読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1968年7月発行 読谷村だより / 1頁

1969年度 施政方針 

 (※続き)

 行政とくらし
 行政は、わたしたちくらしと深いつながりをもっています。衣、食、住は勿論、産業をおこし、教育、文化の向上、社会福祉の事業など、すべて政治であり行政と直結しています。郷土の文化遺産を大切に守り育て、近代社会の機能を高め、社会開発に目を向けて将来のビジョンを立てることも、私たちのくらしにつながっていきます。
 米軍や外人によって、直接私たちの生活に被害を及ぼし、或いは住民の意志に反する問題があるならば、これを是正するようにいたします。
 行政水準を高め、正しい行政をのぞむなら、住民に「知らしめる」ことであり苦情や意見を聞くことによって行政の欠陥、立ちおくれ、不合理な点を改めたり新しい知恵も求められましよう。住民の政治意識を高め、批判と協力があってこそ、明日の私たちのくらしは向上するものと思います
 本年度も、その計画を立て、実践するつもりであります。また、わが沖繩も近く国民年金制度が実施され医療保険も拡大される予定にして、この増大する事務量に備え、更に行政事務の強化と適正化を図るために「住民課」の新設を計画しています。
 市町村長は、その地域の公共団体等の活動に対し、綜合調整の責任をもっています。
 また、村内の各種民主団体の活動も見てやるべきだと思います。これらの団体活動や、村行政に関するいろいろの文化活動を行なうには、その施設が必要につき、本年度は村民会館を新設して村民及び関係団体の要請に応えたいと思います私はすぐれた技能、豊かな人間性を培う人づくり、郷土を愛し、民主的で社会に奉仕する人づくり、世界の平和と秩序ある社会を建設する人づくりをすすめます
 教育を振興する上で、最も重要な者は、整った教育の場を与えてやることと一般社会の教育に対する認識を昴めることだと思います。かかる方針に基づいて本年度は、一二七、三七五ドルの教育費負担金を交付して、逐次教育の基本施設を整えると共に、適切な行政措置を施して教育の振興を図りたいと思います。
 昨年から準備してきました村道の漬地補償については、本年度と来年度の二ヶ年計画で実施いたします。その他、財産の強化、老人の福祉増進、役所事務の合理化を図り、早く、正しく、出来ばえよく、ガラス張りの行政を施して、豊かで、明るい村づくりのために、精いっぱい働く覚悟でございます。
 以上、新しい年度における重要施策について述べましたが、更に詳しいことは議案におりこんでありますから、とくと御審議の上、村政全般について建設的な御批判と、御協力を要請し本村の飛躍的発展を祈念して、施政方針を終ります。 

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