読谷村老人会連合会会長 当山 真志
「初日の出 拝みて祈る おらが幸」
新玉の年を迎えるに当り皆様の御健康・御幸福・村の発展・世界平和を御祈り申し上げます。
さて老人クラブ連合会長の立場から、皆様に感謝申し上げると共に、老人福祉問題を取り上げて御挨拶にかえさせて戴き度いと思います。
吾が村では村御当局や議員の方々が老人福祉に関心を持たれ老人のために、老人クラブ結成以前から敬老見舞金を出して下され、村民皆様に御世話になつています。これは全琉市村の中で一番始めだつたと思います。引き続き老人クラブ結成に努力され、全部落の結成から村連合会の結成へと進めて戴き、運営費や補助金も殆んど吾々の要望通り出して下され、全クラブ員が村民各位に対し、感謝の気持で毎日を送つている次第で御座います。こうして村の全クラブが沖老連にも加入し、一致団結して老人福祉法の制定や、老令福祉年金法の制定運動にも当りました。政府、立法院も始めは国民年金法としてまとめて制定の予定であられましたので、醵金制度による国民年金制度と一緒では審議に暇取り三~四年もかかるから醵金制度でない老令福祉年金制度は引き離して立法して下さいと御願いした結果、単独に福祉年金暫定措置法を制定して戴きました。
その資金は本土政府が出すと言うことを明言されていますので、本年七月以降支給されるものと楽観しています。福祉年金は今の所七十才以上の方に一ヶ月三弗六十仙程度で少ないですが、本土では一ヶ月十弗程度に引き上げる運動が猛烈に行われていますので、だんだん改善されることと思います。
「互いに肝合ちクラブ
もりたてて
望み事かなて
百命伸びゆさ」
お陰様で経済生活が安定しつつありますので、みんなが百命の伸びることと感謝し、喜びあつています。そして更に精神の安定により物心両面から真の老人福祉生活を続けようと、老人クラブ活動に意を配つています。即ち、
(イ)常に希望に燃え明朗な期待を持続する。
(ロ)健康保持、健康増進法を実行する。
(ハ)研修に努め時代に遅れぬ様にする。
(二)老人に適した仕事をなし役立つ様にする等と、気がかりのない行動をなすべく互に励 まし合い、
「春毎に木々の若返る
ごとに
互に若々と百余までも」
等と歌つて、若い気持で体の健康にも努め、福祉生活を続けて御芳情に沿うようにし度いと張り切つて居ります。
茲に謹んで 衷心より厚く感謝の意を表し、皆様の御健康御幸福を御祈りして年頭の御挨拶と致します。
「去年よりも今年と進む
世の様を
おくれじと見る
感謝とともに。」