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1968年4月発行 読谷村だより / 2頁

普及員便り 株出しの栽培はこうして

普及員便り 株出しの栽培はこうして 
普及員 田場 典明
一、収穫の方法
 株出をする畑のきびは深切りすると芽の出るのが悪くなります。また浅く切ると芽が上の方から出て生育が悪くなり、台風の場合はすぐ折れてしまいますから高培土している畑ですと地ぎれから一寸五分ぐらい下のところから刈り取ります。
二、根切り、施肥の方法
(イ)枯葉を畦に集めて、石灰チッソを十アール当り一袋半をまいて、根を切りながら枯葉をすき込みます。石灰チッソをまいた枯葉は四、五日ぐらいで立派な堆肥になります。また、根切りをすると切り口から新しい根が沢山出て、肥料をよく吸収しますので生育がよく増収します。根切り作業は収穫後十日以内がよいのですが労力不足で全畦根切りできない場合は、一畦おきに枯葉を敷いてマルチンブをするのも効果があります
(ロ)根切りがすみましたら、その日の中で基肥を切溝に施して必ず土でおおいます
三、稚茎(グーラー)の刈り取り
 外の芽よりもいちじるしく伸びたグーラー(茎ができはじめているもの)は根本から刈取りますと、新しい芽が二~三本できますので分ケツが多くなって増収することになります。
四、補 植をしましよう。
 欠株のあるところは、分ケツで分けて掘り取り、その半分の株で補植をします
五、施肥の時期
 基肥は根切り、株切りと同時に施します。
第一回追肥は根切り、株切り後一ヶ月目に施します。第二回追肥は六月末までに最終培土と同時に施します
六、根切り、株切りの効果
 試験場での試験結果では根切り、株切りを行なったところは収量において約三〇~五〇%の増収になっています。
※表は原本参照。
七、施肥量(十アール当り)
※表は原本参照。
以上のとおりの施肥基準であるが基肥に堆肥を入れない場合は金肥を二〇~二五%増に施す。

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