆んな力を合せて共同体制をとる以外にないと考えます。今後強力に共同防除事業を進めますので尚一層の御協力をお願い申し上げます。
いろいろと申し上げましたが今度の運動がたんなるかけ声運動に終らず農家各位が充分に検討して、甘蔗の増産に頑張つてもらいたいことを重ねてお願いする次第であります。