教育委員長 知花 義雄
明けまして御目出度うございます。
旧年中は本村教育振興のため各位の多大なる御協力を戴きまして誠に有難うございました。
昨年は、地方教育区に於ける教育税の不均衡を是正するため税制を一本化し教育費を村民税の中に包含せしめる様になりまして教育税の制度が廃止になつたので有ります。御承知の様に教育は次代の善良なる国民を育てる重大な使命を帯びて居りまして漢大な経費を必要とするので有ります。御参考までに一九六六学年度本村教育予算の概況を申しますと、総額四十二万九千九百弗でその内村教育負担金が七万五千三百弗となつて居りますが、この七万五千三百弗の内交附金が約六万二千九百弗政府から交附されますので教育費の村税に賦課される額は約一万二千四百弗になる訳であります。
このような漢大な経費によつて本村の教育は運営されて居りますが、この経費は諸要因により毎年増加の一途をたどることでありましよう。
尚、当教育委員会といたしまして一九六六学年度に実施した教育施設の状況を説明いたしますと、渡慶次小学校、読谷中学校、喜名小学校の完全給食の実施と読谷小学校の創立八十五周年記念事業として図書館の建築、渡慶次幼稚園の園舎建築、喜名小学校の運動場拡張工事等が主な事業となつて居りますが、更に一九六七学年度は古堅中学校、古堅小学校、読谷小学校の三校揃つて完全給食を実施したいと計画中でありますので今年度もよろしく各位の御協力を御願いいたしたいと思います。
尚本村の教育を振興するためには各学校の施設、設備の充実を計ると共に村内教育環境の整備強化を計らねばならないと思いますがそのために社会教育の充実した運営が要求されるのであります。幸にして本村に於ては各字とも公民館活動が他村にくらべ優れて居りまして、この点、誠に心強く思つて居りますが、これを更に効率的に運営して行くためには是非中央公民館を建設し、これを中心とした社会教育の円滑なる運営が望ましいと思いますので各位の真執なる御検討を御願いいたします。
今年は未年で羊は平和を象徴するにふさわしい動物でありまして、皆様と共にアジアの平和を祈り本村の発展を祈念いたしまして年頭の御挨拶といたします。
昭和四十二年一月一日